絶叫マシンは好きですか? 私は好きです。
ジェットコースター等に乗ると、謎の楽しさと高揚感があります。
実は、謎の楽しさは、療育の【感覚統合】を知ると、なるほど。と納得に変わります。
例えば、アスリートが体を鍛える為に、筋トレをして筋肉に負荷を掛けます。
そうする事で筋肉が鍛えられて肥大化し、より重い物が持てる様になります。
これと同じ事が、脳でも起きています。
脳が活性化して発達が促されると、脳は刺激を求めます。
目や耳、皮膚など様々な感覚器官で受け取った刺激は電気信号になり、脳まで届けられます。
脳では、情報処理や情報の仕分けを繰り返す事で、様々な事が認識出来る「発達」が促されます。
ジェットコースターからの刺激は、前庭覚という刺激の感覚で、バランスを保ったり、スピードを感じると得られる刺激です。
視覚や聴覚等の刺激とは違い、日常生活では、なかなか取得する事の出来ない刺激なので不足しがちな刺激だと言われています。
食事では色々な栄養素をバランス摂る事が必要な様に、刺激も必要な刺激を取得する事が求められます。
療育的目線から解説すると、
絶叫マシンが気持ち良い理由は、前庭覚が不足している所へ、スピードやバランスを感じる刺激を受けて体が喜んでいる。
と、プロっぽい事がドヤ顔で話せるのでオススメです。
自閉症の僕が飛び跳ねる理由も。
若者が暴走行為で危険運転を好む理由も。
こうしてみると、必要な刺激を求める身体からのSOSだと言えます。
これを支援に置き換えると、
高い所に上ったり、バランスが悪い所を何故か歩いたり、飛び跳ねたり、走り回ったり、ソファーでジャンプしたり。
本当にこどもが悪意でしている行動でしょうか?
止めたくても身体が求めている行動を制止出来ない場合が多くあります。
怒っても、注意しても、止めないのは。止められないからかもしれません!
で、あれば。原因は解っているのです。
思いっきり走り回れる公園で走る。プログラムに感覚統合を組み込む。
(オススメはぐるぐるバット。前庭覚の運動はこども達大好きです!)
ケガをしない様な設定で。安全に刺激が獲得出来ると問題行動がピタッと無くなる児童は多くいます。
悪気が無い所を叱られても、やる気が無くなるし、どうすればいいの?と、絶望してしまいます。
一緒に問題を解決する。協力して楽しい時間を創るには、知識が必要です。
こぱんはうすさくら佐賀では、楽しく分かり易い療育のペアトレを開催しています。
毎月、第2第3水曜日と日曜日の午前中。月4回です。
こどもと一番長く過ごす保護者だからこそ、「なぜ」が理解出来るとストレスが無くなります。
「どうすれば」の解決方法も実用的な物を用意しているので是非ご参加下さい。
こぱんはうすさくら佐賀では、児童の募集も行っています。
現在、放課後等デイサービスはどこも空きが少ない状況です。
児童発達支援は、年長さんが放課後デイに利用を移した直後の為、空きが多くあります。
こぱんはうすさくら佐賀は、全国でも珍しい、本格的な集団療育を行っています。
気になるな。興味があるなと言う方は、気軽に見学の申し込みをして下さい。
5月のペアトレは「感覚統合」
このブログの内容は極一部なので、興味がある方。まだ間に合います。
研修は無料。外部の方も席があれば参加OKです。
ご連絡お待ちしています。
大人も爽快!絶叫マシンに乗りたくなるのはなぜ?
支援に役に立つ療育
24/05/04 14:53