スタッフ研修〜感覚統合について〜 2021.07.20
私達は普段、様々な「感覚」に囲まれています。感覚には、「五感」(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の他にも、「固有受容覚」と「前庭感覚」という感覚が存在します。脳は次々と入ってくるこれらの感覚を整理・分類し、無意識に自分の身体をコントロールしています。それががうまくいっていないと、感覚の受け取り方に偏りが出るため、状況を把握して、それに応じた行動をすることが難しくなります。
感覚統合がうまくいかない場合、それは色々な形となって表に現れます。
落ち着きがない、坐位が保てない、癇癪をおこす、板書ができない、痛みに気づかない…など。
私達はどうしても表に現れたものにとらわれてしまい、それ自体をなんとかしようと思ってしまいがちですが、大切なのは、その裏にある原因を考え、観察し、見つけることです。そして、子どもに合った支援をし、目に見えない「感覚」という部分に働きかけることにより、表面に現れていた行動も落ち着いてきます。
「目に見える部分を何とかしようとするのではなく、目に見えない部分に働きかける」
頭でわかっていてもなかなか難しいことですが、チームで話し合いながら、そして学校や家庭と連携を取りながら、子ども達の成長を見守っていきたいと思います。
スタッフ 松野
今回の研修で一番学んだのは
感覚統合が学習障害に適応するという事です。
椅子に座ってえんぴつを持ちノートに書くという何気ない動作も
すべて感覚統合によって行っている事に納得させられました。
理学療法士として、
姿勢や身体図式、運動企画の所でサポートが出来ると感じたので
感覚統合のリハビリについても学習したいと思いました。
スタッフ 小林
スタッフ研修~感覚統合②~
教室の毎日
21/07/28 00:19