発達障害と不登校の関連性。なぜ発達障害があると不登校になりやすい?
不登校の子どもの背景要因について、教職員および保護者に回答を求めたところ、不登校の児童生徒で「発達障害の診断・疑い」があると回答した教師は20.6%で、不登校ではない児童生徒の5.3%よりも、高いという結果でした。
また、不登校の児童生徒の保護者の31.0%(不登校ではない児童のデータはなし)が「発達障害の診断・疑いがある」と回答しており、学校に行き渋る、行けなくなる、その背景に子どもの特性が関係しているのでは、と感じる保護者は少なくないようです。
また、不登校の児童生徒の保護者の31.0%(不登校ではない児童のデータはなし)が「発達障害の診断・疑いがある」と回答しており、学校に行き渋る、行けなくなる、その背景に子どもの特性が関係しているのでは、と感じる保護者は少なくないようです。
では、子どもの様子に不安を感じたとき、専門家や学校の先生にどう相談したらよいでしょうか。困難別によくある要因・悩みをまとめましたので、相談時の参考にしてみてください。
対人関係のストレス
- 友だちとの会話で冗談やジョークが理解できず真に受けてしまい、浮いてしまう
- 「空気を読む」ことが苦手で、暗黙のルールなどへの対応が難しく集団行動で孤立しやすい
- 自分の気持ちや困りごとをうまく言葉で伝えられない
学習面の困難
- 板書を書き写すのが極端に遅い、または文字を読むのに時間がかかる
- 授業などに集中できずに、先生の話を聞き続けられない
- 忘れ物や提出物を出せないことが多い
感覚・環境によるストレス
- 感覚過敏による教室のざわめき、蛍光灯の光、給食の匂いなどの苦手さ
- 急な予定変更などに強い不安を感じる(見通しがない状況が不安)
過度な疲労とエネルギー切れ
- 周囲に合わせようと常に周りに気を遣い、疲れてしまう
- 学校でエネルギーを使い果たし、家に帰ると動けなくなってしまう
このような困難さが見られる場合には、学校に相談し、過ごしやすくなるように環境調整(合理的配慮を含む)を行うことが必要な場合もあります。困難が日々積み重なると、子どもにとって学校は「安心できる場所」ではなく、「つらい場所」になってしまいます。周囲から「怠けている」「努力が足りない」と誤解され、自己肯定感が低下することも少なくありません。
子どもの気持ちを受け止め、その子のペースで一歩ずつ
子どもの「学校に行きたくない」というサインに、不安や焦りを感じることもあると思います。ですが、何より大切なのは、ご家庭が「安心できる安全基地」であること、そして保護者の方が一人で抱え込まないことです。
まずはしっかり休養をとり、子どもの気持ちを受け止め、使えるサポートを活用しながら、お子さんのペースで無理をせず一歩ずつ進んでいきましょう。
まずはしっかり休養をとり、子どもの気持ちを受け止め、使えるサポートを活用しながら、お子さんのペースで無理をせず一歩ずつ進んでいきましょう。
コラム全体ご監修/桑原 斉先生
コラム内Q&Aご回答/池谷 和先生
コラム内Q&Aご回答/池谷 和先生
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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