「世の中には自分のこだわりが通じないこともあるんだ」と学んでいくために
ただし、日常生活を送っていると、どうしても通すことのできないこだわりがあります。
例えば、ピンクの服しか着ないというこだわりがあるとします。本人だけならまだしも次第に家族にもそれを強要するようになりました。けれども家族全員、毎日ピンクの服を着るわけには行きません。
走行している車のナンバープレートを触るこだわり。
ベビーカーに乗っている赤ちゃんの鼻を触るこだわり。
そんなこだわりは認められませんし、止めさせるしかありません。
そうしているうちに「世の中には自分のこだわりが通じないこともあるんだ」と本人なりに学んでいくのだと思います。
ということは、応じられるこだわりはできるだけ応じてやる、そうすれば本人も「受け入れてもらえるものもあるんだから、そうではないものは我慢するしかない、仕方がない」と折り合いを付けられるように成長するのではないでしょうか。
そんな風に私は思います。
例えば、ピンクの服しか着ないというこだわりがあるとします。本人だけならまだしも次第に家族にもそれを強要するようになりました。けれども家族全員、毎日ピンクの服を着るわけには行きません。
走行している車のナンバープレートを触るこだわり。
ベビーカーに乗っている赤ちゃんの鼻を触るこだわり。
そんなこだわりは認められませんし、止めさせるしかありません。
そうしているうちに「世の中には自分のこだわりが通じないこともあるんだ」と本人なりに学んでいくのだと思います。
ということは、応じられるこだわりはできるだけ応じてやる、そうすれば本人も「受け入れてもらえるものもあるんだから、そうではないものは我慢するしかない、仕方がない」と折り合いを付けられるように成長するのではないでしょうか。
そんな風に私は思います。
執筆/立石美津子
(監修:鈴木先生より)
こだわりボックスが満タンになるのは、「こだわり保存の法則」が自閉スペクトラム症の方にはあるからです。一つのこだわりが無くなるとほかのこだわりが出てきます。他人に迷惑をかけないこだわりならいいですが、電車内で席を移動させるなど人に迷惑のかかるこだわりは徐々に変えていく必要があります。もしほかの席に座れたなら思いっきり褒めてあげてください。一般の人には普通なことでも、本人は努力したのですから。
(監修:鈴木先生より)
こだわりボックスが満タンになるのは、「こだわり保存の法則」が自閉スペクトラム症の方にはあるからです。一つのこだわりが無くなるとほかのこだわりが出てきます。他人に迷惑をかけないこだわりならいいですが、電車内で席を移動させるなど人に迷惑のかかるこだわりは徐々に変えていく必要があります。もしほかの席に座れたなら思いっきり褒めてあげてください。一般の人には普通なことでも、本人は努力したのですから。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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