今回のスタッフ紹介は2022年12月からスタッフとして従事している「簱谷尚吾」さんにお願いしました。
1.普段から療育を行うにあたって気を付けていることは?
自らの言動の影響力です。主に就学児の教室を担当していますが、僕(大人)が発した言葉がどれほど彼らの記憶に残り、今後の生活態度や考え方に影響を与えるか…を意識し、断言したり主観で語りすぎないことに気を付けて療育に臨んでいます。
美術教員志望ですが、美術に興味がある子がすべてではないですし、大体の子が学校を頑張ったあとに来るので、美術の話もそこまで聞きたくないと思います。美術・工作的なことをびっちり教えるというよりかは、僕自身の制作スキルを日々のプログラムの準備物などに活かしていけたらいいなと思っています。そのなかで、継続することの大切さや、好きなことがあること(これは技能的な面でも趣味的な面でも)の偉大さを伝えていけたらいいなと思っています。
2.今の仕事の魅力について?
繰り返しになりますが僕は美術教員志望なので、子供たちと日常的に触れあい・自分が先生であることを意識しながら接することはそれ自体が経験値となります。個々の個性や特性を把握しながら小集団を指導していくのは容易なことではありませんが、本当にやりがいがある仕事だと思っています。
3.教室の子供たちに願うことは?
たくさんありますが、もし苦手なことやどうしてもできないことがあったとしても、とにかく”自分はダメだ”なんて思わないでほしいです。今まで勤務してきて何十人と子供を見てきましたが、どの子にも素直なところ、可愛らしいところ、面白いところ、強いところがあります。これは僕みたいな若い人間から見ても明らかなことです。
好きなことを見つけるのも、物事に取り組むのも、それを継続させるのも、なににつけてもそういった自己肯定感が基盤になると僕は思うので、”やればできる”とまでは言いませんが、”多分頑張ればできると思う”くらいの気持ちは持ち続けてほしいと願っています。また、そういった気持ちでいられるような関わり方をしていけたらいいなと思います。
<スタッフ紹介第4回:指導員 簱谷>現場からの思いを語る
教室の毎日
24/05/25 06:44