手探りの「居場所探し」からグループホーム入居、聖火ランナーも⁉母娘の成長と共に見守り続けた発達ナビの10年【もうすぐ開設10周年】

ライター:発達ナビ10周年企画
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発達ナビの黎明期・成長期・成熟期のエピソードを3回に渡り書いてきましたが、今回が最終話です!

10年間のノウハウの蓄積

発達ナビには、『コラム』だけでなく、ユーザー参加型の『コミュニティー』『Q&A』『ダイアリー』『タイムライン』などの機能があり、子育てのヒントや気づきが得られるような工夫がなされています。

『施設情報』

娘が小学生の頃は、「放課後等デイサービス」はまだなく、子どもの居場所探しに苦労しました。

自治体の障害福祉課に行き障害児の余暇支援をしている事業所を教えてもらう

一つひとつサービスの内容や空き状況を電話で確認

保護者が施設に出向いて面談を受ける

子どもの面談


これを何度も繰り返していました。
通う施設が決まっても送迎サービスはありませんでしたし、費用面での負担も大きかったので、当時に比べて今は格段に便利になったと思います。

『親子のヒント』『イベント』

『親子のヒント』では子どもの困りごとに関して、臨床心理士や作業療法士の専門家が対処法を紹介しています。『イベント』では無料セミナーなどの案内もあるので、ご自身が知りたいと思うコンテンツのチョイスが可能です。
以前は私自身、発達ナビサイト内で、イベント紹介用の『コミュニティ』をつくっていたこともありましたが、今は発達ナビ編集部で不定期に全国のイベント情報を紹介してくれるので楽しみにしています。

『Q&A』

発達ナビ開設時、未就学児だったお子さんも今では中学生、小学生だったお子さんは高校生になっています。

現在Q&Aで若い保護者さんからの質問や悩みに回答している方の多くは、その世代の保護者の方々です。
たとえリアルで会うことはできなくても、このように保護者の間で相互扶助のリレーこそ発達ナビの真骨頂だと思います。

また、2025年4月からは専門家の回答も公開されるようになり、薬や病気のことなど、保護者では回答が難しい質問の回答も見れるようになり、より便利になりました。

『コラム』――プロの先生による監修

数年前からはコラムにも専門家の先生の監修がつくようになり、保護者の立場でコラムを書いている私としてはプロの先生の意見が聞けてとてもうれしいです。コラムの内容によって監修される先生が変わるので「今回の監修の先生は誰かしら?」と、いつもワクワクしています。

どの先生の監修コメントも毎回すばらしいのですが、中でも印象深かったのは高等特別支援学校を卒業し、社会人4年目となった娘のエピソード記事での渡部先生のコメントです。
(監修:渡部伸先生より)
働く障害者は年々増加していますが、離職率の高さは大きな課題ですね。特別支援学校では、卒業生の就労先企業への訪問など、職場定着のための支援を行っていますが、どうしても支援の期間は限られます。なるべくスムーズに地域の障害者就業・生活支援センター(通称なかぽつ)などに引き継いで、継続的に支援を受けられる体制を整えてもらうことが大切です。ただ、必ずしも同じ職場で働き続けることが良いとは限りません。仕事内容や同僚との相性が悪く、本人がつらい状況に置かれている場合は、いったん退職して、ハローワークや就労移行支援事業所などを利用して再就職を目指してもいいと思います。この就労移行支援事業所は、特別支援学校卒業後に利用して、就労に必要な知識や能力を高める訓練を受けることもできます。また、必ずしも企業就労にこだわらず、就労継続支援A型やB型といった福祉的就労も選択肢になるかもしれません。大切なのは、本人が安心できる居場所であることだと思います。いろいろと考えさせられるエピソードでした。
出典:https://h-navi.jp/column/article/35029309/2
社会人4年目の発達障害娘と同級生の現実。「就職率ほぼ100%」の高等特別支援学校卒業後、定着率は…?のタイトル画像

社会人4年目の発達障害娘と同級生の現実。「就職率ほぼ100%」の高等特別支援学校卒業後、定着率は…?

このコラムを書いた数年後、娘は渡部先生の予言(?)通りになりました。

また、別のコラムでも『将来、もしかしたら違う形で壁にぶつかることがあるかもしれません。』とのコメントもいただきましたが、確かに今、娘は別の壁にぶつかっているのでこちらも大当たりでした。
発達障害娘、親への借金返済開始!休職を経て就労継続支援A型事業所に転職した彼女の変化のタイトル画像

発達障害娘、親への借金返済開始!休職を経て就労継続支援A型事業所に転職した彼女の変化

これは社会保険労務士であり親でもある先生が、長いあいだ障害のある子どもを持つ保護者の悩みに寄り添ってこられたからこそなせるワザなのでしょう。

卒業生

10年の間には、発達ナビを卒業していったユーザーさんやライターさんもいます。困りごとがなくなり、卒業できるのはとても良いことだと思います。でも、卒業された皆さんが今どうしていらっしゃるのかもちょっと気になります。

それぞれの道を歩まれているのだと思いますが、同窓会気分で久しぶりに皆さんのお話も聞いてみたい気持ちもあります(皆さん、たまには顔を出して~っ!)。

最近は発達ナビの運営に関わっている方が元ユーザーというお話を聞くことも増えてきました。編集担当者さんから「コラム読者でした!」というお話を聞くと、時の流れを感じつつうれしい気持ちになります。

若い担当さんたちからいつもパワーをもらっている私。彼らとの会話から、今後のWebサイトの進化や新たな可能性を感じています。
サイト開設当時の担当Lさんも今や2児の母
サイト開設当時の担当Lさんも今や2児の母
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これから

発達ナビではユーザーと企業が協働し商品開発をする企画もあります。
発達凸凹親子のお出かけをラクに!フェリシモ×発達ナビユーザーが一緒につくる「本当に欲しいサポートグッズ」のタイトル画像

発達凸凹親子のお出かけをラクに!フェリシモ×発達ナビユーザーが一緒につくる「本当に欲しいサポートグッズ」

レジでパニック!マフラーや上着を置き忘れる、自宅学習で集中できない…あるあるのお困りを解決!【発達ナビ×フェリシモC.C.P】コラボ第6弾のタイトル画像

レジでパニック!マフラーや上着を置き忘れる、自宅学習で集中できない…あるあるのお困りを解決!【発達ナビ×フェリシモC.C.P】コラボ第6弾

そして、近頃は少し大人向けの「仕事ナビ」にも注目が集まっています。
障害の種類、特性は多岐に渡るので、ひとくくりにするのは難しいかもしれませんが、途切れることなくすべての世代を網羅するようなWebサイトがあれば、ライフステージに応じた情報を得ることができ、保護者や当事者の安心感も増すのではないかと思っています。

もしかしたら10年後には、就労だけでなく、当事者の住まいや生き方、8050問題、当事者の高齢化などにも対応した、さらに大人向けの「生き方ナビ」のようなWebサイトも生まれているかもしれませんね。
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