小学校低学年に見られる困難さ
● 抽象的な概念の理解の困難さと支援方法
小学校では徐々に学習面においても対人関係面においても、目に見えづらい抽象的な概念を扱うことが増えてきます。
例えば、対人面では自分の気持ちや相手の気持ちを理解しながらコミュニケーションを図ることが求められたりします。
学習面では、直接的な表現ではない表現を読解問題として解釈することを求められるなどの抽象的な表現を理解し行動することが求められます。
自閉症スペクトラム障害のあるお子さまの中には、このような抽象的な概念の理解が難しいお子さまがいます。
このような困難さを抱えるお子さまについては、見える化できるものは見える化する支援をおすすめします。
例えば「気持ち」や「声の大きさ」「スピード」など目に見えづらいものは、メーターのように視覚化することで、見えないものについて共通理解を図る一歩となります。
学習面においては、比喩や冗談など、直接的な表現以外の表現について、そのパターンや種類を学ぶ機会をつくることをおすすめします。
同じ自閉症スペクトラム障害の診断があっても、一人ひとり感じる困難さは異なります。
保護者さまと学校、そして関係機関で情報共有をすることで、お子さまが何に困っていて、どのように支援をしたら学校で過ごしやすくなるかを共に考えることが大切です。
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小学校低学年における自閉症の子どもへの支援③
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21/03/05 12:42