アスペルガー症候群のお子さんは、コミュニケーションの仕方が独特であることから、日常生活の対人場面にて困難さを抱えてしまうケースも見られます。
①「暗黙のルール」や「冗談」を理解する難しさ
お子さまと関わる中で、冗談が通じていなかったり、暗黙のルールを理解することが難しい様子が見られたら、それらを文字に書いて、意味や意図を伝える工夫をすることをおすすめします。それらを集めることにより、「暗黙のルールマニュアル」が出来上がります。
また、お子さまに悪気はなくてもストレートに物を言いすぎてしまい、相手を傷つけてしまうこともあります。そのような時は事前に伝え方を練習しておくことも1つです
②興味関心が限定的であることの難しさ
自分の興味のある話題であれば、話し始めると止まらないぐらいであり、逆に興味のない話題であれば、全く話さないこともあります。
興味のある話は時間を区切る練習、興味のない話は「興味がない」とストレートに言うと相手
を傷つけてしまうので、上手なかわし方を練習できるとよいでしょう。
③急な予定やルールの変更が苦手なことの難しさ
日常生活の中ではどうしても予定を変更しなければならなかったり、想定外の出来事が起きたりします。
そのため、もし予定が起こったらどうするか?想定外の出来事が起こったらどうするか?を事前に一緒に確認しておくことも1つの方法です。
「トラブルシューティング」のように、視覚的に事前にリスト化しておけると安心する方もいます。
アスペルガー症候群の子どもの悩み
タメになる情報
21/03/05 12:41