ソーシャルスキルトレーニングは、以下のような方法でおこなわれることが多いです。
1.教示
まず、そのスキルが必要な理由と、スキルが身につくとどのような効果・結果があるかを言葉や絵カードなどを用いて伝えます。
2 .モデリング
手本となる適切な振る舞いを見せたり、不適切な振る舞いの例を見せてどうすれば良いか考えてもらいます。
3 .リハーサル
実際に練習します。ロールプレイングやゲーム場面の中で練習したり、ワークシートを用いることもあります。
4.フィードバック
お子さまの行動を褒めたり、「~するともっと良いね」と修正を促すことをフィードバックといいます。
リハーサルでの行動や反応を振り返り、適切にできたことを評価し、実施が難しかった場合はどうすればうまくいくかを伝えます。
5.般化
学習したスキルを、実際にどのような場面・人・場所にも発揮できるようにします。
お子さまの中には、指導場面ではスキルを発揮できるのに、実際の生活場面ではうまくいかないことがあります。
般化を促すためには、お子さまの環境面にも目を向け、獲得したスキルを発揮しやすいよう環境を整える必要があります。
ソーシャルスキルトレーニングを実施するにあたって大切なことは、スキルを身に付けることで、自分の気持ちが伝わりやすくなったり、友だちと楽しく過ごせるようになるなど、お子さま自身が学ぶメリットを感じられるよう支援していきましょう。
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ソーシャルスキルトレーニングと発達障害について②
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21/03/05 12:42