【発達ナビリサーチ結果発表】自分の経験を活かしたい!発達障害児の保護者が「支援者」を目指す割合は?元保育士や学習指導のプロのリアルな声なども

ライター:発達ナビ編集部
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発達ナビでは「お子さんの通所や通院をきっかけに、支援者を目指したり、実際に働き始めたりした経験はありますか?」というアンケートを実施しました。
今回は、発達ナビユーザーの皆さんから寄せられたアンケート結果を詳しく分析するとともに、実際に支援の道へ進んだ読者の声、そして発達ナビコラムライターによる「支援の現場」についてのリアルな体験談をご紹介します。

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監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。

子育て経験を「支援」の仕事に活かすことへの関心は?

発達ナビでは「お子さんの通所や通院をきっかけに、支援者を目指したり、実際に働き始めたりした経験はありますか?」というアンケートを実施しました。

日々の療育や支援の場で先生と接する中で、「自分ももっと専門的に学びたい」「この経験を誰かのために役立てたい」と感じる場面は少なくありません。一方で、家庭との両立や仕事内容への不安から、一歩を踏み出すことに迷いを感じている方も多いはずです。

今回は、発達ナビユーザーの皆さんから寄せられたアンケート結果を詳しく分析するとともに、実際に支援の道へ進んだ読者の声、そして発達ナビコラムライターによる「支援の現場」についてのリアルな体験談をご紹介します。

支援への関心と「最初の一歩」の壁

アンケートの結果からは、多くの方が「支援の仕事」に対して何らかの関心を抱いているという、高い関心度が浮き彫りになりました。
「私の経験を役立てられたら」「もっと深く知りたい」子育てを通じて支援者を目指した・働き始めたエピソードを教えてください!
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「実践」「準備中」は全体の約40%

すでに支援者として活動している、あるいは資格取得を目指して勉強中という方は合計で38%にのぼりました。わが子の特性を深く理解したいという思いの強い方も多く、自身のキャリア形成や専門性の習得へと繋がっている様子が伺えます。

「情報収集」を検討している層が約25%

「興味があり、これから情報収集を始めたい」という方は24%という結果でした。子育てが一段落した後の働き方として、あるいは今の生活にプラスアルファの専門性を持ちたいというニーズがある一方で、具体的に何から始めればいいかを探っている方も少なくないようです。

「興味はあるが行動に移せていない」層は約40%

「興味を持ったことはあるが、具体的な行動を起こせなかった」と回答された方は38%という結果となりました。多くの方が 「支援の仕事に携わりたい」という志はありつつも、家事・育児との時間的な調整や、現場で働くことへの心理的なハードル(理想と現実のギャップなど)が、一歩を踏み出す際の大きな壁になっていることが考えられます。

ここからはアンケートに寄せられた発達ナビユーザーからのコメントを紹介いたします。
ケアルラさん「環境の変化をきっかけに支援員の仕事に挑戦」
・子育てをきっかけに、支援者として働き始めた/資格を取得した経験がある

離婚を機にずっとやってみたかった支援員の仕事を始めました。
わが子の子育てとは違うことだらけで、難しいなぁと思うこともたくさんありましたが、それが新鮮で毎日ワクワクしたし、この仕事を通して、初めて自分が自分らしく生きていることを実感しました。
そして、この仕事で食べていきたい!そう思い立ち、通信制の大学で教員免許を取得しました。
わが子が「学校楽しい」と思わせてもらえたように、子どもたちが心から「学校楽しい」と思えるような手伝いができる教員になりたいと思っています。
出典:https://h-navi.jp/selective_surveys/310
メリーさん「子どもの発達をきっかけに『発障障害をもっと知りたい』気持ちが芽生え…」
・子育てをきっかけに、支援者として働き始めた/資格を取得した経験がある

子どもが生まれる前から、小学校の支援員をしていて、わが子が発達に少し遅れがあることが分かったことをきっかけに発達障害についてもっと詳しく知りたいと思い本やネット・Dr.に聞いて勉強しました。
わが子の子育てもそうですが、支援員の仕事でも子どもたちの特性を理解し、対応できるので勉強できてよかったです。
出典:https://h-navi.jp/selective_surveys/310
七転び八起きさん「支援の仕事が気になっている」
・支援者の仕事に興味があり、これから情報収集を始めたいと思っている

今は、わが子のことで手一杯なので、体験談を投稿することしかできていませんが、支援の仕事が気になっています。
わが子の学校での付き添いが、今後の仕事につながるかもしれないと思ってやっています。
元看護師なので、医療者+保護者目線で子どもたちを見ていますが、福祉分野との連携の大切さを感じています。
(以下省略)
出典:https://h-navi.jp/selective_surveys/310
あまだれさん「興味はあるけれど、「自分の経験だけでできるものではない」と痛感」
・支援者の仕事に興味を持ったことはあるが、具体的な行動を起こせなかった

興味は持ったものの、親の会を通して、先輩ママの経験、後輩ママの悩み、実際にたくさんのお子さんや親御さんの悩みや経験談に触れてきたことで「『支援者』というのは、たかが『私の経験』だけでできるものではない」と痛感しました。
(以下省略)
出典:https://h-navi.jp/selective_surveys/310
ぽりりんさん「講演会や講習で積極的に情報収集はしたけれど……」
・支援者の仕事に興味を持ったことはあるが、具体的な行動を起こせなかった

子どもたちを育てていく中で、私自身が学ばなければ…と、市主催の講演会や講習に参加してきました。
なかには、「先輩ママさんの相談コーナー」等もあり、数名の方がグループワークに入ってくださり、私達の悩み事を聞いてくれました。ある先輩お母さまは、市の福祉センターと教育委員会から「委託」という形で、娘や息子が通う中学の支援級の補助業務を、数年前から行なってくれています。私自身は…といえば、講演会の中で、「親の会」の方々から入会を勧められました。しかし、私には、そんな度量も語れる逸話も無く。丁寧にお断りしました。

(以下省略)
出典:https://h-navi.jp/selective_surveys/310

「支援の仕事」のリアル体験談

ここからは、支援の現場でのリアルな体験談をご紹介します。

自身の経験から、一度は仕事を離れながらも「児童発達支援施設」で復職を果たしたかしりりあさん。支援のプロとして、そして時には同じ特性を持つ子の親として。現場で培われた「子どもとの向き合い方」や「心の持ちよう」には、日々の子育てにも活かせるヒントが詰まっています。

葛藤を乗り越え、自分らしい「支援」の形を見つけるまで

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出典 : https://h-navi.jp/column/edit/article_parts/35030919/edit
・働いている場所
児童発達支援施設

・持っている資格
保育士
放課後児童支援員(学童保育の職員)

もともと保育士や学童の先生として働いていたライターのかしりりあさん。しかし、3人の息子さんたちの特性が分かり、通院や療育が必要になったことで、一度はお仕事から離れて育児に専念することを選びました。

数年後、「そろそろ復職を」と考えましたが、お子さんの行事や平日の通院など、お母さんが動かなければならない現実に直面します。「正社員はもちろん、パートで働くのも難しいかも……」とあきらめかけていたとき、以前のつながりから声をかけてくれたのが、今の職場である児童発達支援施設でした。

家庭の状況を理解してくれる職場と出合い、現在はパートスタッフとして復職。プロの支援現場で「特性に合わせた声かけ」や「見通しの立て方」を学ぶことで、それがそのまま、わが子との向き合い方や自分自身の心のゆとりにもつながっていきました。
【障害児子育て×再就職】元保育士・児童支援員、3きょうだいの母が「児童発達支援」で叶えた仕事と育児の両立のタイトル画像

【障害児子育て×再就職】元保育士・児童支援員、3きょうだいの母が「児童発達支援」で叶えた仕事と育児の両立

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