児童発達支援事業所
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【送迎あり】 こぱんはうすさくら 札幌太平教室

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【僕が子どもに関わる仕事をずっと続けている原点】

教室の毎日
【僕が子どもに関わる仕事をずっと続けている原点にあるものは?】

・大学を卒業してから、児童相談所〜女性相談援助センター〜児童相談所〜児童デイサービスと、ずっと長く子どもや家族に関わる仕事をし続けているのは、
僕自身の生育歴と大いに関係があると思います。
そして、子ども時代に、とても素敵な学校の先生と出会ったことが、僕の方向性を決めたのかもしれません。

・今まで、特に、学校の先生になりたいと思ったことはなかったように思いますが、公務員の試験に合格した時に、子どもたちの現場に関わる仕事を選び、その後、行政的な仕事の誘いを何度も断って、子どもの現場にこだわり続けたのも、いつもどこかで、この先生のような人間を目指そうと思っていたからなのかもしれません。
この男の先生のことは、こぱんのLITALICOプログで、以前話したことがあります。

・小学校の頃、僕は、親からも学校の先生からも、マイナスの目、否定的な視線で見られていました。
・今考えても、どうしてそうだったのかは分かりませんが、何か問題が起きると、周りの友だちも、親も教師も、僕のせいにすることが多く、とにかく責められました。学校のブラックリストに載っていました。
・僕は富山県の山の麓の人口8千人ほどの小さな町で育ちました。家から自転車で10分ほどの所にダムがあり、大きな河川が流れていました。
鮎が釣れました。
・僕が通った小学校は1学年1クラスの小さな学校でしたが、少なくとも、学校の先生や親が求める「よい子」ではありませんでした。
・いわゆる「悪ガキ」で、「どうしようもない子」と見られていました。
・小1の時は、女の厳しい先生で、給食を残すと怒られました。僕は牛乳アレルギーで、バターもチーズもだめで、今でも、そのニオイだけで吐きそうになったりしますが、担任の先生は許してくれませんでした。チーズをほんの一欠片ずつ口に入れて、洗面所に走り、水で喉に流し込むことを何度も何度も泣きながら繰り返しました。
ですから、それがトラウマになって、今でも、学校給食には抵抗があります。
・小3は、良い子が大好きな男の先生。
・小4は、穏やかで優しいけど、存在感があまりないおじいちゃん的な先生。
・そんな中で、5年生の担任の先生が、僕の気持ちをとても良くわかってくれて、親にいろいろ、僕の良いところを話してくれました。
・こんな先生は初めてでした。
・悪ガキ、ワガママ、生意気で、見た目には、人のことを考えず好き勝手にやっていると多くの先生方には思われていましたが、
その行動の奥にある、僕の寂しさや不安や優しさなどを5年生の先生は見抜いてくれたようです。
・他の先生や親が、事あるごとに、「またあいつか」「困ったもんだ」「このままでは、将来が思いやられる」「ろくな大人にならない」と、僕の行動を非難する中で、この先生が僕を弁護し、僕の盾になってくれていたようです。
・何十年も経ってから、初めてそのことを母から聞かされました。
・「たしかに、言い出したら、教師の言うことを聞かないこともあるが、それは、彼なりに考えた上でのことだったりする」
「どんなことも途中で投げ出すようなことはしないで、最後まで一生懸命頑張っている」
「実は、周りのことをよく見ていて、さり気なく友だちをかばったりしている」
「褒めると、とてもうれしそうな笑顔を見せ、目が輝く」
「僕(担任)が話す時には、きちんと目を合わせて聴いてくれる」
・その他にも、担任の先生は言っていたようですが、忘れてしまいました。

・その頃の僕の唯一の味方が、その先生でした。
・僕は、その先生が大好きでした。
・その担任の先生の当直のときには、友達と一緒に、夜、学校に遊びに行き、先生とトランプをしたり、校舎内でで肝試しをしたりしました。先生の自宅にも遊びに行きました。
・その先生は、僕が、小学校〜大学という学生時代を過ごした中で、唯一好きな先生です。
・体育が得意な先生で、僕は卓球、サッカー、ソフトボールなどを教えてもらいました。
大好きな先生の動作を必死に真似した記憶があります。僕の憧れでしたし、その先生のようになりたいと思いました。
・しかし、その先生との学校生活は、わずか1年で終わりを告げました。その先生が転勤してしまいました。
・そして、6年生の担任になったのは、3年生のときにも担任だった男の先生で、「よい子」が大好きな先生でした。
僕は目の敵にされ、そして、僕も反抗しました。
・冬になると、担任の先生の授業を聞かずに、勝手にドリルをやったりしていました。
・すると、その先生から「力の算数5000題」という部厚い参考書を渡され、「そんなに先生の授業を聞きたくないなら、これをやりなさい」と言われました。
・ちょうどその頃は、父が勤務中に交通事故で骨折し、自宅から2時間近くかかる病院に入院し、母が8歳下のの妹を連れて2ヶ月近く付き添っていたため、僕はすぐ下の4歳違いの妹と父の実家のおばあちゃんの家で生活していました。
・そして、毎晩、夕食を食べてから寝るまでの時間、必死で算数の問題に取り組んだ記憶があります。意地でも全部解こうと思い、頑張った記憶があります。
・卒業式後の謝恩会のときに、担任の先生は、母にこう言ったそうです。
「中学校に行って、どうなるか分からない。大変な子になると思う。非行少年になると思うし、このままでは、将来、とんでもない大人になると思う」と。
・そして、それを聞いた母は、真に受けて、僕への指導をさらに厳しくしていきました。

・中学、高校では、いろんなことがありましたが、6年生の担任の先生が予言したまでにはならず、学校を卒業して社会人になってからは、ずっと、子どもたちと現場で関わる仕事を続けています。

※5年生の時の担任の先生のような、素敵な先生には、これからもなれないとは思いますが、「こぱんはうすさくら」に通ってくる子ども達の心に寄り添い、プラスの部分を沢山見つけてあげて、それをご家族や学校の先生などに伝えられる大人になりたいと思っています。
・それが、僕を救ってくれ、この道に導いてくれた先生への恩返しになると思います。
◆但田たかゆき
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