【2026年1月6日スタート】松山ケンイチ主演、発達障害の裁判官が難事件に挑む。NHKドラマ『テミスの不確かな法廷』

テミスの不確かな法廷
テミスの不確かな法廷
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松山ケンイチさんが主演する、NHKドラマ10『テミスの不確かな法廷』が2026年1月6日(火)よりスタートします。

本作で松山さんが演じるのは、幼少期にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けた裁判官・安堂清春。「法律だけは個人の特性に関わらず変わらないルール」であり、それを学ぶことで自分も社会の一員になれると信じ法曹界に入った彼は、主治医の助言をもとにコミュニケーションや振る舞い方などを習得。「普通」であろうと努力を重ねてきました。

一方では、空気を読むことが苦手で、自分でも抑えられない衝動的な行動をとってしまうことから、人との関わりを恐れてきた一面もあります。しかしドラマの中では、その特性ゆえのこだわりが誰も気づかなかった事件の矛盾をあぶり出し、真実へと迫る鍵となっていきます。

松山さんは役柄について、「凸凹は誰しもがあるけれど、その裏にはさまざまな心の傷があるように思います。安堂の鋭いきめ細かな感性に寄り添っていくことで、人間について新たな発見や気づきがある作品にできれば」とコメントを寄せています。また、「温かく優しい目線で描かれている」とも語る通り、特性を単なる苦労としてだけでなく、その裏にある繊細な感性や一人の人間としての葛藤に光を当てた作品となっています。

「普通」とは、そして「正義」とは何か。法廷ミステリーとしての面白さはもちろん、自身の特性と向き合いながら懸命に生きる主人公の姿に、多くの気づきをもらえるヒューマンドラマとなりそうです。
【詳細】
番組名:ドラマ10『テミスの不確かな法廷』
放送予定:2026年1月6日(火)スタート <全8回>
毎週火曜22:00〜22:45【総合】
[再放送]毎週金曜0:35〜1:20 ※木曜深夜【総合】
原作:直島翔『テミスの不確かな法廷』
脚本:浜田秀哉
演出:吉川久岳、山下和徳、相良健一、富澤昭文
出演:松山ケンイチ ほか
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。

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