先輩保護者の工夫に学ぶ!宿泊学習を乗り越えるヒントに

「初めて」を乗り越えた先輩保護者たちの体験談をピックアップしました。

高学年だけど生活習慣が不安!母の考えた入浴、身支度のスモールステップ特訓とは?

ゆきみさんの長男けんとくん(ASD/自閉スペクトラム症)は、生活習慣を身につけるのに、とても時間がかかります。スモールステップで毎日コツコツと練習していても、思うように進まないことも……。そんなけんとくんもいよいよ高学年になり、「宿泊学習」という大きな壁が近づいてきました。苦手な荷物管理や見通し不安に対して、どんな対策を考えたのでしょうか?
【自閉症息子の宿泊学習準備】春から高学年だけど生活習慣が不安!母の考えた入浴、身支度のスモールステップ特訓とは?のタイトル画像

【自閉症息子の宿泊学習準備】春から高学年だけど生活習慣が不安!母の考えた入浴、身支度のスモールステップ特訓とは?

発達障害の子の「怖い、行きたくない」どう乗り越えた?家庭と学校でのサポートと「お守り」になった言葉

メイさんの息子のトール君は現在中学生。ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けています。小学校低学年の頃から「宿泊学習には行きたくない」と言っていたトール君。小学5年生になるとその気持ちはますます大きくなっていきました。特別支援学級の先生とも相談し、「宿泊学習に対するストレスのせいで日常生活に支障を来たすくらいなら、参加しないほうがいいかもしれない」という話にまでなりましたが、果たして……!?
【宿泊学習の不安】発達障害の子の「怖い、行きたくない」どう乗り越えた?家庭と学校でのサポートと「お守り」になった言葉のタイトル画像

【宿泊学習の不安】発達障害の子の「怖い、行きたくない」どう乗り越えた?家庭と学校でのサポートと「お守り」になった言葉

藤井先生から、頑張る子どもたちと保護者へメッセージ

最後に、宿泊学習を控えた親子に向けて、藤井先生から応援メッセージをいただきました。

「宿泊学習は、お子さんにとって『自立』へ向かう大きな一歩となる大切な経験です。一方で、慣れない環境に不安を感じるお子さんや、それを見守る保護者の方にとっては、心配が尽きない行事でもあります。

そんなときに大切なのは、『安心できる準備』を整えておくことです。事前に流れを確認したり、安心できる持ち物を用意したり、学校と情報を共有しておくことで、『いざとなっても大丈夫』と思える土台ができます。その安心感があることで、お子さんは新しい環境にも一歩踏み出しやすくなります。

宿泊学習は、ただ頑張る場ではなく、『安心できる中で少し挑戦してみる』経験の積み重ねでもあります。お子さんの特性や不安の大きさに合わせて、無理のない形で関わることができるように家庭と学校が連携していくことが大切です。

『やってみようかな』と思える気持ちを大事にしながら、その一歩一歩を見守っていけるといいですね。この経験が、お子さんにとって小さな自信となり、これからの成長につながっていくことを願っています。」
小児科医 藤井明子先生
小児科医 藤井明子先生
Upload By 医師・専門家監修|発達障害・支援のキホン
初めての宿泊学習は、親子ともに大きな挑戦です。でも、事前の準備や周りの理解があれば、それは「できた!」という自信を育む絶好のチャンスになります。

お子さん自身が「失敗しても大丈夫、みんな味方なんだ」という安心感を持って当日を迎えられるよう、まずはご家庭でできることから準備を始めてみましょう。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。

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