「再実習は面倒だから」立ちはだかった支援の壁
教授の補講で得た安堵
教授に、担当教員から再実習をしてもらえないことを伝えました。すると教授は「分かった、私がやろう」と、再実習を快く引き受けてくださいました。後日、教授から補講を受けて無事に実習を終えることができた時、やっと受けられたと心底ほっとしました。今でも再実習をしてくださった教授に感謝しています。このようなことがあってから、支援の受け手である僕自身も、おかしいと思った時にはきちんと確認し、相談する勇気が必要なのだということを痛感しました。
個人に頼った不安定な支援ではなく「仕組み」作りを
合理的配慮を得たおかげで、僕は今も学び続けることができています。特に「診断書の添付免除」は、慢性的な体調不良を抱える僕にとって本当に大きな支えです。僕と同じように見えない困難を抱えながら学ぼう、働こうとしている人たちには、個人に頼った不安定な支援じゃなくて、誰もが安心して学べる「仕組み」ができればなと思います。
イラスト/志士ノまる
エピソード参考/ゆーき
(監修:鈴木先生より)
本来であれば、ASDということを大学に告知して理解した上で学生生活を送ることができればいいのですが、ASDへの理解が乏しい現実もあります。担当教諭に理解の差があるのも事実です。今回は教授の理解があったからよかったのですが、薬学部全体での理解が必要です。そのためにはこのようなことを学内全体で共有していかなければなりません。ASDだけでなくADHDなどもある場合は提出物を忘れたり、講義の時間を間違えて出席日数が足りなくなったり……などなどが続き、留年を繰り返してしまう場合もあります。ADHDは治療によって改善させることも可能ですが、ASDは困難な場合も多いです。ASDのグラデーションが濃いとさまざまな問題が起きるため注意と工夫が必要です。
エピソード参考/ゆーき
(監修:鈴木先生より)
本来であれば、ASDということを大学に告知して理解した上で学生生活を送ることができればいいのですが、ASDへの理解が乏しい現実もあります。担当教諭に理解の差があるのも事実です。今回は教授の理解があったからよかったのですが、薬学部全体での理解が必要です。そのためにはこのようなことを学内全体で共有していかなければなりません。ASDだけでなくADHDなどもある場合は提出物を忘れたり、講義の時間を間違えて出席日数が足りなくなったり……などなどが続き、留年を繰り返してしまう場合もあります。ADHDは治療によって改善させることも可能ですが、ASDは困難な場合も多いです。ASDのグラデーションが濃いとさまざまな問題が起きるため注意と工夫が必要です。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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