発達ナビユーザーへおすすめの自著1冊『発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全』(本田秀夫/著)
「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」(文部科学省)によると、小・中学校における不登校児童生徒数は353,970人、12年連続増加し過去最多となりました。実際に発達ナビ利用者の皆さんへのアンケートでも、お子さんの行き渋りや不登校について多くの声が寄せられています。
本書は2025年6月に発売された、発達特性のあるお子さんの不登校に焦点を当てた1冊です。「子どもの悩みを聞くときのポイントは?」「休ませている間、家庭でどう対応したらいい?」といった保護者の方のよくあるお悩みや、「授業や集団活動になじめない」「いちいち叱られるのがつらい」といったお子さんのよくあるお悩みをもとに、さまざまな考え方や対応のヒントがフクチマミさんのイラストやマンガとともに紹介されています。巻末特典としてWebサイトから「親から教師に 子どもの悩みが相談しやすくなるシェアシート」をダウンロードすることができるので、書籍とあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
本書は2025年6月に発売された、発達特性のあるお子さんの不登校に焦点を当てた1冊です。「子どもの悩みを聞くときのポイントは?」「休ませている間、家庭でどう対応したらいい?」といった保護者の方のよくあるお悩みや、「授業や集団活動になじめない」「いちいち叱られるのがつらい」といったお子さんのよくあるお悩みをもとに、さまざまな考え方や対応のヒントがフクチマミさんのイラストやマンガとともに紹介されています。巻末特典としてWebサイトから「親から教師に 子どもの悩みが相談しやすくなるシェアシート」をダウンロードすることができるので、書籍とあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
本田秀夫先から読者の皆さんへのひとこと
発達障害の子どもたちやいわゆる「グレーゾーン」の子どもたちでは、独特な理由で学校に行くのがつらくなってしまうことがよく経験されます。そのような子どもをたくさん診療している筆者が、発達障害や「グレーゾーン」の子どもの不登校に焦点を当てて、要因や対策の考え方について整理しました。不登校になってしまった子どもさんの家族だけでなく、わが子が不登校になるかもしれないと心配されている家族にも読んでいただきたい本です。
発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全
発行元:バトン社、発売元:フォレスト出版
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まとめ
本田秀夫先生に選んでいただいた3冊からは、お子さんの特性を理解し、一人ひとりに合ったサポートをすることの大切さが伝わってきます。各書では、解説にとどまらず多くの事例が紹介されているため、保護者の方や支援者の方にとって大切な気づきとなるのではないでしょうか。
【精神科医・本田秀夫】「学校を休むなら家で勉強しなさい」はNG?私が考える不登校中の基本対応
【精神科医・本田秀夫】発達障害のある子が不登校になる原因は「学校側」にあることが多い?
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心豊かな生活を送るための土台づくり。発達が気になる子どもの保護者へ伝えたいこと【幼少期編】――相模女子大学教授・日戸由刈先生から
心豊かな生活を送るための土台づくり。わが子の試行錯誤を支え「折れない心」を育む【青年期編】――相模女子大学教授・日戸由刈先生から
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
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