ASD息子と母子2人暮らし「学費は貯められる...?」わが家の家計の見通しが立つようになった意外なきっかけとは?

ライター:LITALICOライフ
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障害のあるお子さまをひとりで育てるご家庭においては、「将来、子どもが望む進路に進ませてあげたいけど経済的に不安」というお声も多いようです。LITALICOライフの無料で参加できる勉強会「ひとり親のための自分らしいライフプラン」では、発達障害のある子を育てる「ひとり親」への支援制度や進路選びなどについて解説しています。

わが子のやりたいことを応援したいけれど…

LITALICOライフの勉強会について、ある中学2年生のお子さまを育てるお母さまの体験ストーリー仕立てでご紹介します。

息子は中学2年生。5歳のときにASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けており、小学校〜現在までは通常学級に在籍しながら通級指導教室に通っています。

息子が小学3年生の時に離婚し、現在は母子2人暮らし。日々の家事は近所に住む実母のサポートを受けながら、パートをかけもちして家計を支えています。

興味のあることにトコトンのめり込むタイプの息子は、最近学校のプログラミング部に入り、ゲームを作ることにハマっているようです。

そんなある日、「将来はゲーム制作を学べる専門学校に行きたい。」と話しがありました。
「そのために家でもゲームを作りたい」という本人の希望でパソコンの購入を検討することになりましたが、いざ調べてみると本人が希望するスペックのパソコンは価格が高いものが多く、なかなか痛い出費です。

できれば息子のやりたいことは経済的な理由で諦めさせたくありませんが、目先の生活費や教育費で支出がかさんでおり、貯蓄はおろか何とか日々都合をつけながら家計をまわしている状態です。

そんな日々の中でふと、
「あれ、このままで学費は貯められるんだっけ?」と不安に襲われ……。
目先の生活費や教育費で支出がかさんでおり、学費が貯められるか不安にかられるお母さん
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どうすればいいのだろうとネットであれこれ情報を集めていたある日、「ひとり親のための自分らしいライフプラン」という勉強会を目にしました。ひとり親家庭が受けられる経済的な支援制度や自分らしいライフプランについて整理する勉強会らしく、ちょうど興味がある内容です。

無料で、オンラインで気軽に参加できるようだったので、実際にLITALICOライフの勉強会「ひとり親のための自分らしいライフプラン」に参加することにしました。

ひとり親家庭が受けられる支援や今準備すべきことが分かる!

勉強会ではまず、今から受けられるサポートや経済的な支援制度について解説がありました。
子どもに障害のある家庭が対象の「特別児童扶養手当」や、ひとり親世帯が対象の「児童扶養手当」「ひとり親家庭等医療費助成制度」だけでなく、ひとり親のキャリアを後押ししてくれる「自立支援教育訓練給付金」といった支援もあるのは驚きでした。

ほかにも、障害のある子が自分らしく学ぶための「中学・高校の進路の選択肢」や、それにかかる学費と同時に利用できる支援制度ついて、ひとり親の働き方の違いによる生涯年収など具体例を交えながら分かりやすく解説してくれました。

働き方を「今の損得」で考えず、生涯年収という中長期的な考え方で自分自身のライフプランを見つめ直すことが重要だと、改めて気づくことができました。
中長期的な考え方で自分自身のライフプランを見つめ直しているお母さん
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息子の場合、好きなこと・得意なことを伸ばせる学校環境が合っていそうなので、高校卒業後の進路選択が重要になりそうです。
まずは息子が希望する専門学校の見学に行くなど、少しずつ情報を得るところから始めたいと思います。

障害のある子を育てる「ひとり親家庭への支援」に特化して分かる!

LITALICOライフの保護者さま向け勉強会「ひとり親のための自分らしいライフプラン」は、障害のあるお子さまをひとりで育てる保護者さまの、経済的な支援制度や福祉サービス、進学先選びなど具体的な選択肢を知ることのできる勉強会です。
チャットで気になることを専門家に直接質問できたり、勉強会の参加者は無料の個別面談を受けることもでき、お子さま一人ひとりにあった情報を手に入れることができます。

【こんな情報が分かる!】
・ひとり親家庭の進路選びと支援制度
・老後まで見通した自分らしい働き方の選択
・自分らしいライフプランの設計

勉強会「ひとり親のための自分らしいライフプラン」
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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