冬休みが終わり、学校が始まりましたね。
1月から3月は進級や卒業、進学など、環境の変化が重なる時期です。大人にとっても忙しい時期ですが、特に子どもたちにとっては緊張感が強まりやすく、心のバランスを崩しがちです。
実は、私自身も子どもの頃、この時期がとても苦手でした。具体的な理由は分からないけれど、漠然とした不安やプレッシャーを感じていたことを今でも覚えています。特に卒業式の練習では、形式ばかりが強調されることに窮屈さを感じていました。「もっと自由にしてほしいのに」と心の中で思いながらも、大人の期待に応えようと必死でした。
でも、今振り返ると、あの時にもっと「自分のペースでいいんだよ」と誰かが言ってくれたら、ずいぶん楽だったのかもしれません。
・子どものしんどさに気づくために
子どもたちは自分の気持ちを上手に言葉で表現することがまだ得意ではありません。「なんだかしんどいけど、何が原因か分からない」という状態に陥ることもよくあります。そのため、周りの大人が子どもの様子を注意深く観察し、気づいてあげることが大切です。
もしこの時期、お子さんがいつもより疲れているように見えたり、元気がないように感じたら、「どうしてできないの?」と詰め寄るのではなく、「何か気になることあるかな?」とそっと声をかけてみてください。言葉にできない不安も、大人が耳を傾けてくれるだけで、少しずつ軽くなることがあります。
・保護者の方へ
子育てをしていると、つい「常識」や「当たり前」の枠の中で物事を考えてしまいがちです。「こうするべき」「こうあるべき」と思うあまり、知らず知らずのうちにお子さんにもその考えを押し付けてしまうことがありますよね。でも、子どもたち一人ひとりの成長のペースや感じ方は本当にさまざまです。
「みんなと同じようにできなくても大丈夫だよ」
「あなたらしくていいんだよ」
そうした言葉が、お子さんにとってどれほど安心感を与えるか計り知れません。そして、そんな言葉をかけることは、同時に親自身の心も軽くするきっかけになるのではないでしょうか。
冬が終われば、すぐに暖かな春がやってきます。この時期特有の慌ただしさに負けず、ゆっくりと一歩ずつ進む子どもたちを、温かく見守ってください。
※今回のイメージ写真ですがいま話題のAI chatGPTに作成してもらいました。
kids space リフライズ
代表 山口
常識の押し付けに負けないで
代表のひとりごと
25/01/07 19:10