みなさん、こんにちは!
子どものキラキラした未来と可能性を、ココロとカラダの両面からぐんぐん育てる「児童発達支援事業所」です☘️
当事業所では、日々の遊びの中にたくさんの「意味のあるアプローチ」を組み込んでいます。今回は、子どもたちが体験した「動(ダイナミックな運動遊び)」と「静(じっくり机上活動)」の1日の様子を、職員の専門的な支援技法と、子どもたちのリアルな頑張りのドラマと共にお届けします!✨
午前の活動:マーカーコーンで大冒険!
午前中は、色鮮やかな「マーカーコーン」を使い、【感覚統合療法(Sensory Integration)】の視点を取り入れたバランス・体幹アプローチを行いました。
この活動には、主に2つの大切なねらいがあります。
前庭覚(バランス感覚):頭の傾きを脳がキャッチして、体の平衡を保つ力を養う脳
固有受容覚(筋肉や関節の感覚):自分の体が今どうなっているかを感じ、力の入れ具合を微調整する力
チャレンジ①:あたまの上に乗せてトコトコ歩き
まずは「頭の上にコーンを乗せて、落とさないように進む」というファーストミッションです。
スタート線に立つと、最初は「落ちちゃうかも」という不安から、全員のお友だちが手でギュッとコーンを押さえながら歩いていました。中には「1番になるぞ!」と気持ちが先走って、ついつい走ってしまう姿も
これは、スピードを出すことで得られる「前庭覚」の刺激を求めていたり、走りたい衝動にブレーキをかける「自己抑制機能」がまだ発達の途中にあるため、ごく自然な姿です
ここで職員がすかさず傍に寄り添い、「プロンプト(適切な声かけ・視覚的促し)」の技法を投入しました。
「手はペンギンさんの羽だよ〜パタパタ〜」「ゆっくり進むのが花丸だよ〜✨」
と声をかけると、子どもたちはハッと気づき、焦る気持ちをグッとコントロール!職員がマンツーマンで並走し、安心感を提供することで、最終的には手で押さえることなく、ニコニコととっても楽しそうに参加している様子が見られました
【心の育ち:涙のエピソードと環境調整(クールダウン)】
この「頭の上にコーンを乗せる」という難しさを感じる場面で、少し気持ちが不安定になるお友だちがいました。
初めは手で押さえながらなんとか進んでいたのですが、指導員が「手を使わずに、ペンギンさんでやってみようね」と活動の正しいお約束を伝えた瞬間、そのお友だちの心の中で「できないかもしれない」という不安や、お約束を守らなければいけないプレッシャーなど、様々な感情が一気にあふれ出してしまいました。
涙がポロポロとこぼれ、悔しさとパニックから大声を上げてしまう場面がありました。
ここで私たちは「がんばって続けよう」と無理強いはしません。安全を第一に考慮し、【タイムアウト・環境調整(刺激のコントロール)】という技法を用いました。
周囲のお友だちの視線や活動の賑やかさから少し離れた、静かで落ち着けるスペースへと移動し、職員が1対1で優しく見守る時間を設けました☘️
「悔しかったね」「難しかったね」とお友だちの負の感情を100%受容し、脳の興奮が静まるのを待ちます。
こうした丁寧な「心の避難所」を作ったアプローチのおかげで、お昼前にはすっきりと気持ちを切り替えることができ、楽しみにしていたお弁当をなんとペロリと完食しました!✨お腹も心も満たされて、エネルギーが満タンにチャージされました。
チャレンジ②:背中の上に乗せてハイハイ
四つん這いで進むハイハイでの挑戦も、みんな一生懸命頑張っていました!
ただハイハイをするだけでなく、背中に障害物があることで、自分の背中の平らさを意識しなければなりません。
ここでは子どもたちの【課題解決能力(コグニティブ・スキル)】が光りました!
指導員の見本(モデリング)をじーっと参考にしながら、「どうしたら落ちないかな?」と自分で考えたお友だち。なんと、「自分で肘を床にペタッとつけて、限界まで重心を低くして進む」という独自の工夫編み出したのです!✨
言われた通りにするだけでなく、自分の身体の感覚を頼りにベストな方法を見つける姿に、職員一同感動しました。
️ チャレンジ③:お腹の上に乗せてクモ歩き(逆ブリッジ)
本日の一番の難関、逆ブリッジ(クモ歩き)です!
お腹の上にコーンを乗せて、お尻を高く上げ、腕を使ってグッと体を伸ばしながら進む動作は、ものすごい【抗重力活動(体幹筋力)】を必要とします。
お尻を上げ続けることに苦戦し、何度もコーンがポロポロと床に転がっていくうちに、子どもたちの心の中に再び葛藤の嵐が吹き荒れました。
「できないよ〜」「もうやりたくない!」とやる気がシュルシュルと消滅(消失)してしまうお友だちや、悔しさのあまりコーンを床にポイッと投げて気持ちを伝えるお友だち、最初から諦めて「手にコーンを持って」歩いて進むお友だちなど、さまざまな姿が見られました。
これは決して「わがまま」ではなく、「失敗して傷つきたくない」という子どもなりの自己防衛反応(回避行動)です。
職員は【ポジティブ・ビヘイビア・サポート(肯定的な行動支援)】をフル稼働させます。
コーンを投げてしまったお友だちには、「悔しかったね」と言語化して感情を優しく受け止めた上で、「でも今は活動中だよ。投げると危ないからお床に置こうね」と毅然とお約束(構造化)を伝えます。
そして、「大丈夫、さっきよりお尻上がってるよ!」「先生と一緒に一歩だけ進んでみよう!」と丁寧な支援と促しを行いました。
職員の熱いエールを受けて、子どもたちは「もう一回…!」と気持ちを奮い立たせ、苦戦しながらも、何度も何度も諦めずに一生懸命に取り組む姿を見せてくれました!その粘り強さ(レジリエンス)は本当に立派でした。
午後の活動:全集中!折り紙ワーク
午後はガラリと雰囲気を変えて、指先の器用さ(微細運動)と視覚的な集中力を養う「折り紙」の机上活動です折り紙
午前中に涙を流して悔しがっていたお友だちも、午後は驚くほど意欲的に取り組む姿勢を見せてくれました!✨
【集中を導く声かけと、SOSを出す力(マンド指導)】
活動の指示があった際、嬉しくてついつい気持ちが盛り上がり、机に乗り上がってしまうお友だちの姿がありました。ここで指導員は「正しい姿勢で椅子に座ろうね」と【適切な行動へのリダイレクト(再促し)】を行い、ピシッと座り直せるよう環境を整えました
折り紙を折り進める中で、どこを折ればいいのか分からなくなってしまった時、そのお友だちはパニックになることなく、自分から「おいで、せんせい!」と、とても上せて上手に助けを求めることができました!
困った時に「助けて」「教えて」と言葉でSOSを出せる力(要求:マンド)は、将来社会に出ていく上で何よりも大切なコミュニケーションスキルです。職員がすぐに傍に行ってサポートを行うことで、お友だちは安心して、再び全集中して取り組むことができました。
また、途中で職員の話に集中することが難しくなり、笑顔で冗談をたくさん言って場を和ませてくれるお友だち(ちょっぴり難しさを感じて回避しようとするサインでもあります)もいました。
その際には、職員がその子のパーソナルスペースに入り、「次はこれだよ」「ここを合わせるよ」と指差しを交えて【視覚的・具体的な個別声かけ(アンプリフィケーション)】をすることで、ハッと折り紙に視線を戻すことができていました
指導員の手元をじーっと見て上手に「模倣(真似っこ)」して折ることができたり、適切な声掛けによって「次の工程」へスムーズに進めたり、難しい箇所では職員が後ろからそっと手を添える「手添え支援(フィジカルプロンプト)」を受けたりと、みんながそれぞれの方法で折り紙の楽しさを存分に味わっていました
職員のきめ細やかなスモールステップの支援により、誰一人途中で諦めることなく、最後まで遅れることなく全員が素敵な作品を完成させることができました!
️ 本日のハイライト:エントランスに飾り付け!
活動の最後には、みんなが一生懸命作った折り紙の作品を、事業所のエントランスに自分たちで飾り付けしました!✨
「これ僕が作ったんだよ!」「きれいに飾れた!」と、みんなの目がキラキラ輝きます。
ただ作って終わりにするのではなく、みんなの目に見える目立つ場所に飾ることで、「自分の作品が認められた!」「みんなに見てもらえる!」という絶大な【自己肯定感(サクセス体験)】の獲得へと繋がっていきます
本日のまとめ
午前中のダイナミックな運動での悔しさと涙、それを乗り越えてお弁当を完食した抜群の切り替え力。そして、午後の折り紙での集中と達成感。
1日のなかでお友だち一人ひとりがココロもカラダもフル回転で頑張り、劇的な成長を見せてくれた素晴らしい1日でした!
心が荒れて涙が出ちゃう時があっても、職員の適切な見守りと空間の調整(環境調整)によって、「大丈夫、ここは僕を分かってくれる安心できる場所なんだ」とリセットできれば、子どもたちは自らの力でまた前を向いて歩き出すことができます。
これからも子どもたちの小さな心の揺れ動きに誰よりも敏感に寄り添い、たくさんの「できた!」を一緒に積み重ねてまいります✨
次回のブログもお楽しみに!
#2062
子どものキラキラした未来と可能性を、ココロとカラダの両面からぐんぐん育てる「児童発達支援事業所」です☘️
当事業所では、日々の遊びの中にたくさんの「意味のあるアプローチ」を組み込んでいます。今回は、子どもたちが体験した「動(ダイナミックな運動遊び)」と「静(じっくり机上活動)」の1日の様子を、職員の専門的な支援技法と、子どもたちのリアルな頑張りのドラマと共にお届けします!✨
午前の活動:マーカーコーンで大冒険!
午前中は、色鮮やかな「マーカーコーン」を使い、【感覚統合療法(Sensory Integration)】の視点を取り入れたバランス・体幹アプローチを行いました。
この活動には、主に2つの大切なねらいがあります。
前庭覚(バランス感覚):頭の傾きを脳がキャッチして、体の平衡を保つ力を養う脳
固有受容覚(筋肉や関節の感覚):自分の体が今どうなっているかを感じ、力の入れ具合を微調整する力
チャレンジ①:あたまの上に乗せてトコトコ歩き
まずは「頭の上にコーンを乗せて、落とさないように進む」というファーストミッションです。
スタート線に立つと、最初は「落ちちゃうかも」という不安から、全員のお友だちが手でギュッとコーンを押さえながら歩いていました。中には「1番になるぞ!」と気持ちが先走って、ついつい走ってしまう姿も
これは、スピードを出すことで得られる「前庭覚」の刺激を求めていたり、走りたい衝動にブレーキをかける「自己抑制機能」がまだ発達の途中にあるため、ごく自然な姿です
ここで職員がすかさず傍に寄り添い、「プロンプト(適切な声かけ・視覚的促し)」の技法を投入しました。
「手はペンギンさんの羽だよ〜パタパタ〜」「ゆっくり進むのが花丸だよ〜✨」
と声をかけると、子どもたちはハッと気づき、焦る気持ちをグッとコントロール!職員がマンツーマンで並走し、安心感を提供することで、最終的には手で押さえることなく、ニコニコととっても楽しそうに参加している様子が見られました
【心の育ち:涙のエピソードと環境調整(クールダウン)】
この「頭の上にコーンを乗せる」という難しさを感じる場面で、少し気持ちが不安定になるお友だちがいました。
初めは手で押さえながらなんとか進んでいたのですが、指導員が「手を使わずに、ペンギンさんでやってみようね」と活動の正しいお約束を伝えた瞬間、そのお友だちの心の中で「できないかもしれない」という不安や、お約束を守らなければいけないプレッシャーなど、様々な感情が一気にあふれ出してしまいました。
涙がポロポロとこぼれ、悔しさとパニックから大声を上げてしまう場面がありました。
ここで私たちは「がんばって続けよう」と無理強いはしません。安全を第一に考慮し、【タイムアウト・環境調整(刺激のコントロール)】という技法を用いました。
周囲のお友だちの視線や活動の賑やかさから少し離れた、静かで落ち着けるスペースへと移動し、職員が1対1で優しく見守る時間を設けました☘️
「悔しかったね」「難しかったね」とお友だちの負の感情を100%受容し、脳の興奮が静まるのを待ちます。
こうした丁寧な「心の避難所」を作ったアプローチのおかげで、お昼前にはすっきりと気持ちを切り替えることができ、楽しみにしていたお弁当をなんとペロリと完食しました!✨お腹も心も満たされて、エネルギーが満タンにチャージされました。
チャレンジ②:背中の上に乗せてハイハイ
四つん這いで進むハイハイでの挑戦も、みんな一生懸命頑張っていました!
ただハイハイをするだけでなく、背中に障害物があることで、自分の背中の平らさを意識しなければなりません。
ここでは子どもたちの【課題解決能力(コグニティブ・スキル)】が光りました!
指導員の見本(モデリング)をじーっと参考にしながら、「どうしたら落ちないかな?」と自分で考えたお友だち。なんと、「自分で肘を床にペタッとつけて、限界まで重心を低くして進む」という独自の工夫編み出したのです!✨
言われた通りにするだけでなく、自分の身体の感覚を頼りにベストな方法を見つける姿に、職員一同感動しました。
️ チャレンジ③:お腹の上に乗せてクモ歩き(逆ブリッジ)
本日の一番の難関、逆ブリッジ(クモ歩き)です!
お腹の上にコーンを乗せて、お尻を高く上げ、腕を使ってグッと体を伸ばしながら進む動作は、ものすごい【抗重力活動(体幹筋力)】を必要とします。
お尻を上げ続けることに苦戦し、何度もコーンがポロポロと床に転がっていくうちに、子どもたちの心の中に再び葛藤の嵐が吹き荒れました。
「できないよ〜」「もうやりたくない!」とやる気がシュルシュルと消滅(消失)してしまうお友だちや、悔しさのあまりコーンを床にポイッと投げて気持ちを伝えるお友だち、最初から諦めて「手にコーンを持って」歩いて進むお友だちなど、さまざまな姿が見られました。
これは決して「わがまま」ではなく、「失敗して傷つきたくない」という子どもなりの自己防衛反応(回避行動)です。
職員は【ポジティブ・ビヘイビア・サポート(肯定的な行動支援)】をフル稼働させます。
コーンを投げてしまったお友だちには、「悔しかったね」と言語化して感情を優しく受け止めた上で、「でも今は活動中だよ。投げると危ないからお床に置こうね」と毅然とお約束(構造化)を伝えます。
そして、「大丈夫、さっきよりお尻上がってるよ!」「先生と一緒に一歩だけ進んでみよう!」と丁寧な支援と促しを行いました。
職員の熱いエールを受けて、子どもたちは「もう一回…!」と気持ちを奮い立たせ、苦戦しながらも、何度も何度も諦めずに一生懸命に取り組む姿を見せてくれました!その粘り強さ(レジリエンス)は本当に立派でした。
午後の活動:全集中!折り紙ワーク
午後はガラリと雰囲気を変えて、指先の器用さ(微細運動)と視覚的な集中力を養う「折り紙」の机上活動です折り紙
午前中に涙を流して悔しがっていたお友だちも、午後は驚くほど意欲的に取り組む姿勢を見せてくれました!✨
【集中を導く声かけと、SOSを出す力(マンド指導)】
活動の指示があった際、嬉しくてついつい気持ちが盛り上がり、机に乗り上がってしまうお友だちの姿がありました。ここで指導員は「正しい姿勢で椅子に座ろうね」と【適切な行動へのリダイレクト(再促し)】を行い、ピシッと座り直せるよう環境を整えました
折り紙を折り進める中で、どこを折ればいいのか分からなくなってしまった時、そのお友だちはパニックになることなく、自分から「おいで、せんせい!」と、とても上せて上手に助けを求めることができました!
困った時に「助けて」「教えて」と言葉でSOSを出せる力(要求:マンド)は、将来社会に出ていく上で何よりも大切なコミュニケーションスキルです。職員がすぐに傍に行ってサポートを行うことで、お友だちは安心して、再び全集中して取り組むことができました。
また、途中で職員の話に集中することが難しくなり、笑顔で冗談をたくさん言って場を和ませてくれるお友だち(ちょっぴり難しさを感じて回避しようとするサインでもあります)もいました。
その際には、職員がその子のパーソナルスペースに入り、「次はこれだよ」「ここを合わせるよ」と指差しを交えて【視覚的・具体的な個別声かけ(アンプリフィケーション)】をすることで、ハッと折り紙に視線を戻すことができていました
指導員の手元をじーっと見て上手に「模倣(真似っこ)」して折ることができたり、適切な声掛けによって「次の工程」へスムーズに進めたり、難しい箇所では職員が後ろからそっと手を添える「手添え支援(フィジカルプロンプト)」を受けたりと、みんながそれぞれの方法で折り紙の楽しさを存分に味わっていました
職員のきめ細やかなスモールステップの支援により、誰一人途中で諦めることなく、最後まで遅れることなく全員が素敵な作品を完成させることができました!
️ 本日のハイライト:エントランスに飾り付け!
活動の最後には、みんなが一生懸命作った折り紙の作品を、事業所のエントランスに自分たちで飾り付けしました!✨
「これ僕が作ったんだよ!」「きれいに飾れた!」と、みんなの目がキラキラ輝きます。
ただ作って終わりにするのではなく、みんなの目に見える目立つ場所に飾ることで、「自分の作品が認められた!」「みんなに見てもらえる!」という絶大な【自己肯定感(サクセス体験)】の獲得へと繋がっていきます
本日のまとめ
午前中のダイナミックな運動での悔しさと涙、それを乗り越えてお弁当を完食した抜群の切り替え力。そして、午後の折り紙での集中と達成感。
1日のなかでお友だち一人ひとりがココロもカラダもフル回転で頑張り、劇的な成長を見せてくれた素晴らしい1日でした!
心が荒れて涙が出ちゃう時があっても、職員の適切な見守りと空間の調整(環境調整)によって、「大丈夫、ここは僕を分かってくれる安心できる場所なんだ」とリセットできれば、子どもたちは自らの力でまた前を向いて歩き出すことができます。
これからも子どもたちの小さな心の揺れ動きに誰よりも敏感に寄り添い、たくさんの「できた!」を一緒に積み重ねてまいります✨
次回のブログもお楽しみに!
#2062