こんにちは!放課後等デイサービスFORTUNAです。
前回は段ボールの遊びについて書かせていただきました。今回は新聞紙の遊びについて書こうと思います。
新聞紙は1歳や2歳だけでなく、遊び方を工夫することで小学生くらいの年齢でも楽しむことができます。
1歳くらいの子どもは新聞紙を破るだけで破った時の音や感触を楽しむことができます。また、手や指を使う練習にもなります。これは、人差し指と親指を使ってものを掴む動作をするということです。すなわち、以前のブログにも出て来ましたが、指先の器用さである「巧緻性」を鍛えることができるのです。 巧緻性を鍛えることは、ボタンを上手にとめることや、靴紐を上手に結べることなど指先の細かい作業に繋がります。
子どもの発想力が豊かなら、細かく破いて頭上に広げて雪のようにして遊びだすかもしれません。新聞紙が広がって、頭上から落ちてくる様子だけでも楽しいものです。
当然かもしれませんが、子どもが成長していくにつれて新聞紙の遊び方も変わっていきます。丸めてボールを作るだけだったのが、次には「投げる」という運動の基本動作が始まって来ます。また、投げ始めると次は何かに入れるということを考えつくかもしれません。玉入れの始まりです。この動作はシンプルに玉入れとして遊ぶだけで距離感や力加減の練習にもなります。(詳しく説明すると長くなるので割愛します)また前回の段ボールのストラックアウトと一緒に遊ぶこともできます。
投げる動作だけでなく、転がす動作の習得のためにボウリングをして遊ぶこともできます。新聞紙ボールの大きさを変えることで難易度を調節することもできるのです。
最後に簡単な遊びを紹介します。新聞紙を広げて乗り、ジャンケンをしていきます。負けたら新聞紙を半分のサイズに折りたたんで行きます。回数が進むに連れて自分の陣地が小さくなっていき、先に足が新聞紙から出てしまうと負けというシンプルな陣地ゲームもできます。個人戦で楽しむこともできますが、チームで楽しんで協力することで協調性を養うこともできます。
ただし、勝ち負けにこだわる子どもにとっては、負けることもあるということを学び、勝負の結果だけでなく、その過程にも目を向けられるように支援が必要です。私も小さい頃にしたことがあります。とても楽しくて夢中になったことを覚えています。
このように、新聞紙に乗って遊ぶことは楽しいのですが、特に気をつけなくてはならないことが、転倒による怪我です。新聞紙はとても滑りやすいものです。なので、新聞紙に乗る際は裸足になった方が、より安全に楽しく遊ぶことができると思います。
2回にわたり、段ボールと新聞紙という、一見捨ててしまいそうなものですが、使い方次第でとても楽しく遊ぶことができる方法をご紹介いたしました。廃材アートならぬ廃材遊びをご家庭で楽しんでみてはいかかでしょうか。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 新聞紙遊び
研修会・講演会
22/03/23 19:55