書字の乱れや間違いに心悩ますこと、ありませんか。
( )の中に答えを収めることが難しい。
罫線から、大幅にずれる。
などなど。
よくよく考えると( )にキッチリ入れる、というのは、
いろんなステップを踏んではじめて
達成されることに、気づきました。
まず、答えがわかる。
それは、何文字?
その文字数で、この( )の長さをわり算。
2、3文字なら、なんとかOKでも
7文字とかなら、なかなか大きさがイメージしにくい。
しかも、( )に均等割付するためには
( )の一番前の部分から書かないと
上のわり算の計算の意味がなくなる。
( リタリ)コ
みたい解答をよく見ます。
そして、次も次も、こだわりのせいか、こだわらなさのせいか
なぜか、はじめの部分に同じだけ空間を開けて書き続ける。
( 発達ナ)ビ
( ポータルサ)イト
※( )の外側に余白が少ないから、だんだん小さくせざるを得ない。
( )の後半は残しても良いと
気づいてないかも?
(発達ナビ )
これを言葉で伝えてあげると
( )内で前倒しに書ける子もいるかも知れませんね。
もう一つ、言葉にして教えられてないこととして、
行やマスの8割ほどの大きさで書くということ。
これは私、ずいぶん最近気づきました。
8 割で書く(いっぱいいっぱいに書かない、ちょっと小さめに書く)と
きれいに見えて、読みやすくなる。
私自身が、書類や郵便物など
書き損じが許されないものに限って
失敗したりします。
最初からスペースは決まっていて、
住所も書き慣れているにも関わらず、
はみ出しそうになったり
変なところで、二行にまたがったり。
書字に困り感のある子たちも、同じような心持ちでは?と思います。
ここからは、私がいつも感じていることです。
(だから医学的な裏付けはないです)
人というのは
それぞれに、書字の際、
書く速度と文字のサイズが決まっている。
決まっているというか、心地よい速さと大きさがある。
それを乱されると、とてもストレス。
例えば、私の場合。
ある書類に、常に自分のサイズより小さな字を書く必要があり
ずっと頑張ってましたが
いつの間にか、元に戻っていました。
頭ではわかっていても、ストレスなんです。
誰から言われた訳でもないのに、こんなにストレスなのですから
支援される時に、いつも「小さく」だの「丁寧に」だの「速く」だの
言われるのは、さぞ気分が悪いでしょうね。
そこで
漢字練習など、テストの解答で無いものは、
多めに見るというのは、どうでしょう。
大きなマスの漢字帳を使わせてもらうとか
無地にさせてもらうとか。
大きく書くことは脳にも刺激となり
定着がよいと聞きます。
なるべく支援者として、口数を減らし見守ることにより、
生徒さんのやる気を削がず、
やり遂げ感や自信、やる気につなげていきます。
【学習支援】書字について
教室の毎日
18/11/24 18:00