こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)です。
今回は幼児期の遊びの大切さについてお話をしたいと思います。
私たち大人は「学ぶ」といえば机に座って紙と鉛筆で行ういわゆる「勉強」をイメージするのではないでしょうか?
しかし、幼児期のお子さんが何かを学ぶために紙と鉛筆を持ってノートを取ったりすることはあまり現実的ではありませんよね。
そもそも、乳幼児期となれば「椅子に座ること」、「鉛筆を握ること」、「紙を抑えること」、そうした日常生活において基本となる身体機能がまだ成熟していないので、そこから始めなければなりません。
そこで大切になってくるのが「遊び」なのです。
幼児期の遊びから得られるもの
幼児期の遊びには人が生きていく上で基礎となる様々な要素が含まれています。
【体力・運動機能など身体機能の発達】
幼児期のお子さんは本当によく動きます。
跳んだり跳ねたり走り回ったりー。
とにかくいっぱい動いて自分の世界を広げていく時期となります。
興味のあるものにはどんどん関わりをもっていき、遊びの幅が広がってくると公園でジャングルジムや滑り台、ブランコなどで遊ぶことにも意欲的になり、お気に入りの公園も出来てきます。
例えばジャングルジムには「両手で捕まっている時の力の入れ方」、「片手を離して別の場所をつかもうとする時の力の配分」、「バランス」、「つかもうとする棒を目で確認し手を伸ばす目と手の共同運動」ー。
その他いくつもの身体機能を総動員することでジャングルジムという遊具はより一層楽しさを増していきます。
ご家庭内でも、この「つかむ」という動作や「登る」という動作を訓練することは不可能ではありません。しかし、そうした身体機能を高めることを目的に行うのは「訓練」の色合いが濃くなってしまいますね。下手をすればお子さんが拒否してしまうこともあるでしょう。
しかし、公園という開放的で楽しげな環境で、お子さんが自分の意思で「あそこまで登ろう」「こうやって移動しよう」と考える「動機」がある場合、そこには拒否は存在せず、お子さんの前向きな気持ちで求めている身体能力の獲得を測ることができるのです。
【社会性の獲得】
幼児期の遊びにおいて欠かせない要素の一つとして「おともだち」がいます。
特に幼稚園に入学したてのお子さんにとって、今まではお父さんお母さん、あるいはご兄弟が遊び相手の中心であったところに、初めて「おともだち」という存在が生まれます。
最初は「一人遊び」やお友達が遊んでいる姿を見て真似をする「模倣遊び」、場を共有しているけどまだ一緒に遊んでいるとまではいかない「平行遊び」の時期がありますが、これらの段階を踏まえて少しずつお友達への興味が高まり、一緒に遊べるようになっていきます。
はじめてできたお友達というのは、お子さんの性格や好きなものなどまだ何も知らないまっさらな状況ですから、ご家族のようにお子さんの考えていることを汲み取ってくれたりはしません。
中には意見がかみ合わず喧嘩になってしまうこともあります。
しかし、そうした経験を積むことで「自分の意見だけでは成立しないものがある」ということや、「相手の話を聞かなければいけない」など、今後の生きていくステージにおいて不可欠な社会性を学んでいくのです。
また、年齢が上がるにつれて遊びも高度になっていきます。
すると、遊びの中にも一定のルールが生まれ、それを守らなければペナルティが加えられたり、遊びが十分に楽しいものにならないということを学ぶようになります。
これに関しても、ルールやマナーを守ることで社会に受け入れられる。逆に守らなければ注意を受けたり窮屈な思いをする場合もある、という社会規範を学ぶことに繋がるのです。
【認知機能の向上】
認知機能とは、五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)、前庭感覚(平衡感覚)、固有受容覚(手足の位置を感じる感覚)などの「感覚」を受容していく機能を指します。
幼児期に様々な遊びを体験することによって、普段の生活では体感できなかった刺激が脳に伝達され、認知機能の発達を促します。
これは遊びだけにとどまらず、見たことものない物を見にいく、触れたことないものを触れにいく、など未体験の経験を積み重ねることで、お子さんの感受性や認知機能を大きく育てることになります。
いかがでしたでしょうか?
幼児期の遊びは私たちがイメージする「学び」の基礎を作り上げるための大切な準備であり、お子さんにとっては「学び」そのものでもあります。
当教室「児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)」でも、
「遊び」を通して、お子さんの発達を支えていきたいと思っております。
もし当教室にご興味がありましたら教室をのぞいてみてください。
体験・見学も随時受け付けております。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
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などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
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ステラキッド【利用・体験受付中】幼児期の遊びの大切さ
雑記
19/05/30 08:33