こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID鶴ヶ峰教室です。
小さなお子さんは色々な物に触れ、色々なものを口に入れたりするため、感染リスクも高いものです。
新型コロナウイルスの感染拡大が騒がれているこの時期こそ、小さなお子さんの手洗いなどの身辺自立・生活習慣の確立をしっかりしたいところです。
ーといったところで、今回は小さなお子さんの身辺自立についてお話させていただきたいと思います。
【身辺自立とは】
身辺自立とは読んで字のごとく、身の回りのことを自立することを言います。
小さなお子さんもいずれは成長し、親元を離れていきます。
そんな時、自分で自分の命を守るためには身の回りのことを自分の力で処理できるようにならなくてはなりません。
【身辺自立はいつから始められる?】
例えばお風呂上がり。
今までパジャマを着させてあげていたのに或る日突然、「自分でやるから!」といって大人の手助けを拒否することがあります。
こうしたタイミングがチャンスです。
実際にはお子さんにやらせてもうまくいかないことが多いですし、大人がやったほうが早いと感じることもあります。
でも、そこはグッとこらえましょう。
「失敗は成功のもと」と言うように、失敗しながら「どうしたらうまくいくか」を学んでいくことが重要なのです。
【自立心はあるけれどうまくいかない】
自分でやろうとはするけども、いつも最後には「できないー!」と泣いたり怒ったり。
でも焦らないでじっと待ってあげてください。
失敗の中から成功の糸口を見つけてこそ、お子さんにとっての「できた!」がより素晴らしいものとなるのです。
「放っておきなさい」ということではありません。
見守ってあげて欲しいのです。
小さいお子さんは大人のいないところでもどんどん成長していくものです。
しかし、お子さんにしてみれば、自分が大きくなった所、成長した所をお父さんお母さんに見てもらい、喜んでもらうのはとても嬉しいものです。
その瞬間をできるだけ見逃さないであげてください。
【何から始めたらいいの?】
一口に「身辺自立」と言ってもその内容は多岐に渡ります。
しかし、例えば2歳児に貯金や生活費の管理の方法を教えるなんて現実的ではありませんよね。
大人になり自立していくには実に多くの「身辺自立」を身につけていかなければなりませんが、その中でも優先順位が存在します。
以下はあくまで目安ですが、概ね以下のような領域を意識しながらお子さんの自立心を応援してあげると良いかと思います。
1:健康・衛生面
人の生命活動に関わる領域です。
着衣や排泄、食事、手洗いや入浴など清潔に過ごすための手段です。
何をすれば安全で、何が危険なのかを学ぶことも大切ですね。
そのほか、健康な心身にはスキンシップなどによる愛着の形成も不可欠です。
2:対人関係
仕事の多様性が注目される昨今ですが、社会で自身の力で生活することを目指す以上、ある程度の対人能力は不可欠になります。
幼児期であれば、挨拶の仕方や「ありがとう」、「ごめんなさい」など人と関わる際に押さえておかなくてはならない基本的なフレーズが自発的に出てくるようになることが望ましいといえます。
また、「話している人に注目する」、「誰かが話しているときは静かに耳を傾ける」なども幼児期のうちに身につけておきたい部分です。
3:作業能力
身体や知能を使って仕事を処理する能力です。
広義には料理や勉強なども含まれることもあり、より複雑な過程を必要とする作業を行うための技術の獲得のことをいいます。
これらは将来的に身につけていく必要はありますが、幼児期に焦って訓練する必要のない領域となります。
必要なのは前項1および2(特に1)による生活能力の基盤を作ることです。
いかがでしたでしょうか?
自分のお子さんには
「早くいろいろなことができるようになってほしい。」
「早く自立してほしい。」とおもうのも親心かとは思いますが、身辺自立にはタイミングと優先順位があります。
どうか焦らず、お子さんの自立のタイミングを見守り、しっかりと褒めてあげてください。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
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20/04/16 15:16