・前にいた児童デイサービスでのことで恐縮ですが、アートセラピーを集団で行ってみました。
・幼稚園児3名、小1、小4、中1の計6名が教室方式でテーブルに座り、一斉に描画療法を実施しています。
・小さい子も、小学生も、中学生も、隣の子と時に話しながら、楽しそうに取り組んでいます。描くこと、表現することが楽しそうです。
・実施した描画は、投影法の心理検査であり、同時に心理療法と言われているものです。
・僕的には、まず、外からは見えない、子どもたちの心の状態を知りたいということで実施していますが、
先に述べたように、描くこと(表現すること)そのものが、心の癒しになります。
・表現すること、つまり、心の中を外に出してあげることによって、たとえば、グジュグジュしていた心の傷が、空気に触れて、カサブタになり、そして、それがやがて取れることで、心が癒されます。
・また、楽しさや喜びも表現し、誰かに共感してもらえることで、何倍にもなります。
・描画療法は、個別に一人ずつ行うと、一人あたり20分ほどはかかり、6人に実施するとなると、2時間必要ですが、
こういった形で集団でやると、短時間で済み、
また、描くことに抵抗がある子も、みんながやっているということで、取り組んだりします。
※これからは、こぱんはうすさくら札幌太平教室でも、この集団での実施も取り入れながら、なるべく早く描画療法を実施し、すべての子ども達の知的発達の状態、認知(情報処理)の状況、情緒、人格発達の状況を理解するとともに、心の傷や言葉にできない心の叫びやSOSを受け止めてあげたいと思っています。
※子ども達の心や行動は、周りの大人を映し出します、周りの環境を映し出します。
※子ども達の心や行動に、「こぱんはうすさくら札幌太平教室」がどのように映し出されれているのかを、定期的にきちんと見つめていきたいと思います。
※そして、辛いことや悲しいことがあっても、「『こぱん』に来たら、先生方の優しい笑顔や優しい眼差しで
心が温かくなり、我慢して泣かずにいたのが、涙が自然にあふれ、そして、生きるエネルギーをもらえるんだ」
と子ども達に感じてもらえるような「こぱんはうすさくら」に少しでも近づいていけるように、スタッフ職員が心の一つにして、子ども達や保護者の方に関わっていきたいと思っています。
・みなさん、これからもよろしくお願いします。 但田たかゆき
【アートセラピー(描画療法)の意味について】
教室の毎日
22/11/04 13:04