【笑顔について】~ いろいろな笑顔
・プライドが見え隠れする、作り物の笑顔。
・本心をアーケード冠(バウムテスト)で隠し、回りを和らげる優しい笑顔。
・無理して、楽しそうに振る舞っている笑顔。
・はにかんだ微笑み。
・照れくさそうな微笑み。
・困ったような微笑み。
・ホッとした微笑み。
・心からの笑顔。
・豪快な笑い。
・朗らかな笑い。
・回りの人を優しい気持ち、幸せな気持ちにする、やさしさが滲み出る笑顔。
・人を緊張させる笑顔。
・引きつった笑顔。
笑顔にもいろいろあリます。
私たちは、様々な人の様々な笑顔に接しています。
自分の生育歴も大きく影響しているかと思いますが、僕は人の表情に結構敏感です。
小さい頃から、いつも母親の表情を気にしていました。窺っていました。
母親の心からの笑顔は見たことがありません。そもそも自分に向けられた笑顔の記憶があまりありません。叱られた時の顔しか想い出せせません。
その他には、ひきつつった笑い、人を責める視線。
夢の中では、母は笑っていることもありました。しかし、その夢は必ず、振り向いた母親の顔が、鬼のように目がつり上がった恐ろしい顔で終わりました。そして、目が覚めます。
「やっぱりか…。やさしいわけないよな」と、いつも思ったものです。
空を飛ぶ夢と、この夢が、少年時代の僕の夢の定番でした。
他人の作り笑い、見せかけの笑いは、よく分かる。と言うか、感じてしまうと言った方が良いかと思います。微妙な視線、表情の変化にも気がついてしまいます。
さすがに、心まで読めるわけではありませんが……。
もしテレパシーのように、他人の心が全部読めたら、とても人とは付き合っていけないでしょう。表情や言葉の裏側が全部見えてしまうのだから…。
お世辞も悪意も……。
じゃあ、自分はどんな笑顔なのだろうかと思います
最近、笑っているかなと思います。
心から笑ったことはあるかなと思います。
無理して笑うことが多くなったかもしれません。
僕の笑顔は、他人にはどんなふうに映っているのでしょうか。
こぱんはうすさくら札幌太平教室に通ってきてくれている子どもたちには、どんなふうに映っているのでしょうか。
子どもの頃、大人からあまり笑顔を向けられたことがなく、いつもどこかで、自分を優しくすっぽり包み込んでくれる笑顔を求めていた僕だからこそ、心からの優しい笑顔の大切さをわかっているつもりです。
こぱんに通ってきてくれている子どもたちに、
心からの笑顔を送り続けたいと思います。
寂しいとき、悲しいとき、どうしていいか分からず不安なとき、怒りで心が爆発しそうなとき、心が落ち込んでしまったとき、……
そんなとき、笑顔で受け止めてあげたいと思います。
◆但田たかゆき
【笑顔について】~ いろいろな笑顔
教室の毎日
23/04/08 22:48