LD・SLD(限局性学習症)の医療機関での診断基準
医療機関での診断では、アメリカ精神医学会の『DSM-5-TR』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)に基づいて行われ診断されます。また、脳機能の異常はないか、知的な部分に障害がないか、困難な能力に偏りがないかなどを調べ、総合的に判断します。
DSM-5の一つ前のバージョンであるDSM-IV-TRでは「読字障害」「書字表出障害」「算数障害」の3つに分類され診断されていました。最新版のDSM-5-TRでは、すべて「SLD(限局性学習症)」とひとくくりに診断されますが、この診断基準をもとに複数の検査・行動観察を行い、「読字不全」「書字表出の不全」「算数不全」のうち、どの特性が強いかが特定されます。
DSM-5の一つ前のバージョンであるDSM-IV-TRでは「読字障害」「書字表出障害」「算数障害」の3つに分類され診断されていました。最新版のDSM-5-TRでは、すべて「SLD(限局性学習症)」とひとくくりに診断されますが、この診断基準をもとに複数の検査・行動観察を行い、「読字不全」「書字表出の不全」「算数不全」のうち、どの特性が強いかが特定されます。
DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル
医学書院
Amazonで詳しく見る
LD・SLD(限局性学習症)かもと思ったら、まずは専門機関で相談を
「文字が読めない」、「文字が書けない」、「数字が理解できない」など、学習面での著しい困難が見られた場合、まずは無料で相談できる身近な相談機関に行くとよいでしょう。
相談機関では、本人に合った勉強方法や環境の整え方の提案などの手助けをしてくれます。また、本人の困難さについて、心理検査などにより評価をしてくれることもあります。自宅の近くに相談センターがない場合には、電話で相談に乗ってくれることもあります。
それでも大きな困難がある場合は、医療機関での相談をすすめられることがあります。診断を受けると、学校での合理的配慮などより特別な支援を受けることもでき、周りの人の理解を得られやすくなります。
LD・SLD(限局性学習症)は実際に学習がスタートすることで症状が現れ、サポートの必要も増すため、就学後に診断を受ける場合が多いです。
子どもか大人かによって専門機関の相談窓口が違います。以下を参考にしてみてください。
【子どもの場合】
・保健センター
・子育て支援センター
・児童発達支援事業所
・学校の特別支援コーディネーター
など
【大人の場合】
・発達障害者支援センター
・障害者就業・生活支援センター
・相談支援事業所
など
相談機関では、本人に合った勉強方法や環境の整え方の提案などの手助けをしてくれます。また、本人の困難さについて、心理検査などにより評価をしてくれることもあります。自宅の近くに相談センターがない場合には、電話で相談に乗ってくれることもあります。
それでも大きな困難がある場合は、医療機関での相談をすすめられることがあります。診断を受けると、学校での合理的配慮などより特別な支援を受けることもでき、周りの人の理解を得られやすくなります。
LD・SLD(限局性学習症)は実際に学習がスタートすることで症状が現れ、サポートの必要も増すため、就学後に診断を受ける場合が多いです。
子どもか大人かによって専門機関の相談窓口が違います。以下を参考にしてみてください。
【子どもの場合】
・保健センター
・子育て支援センター
・児童発達支援事業所
・学校の特別支援コーディネーター
など
【大人の場合】
・発達障害者支援センター
・障害者就業・生活支援センター
・相談支援事業所
など
LD・SLD(限局性学習症)の診断の意味
LD・SLD(限局性学習症)かどうかの診断は医療機関で行われます。診断を受けるかどうか決めるのは、本人や両親の判断となりますが、適切なサポートを受けられないまま、生活する上で最も困難さを感じているのは本人です。障害に気づき、障害について知ることは、生活から困難をとり除きやすくなることを意味します。専門家の支援を受けることは、子どもにとって悪いことではないでしょう。
ただし、単に子どもの苦手分野だという可能性も十分に考えられます。「苦手」を「障害」と決めつけてはいけません。自己判断で誤った対応をすると子どもの心を傷つけてしまうこともあります。LD・SLD(限局性学習症)は知的発達の遅れが見られないため、評価・判断は専門家が慎重に進める必要があります。適切な判断をするためにも、医療機関の前にまず一度、身近な専門機関で相談するとよいでしょう。
ただし、単に子どもの苦手分野だという可能性も十分に考えられます。「苦手」を「障害」と決めつけてはいけません。自己判断で誤った対応をすると子どもの心を傷つけてしまうこともあります。LD・SLD(限局性学習症)は知的発達の遅れが見られないため、評価・判断は専門家が慎重に進める必要があります。適切な判断をするためにも、医療機関の前にまず一度、身近な専門機関で相談するとよいでしょう。
LD・SLD(限局性学習症)かどうか調べるには?何科で診察を受けたらいいの?
LD・SLD(限局性学習症)かどうかを調べ、診断を受けるためには、医療機関を受診することが必要です。子どもの場合は小児科、大人の場合は心療内科や精神科が一般的です。LD・SLD(限局性学習症)は、ADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)があることも多いので、その傾向を感じる場合はあわせて相談するとよいでしょう。
医療機関を受診することで、家庭や学校、職場でどのような支援を行ったり、学習・生活上の工夫を行ったりするとよいか、専門的な視点で助言を受けることもできます。
医療機関を受診することで、家庭や学校、職場でどのような支援を行ったり、学習・生活上の工夫を行ったりするとよいか、専門的な視点で助言を受けることもできます。
LD・SLD(限局性学習症)の診断ができる医療機関
子どもの場合は発達障害を専門とする小児科が一般的です。以下は子どもの発達障害の診療ができる医師の一覧です。診断項目に「LD」がある医師を受診するとよいでしょう。
成人の場合は心療内科や精神科の受診が一般的ですが、成人後の検査は子どもの場合と違い判断するのが難しく、診断できる病院も少なくなります。発達障害の診断ができる専門医のいる医療機関を受診しましょう。分からない場合は、まず発達障害者支援センターや相談支援事業所など地域の専門機関に相談するとよいでしょう。
LD・SLD(限局性学習症)の診断の流れ、必要な持ち物は?
LD・SLD(限局性学習症)の診断の流れ
医療機関によっても異なりますが、まずは問診で現在の症状や困りごと、赤ちゃんのときから今までの生育・養育歴、既往症や家族歴などを調べていきます。
また、脳波検査、頭部のCT、MRIなどでてんかんや脳の器質的な病気といった異常がないかを検査がなされることもあります。
そして、知能検査や認知能力検査などの心理検査を行います。
これらさまざまな情報を元に、総合的にLD・SLD(限局性学習症)であるかを判断するのです。また、こうした過程でADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などが併存していないかも確認します。
また、脳波検査、頭部のCT、MRIなどでてんかんや脳の器質的な病気といった異常がないかを検査がなされることもあります。
そして、知能検査や認知能力検査などの心理検査を行います。
これらさまざまな情報を元に、総合的にLD・SLD(限局性学習症)であるかを判断するのです。また、こうした過程でADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などが併存していないかも確認します。
診断を受ける際に必要な持ち物は?
診断に必要な持ち物は診断する専門機関によって多少異なりますが、学習の困りごと、日ごろの様子、さらに幼いころの様子を伝えられると診断が深まるので、次のようなものを用意しておくとよいでしょう。
1. 学習の困りごとが分かるもの …学校や家庭で使ったプリントやノート、宿題帳、作文など
2. 日ごろの様子が分かるもの …今どんな困りごとがあるか、普段どう過ごしているかのメモ
3. 幼いころの様子が分かるもの …成長日記、母子手帳などの記録
2. 日ごろの様子が分かるもの …今どんな困りごとがあるか、普段どう過ごしているかのメモ
3. 幼いころの様子が分かるもの …成長日記、母子手帳などの記録
ウェクスラー式知能検査(WISC・WAIS)とは?費用・保険適用と検査結果からわかる特や能力性【専門家監修】
息子が受けたWISC検査、結果を一部公開!数字から見えてきたのは…