夏のムー祭りが始まりました。
年に一度のムー祭りなのですが、
今回屋台を組もうと考えたのですが、趣向を少し変えてみました。
今回のテーマは
「フリをする」
にしました。
人間は野生の中で生きていくことを脱却して、
人間の社会の中で生きていくことになりました。
その時点から人間は、リアルから仮想のものに依存するようになりました。
例えば、社会人という言葉がありますが
通常、学生を卒業して就職した瞬間、社会人となるわけですが
その実は、学生の頃からその人の中身は変わっていないわけです。
社会人になる。という自覚を持って社会人のフリをしていく中で、いつの間にか社会人になっていくわけです。
法律だって、お金だって、宗教だってそんなもんだと思います。
急にそれになると決めてから、浸透した時初めてそのものになるんだと思います。
いわば、「フリをする」というのは人間の根幹とも言えるような気がしますし、
あまり皆さん意識してはいませんが、空気を吸う、ご飯を食べる、疲れて寝るなどの行動くらい原始的かつ根源的で
生きていくためのポジティブな行為です。
なので、
今年は、祭りのフリをする。
屋台やしきりにギリギリ見立てられるようなランダムな仕切りを多く作りました。
色塗りの面も塗ってある面とない面をつくり
見る角度からの見え方に選択肢を付与させました。
お祭りってなに?
広いところで焼きそばやりんご飴が売っていればお祭り?
祭囃子が聞こえたらお祭り?
浴衣を着ている人がたくさんいたらお祭り?
そういった、何を持ってしてお祭りというものが構成されるかを子供達に考えてもらえるための舞台セットを作ったので、
あとはこどもたちに各々のお祭りの出店を作ってもらうことにします。
見立てることで、
今回つくった舞台装置も楽しんでクリエイティブに使ってもらえると嬉しいですね。
見立て
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23/08/28 15:58