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(14件)

発達でこぼこのお子様との関わり、何を大事に?

保育園には、定型発達のお子様だけでなく、発達でこぼこのお子様もクラスで同じように過ごしています。もちろん、その中で発達でこぼこのお子様への手立てやサポート等も行っていくわけです。 こうして長きにわたりお子様の保育に携わってきた中で、定型発達のお子様にも、発達でこぼこのお子様にも、私は、何を大事にしてきたのだろうとふと、考えたことがありました。 今回は、3歳児で担任を持ち、卒園まで園で見守ったお子様との関わりについて書きたいと思います。 ☆出来る事はみんなと同じように・・・ 3歳児に進級したばかりで、未診断でしたが、発達のでこぼこのあるTくん。言葉は達者ですが、思いついたら飛び出して行ってしまうような衝動的な事、癇癪を起こしたら自傷行為(身体を叩く)、じっとしている事が難しく寝ころんだり、椅子に座った状態から床に頭をつけた姿勢でいる等も見られました。他にもこだわりの強さなどありました。 そういった発達特性やTくんにとっての困りを理解した上で、私は特別意識を全く持たずに関わっていたなと思います。 ですが、できない事を無理にはさせる事はしませんでした。 ・気分が乗らない製作活動は気が乗った時にする。 ・イライラした時は目で見える範囲で別の好きな事をさせる(よく水道で水を触ってました) ・姿勢が悪いのも、感覚統合の視点から考え、まっすぐに姿勢を保つのが難しいと理解し注意もしない。 このように、Tくんの状態や気分に考慮する事はもちろんありましたが、「時間を決める」「〇〇したらやる」等を決めて行いました。 そしてこれは、Tくんだけではなく、他のお子様もどうしてもやりたくない、できないなんて時は同じような対応をしていました。(許容の範囲で) なので、特別な意識は全くなかったのです。 ☆何を大事にしていたか? 人によって考え方も様々で私のやり方がいいとか悪いとか、人によって捉え方は違うと思いますし、否定的に捉えられるかもしれませんが、私が大事にしてきたのはどんなに小さなお子様であったとしても『一人の人間』として尊重するということです。『一人の人間』として、お子様から発したものを認め、受け止め、関わってきたのです。 「子どもだから」とか「まだわからないから」と子ども扱いで頭ごなしに何でも言ったり、小さな胸に詰まった思いや気持ちをないがしろにしてしまわないように大事に大事に関わっていました。 そんな風に関わると、発達でこぼこの特性よりも、そのお子様の思いや気持ちを汲み取った関りが出来るようになったと私はTくんと過ごした中で改めて感じました。 ☆すべてが面白い、可愛い! Tくんは、お散歩に出かけるときは必ず1番前で私と手を繋ぎます。これだけは怪我、事故のないようにする為には行わなければならなかった事でした。なぜならTくんは、信号などで止まってしまうと、座り込み動かなくなるのです! 姿勢の問題と同様で、歩くだけでも前のめりな姿勢で前進します・・・まるで坂道を下るような体制なので、急なストップができません。なので前に誰かがいると激突します!そして止まってしまうとまっすぐに立っている姿勢もがしんどくて座り込んでしますのです。 なので、私は毎日の散歩で信号にかかりそうになった時は手前で速度調整をしていました。しかし、靴が脱げてしまう等もあり止まってしまう時は・・・おしゃべり好きで、アニメガ大好きなTくんに、その話を振るだけで、エネルギーチャージした戦隊もののように元気に立ち上がっておしゃべりと共に歩き出します(笑) 私はTくんこんなところが面白くて可愛くて大好きでした。 発達でこぼこのお子様の中には、好きな事に対して強烈な思いや熱意を持つという子も多く、そんな部分を上手く関われる事にすればと思い、気分の切り替えや、やる気を出してほしい時にこんなふうにしていました。 何より、私も熱心にそのアニメの話をしてみるのです(笑)アニメのお話だけでなく、集中して取り組めるものも一緒に楽しむのです!共感するという事ですよね。 ☆「特性だから」だけでなく・・・ お子様の特性を理解する事も本当に大切な事です。ですが、「特性だから」という見方だけでなく、そのお子様の興味・関心、思い等にも目を向けて関わっていけば、お子様の可能性を広げ、人として素敵な部分を見つけてあげられるのではないかと思います。 一人の人間として考えや思いも尊重し、もって生まれた特性を受け止め、関わる中で一緒に共感できる人たちがたくさんできれば、もっと生きやすい社会になるでしょう。 まずは、そばにいる周りの大人が、そうできるといいなと思います。

TOTOFULL(トトフル)/発達でこぼこのお子様との関わり、何を大事に?
TOTOFULLからのおはなし
23/02/28 11:09 公開

発達でこぼこのお子様の『マイルール』と付き合い方

発達でこぼこのお子様は、強いこだわりを持っている子が多いです。 〇〇しなきゃいけない、やらないと気が済まないとお子様なりの変えられないこだわりを持っていたり、こだわりが目立たないお子様の場合でもマイルールが障害となって困っている事もあります。 ☆なぜ発達障害の子はこだわりが強くなるの? なぜ発達でこぼこのお子様は強いこだわりをもっているのでしょうか? 発達障害ASDの子は先の見通しが立たないことが苦手です。 この先何が起こるかが分からないことで不安になってしまうのです。 逆に返すと毎日繰り返される当たり前のこと、ルーティンだと安心できるということになります。なので、普段の自分の当たり前をくずさないようにすることにこだわりを持ってしまうのです。 また、失敗することも発達障害の子にとっては大きな不安の1つです。 ○○して失敗したらどうしよう、うまくいかなかったらどうしようと先に心配するあまり、挑戦しない方法をとるのです。ルーティンをこなす事には安心して行動することはできますが、ちょっとした変化に違和感をもってしまうのです。 これをやらなきゃいけない!という思いが強すぎてしまうと、そのことにとらわれてしまい日常生活に障害となることも心配です。 「こだわり」「マイルール」にどのように対応していけばよいのでしょうか? ☆青色が好き 2歳児、自閉症スペクトラムのYくん。入園するまで家で過ごし、「〇〇はYちゃん嫌がるから」「Yちゃんお母さんじゃないとダメで・・・」と聞いている限り、こだわりも強く、園での生活も心配でした。 いざ、おやつの時間。椅子には座れないと聞いていましたが、食べ物があるとわかった瞬間、椅子に座る事が出来ました。おやつを家で口にしたことがない為、まったく食べず走り出しましたが・・・ 経験不足もあるだろうと思い、園での生活の中でいろいろな事を身につけて行ってくれました。 ふとYくんの遊ぶ姿を観察していると・・・「青色」のブロックばかり集めて、青色の表紙の絵本を眺めているのです!これは、いろんな事を試すときに好きな色があると取り掛かりやすいかもしれない!と思い保護者の方にも伝えました。 次の日から、Yくんのコーディネートは青一色・・・。お母さんは好きだからと取り入れてくれたのでしょう。しかし、私たちやお母さんが思っている程Y君は「青色」にこだわりを持っているわけではなく、ただ好きな色だったのかもしれません・・・ その他、行動一つ一つもよく考えると絶対にしないといけないわけではなく、以外とちょっとの変更なら少しぐずる程度で難なく過ごせていたのです。 こわだりを受け入れすぎて、Yくんの強いこだわりやマイルールにしてしまっていたのは、周りの大人だったのかもしれません。 その後、Yくん。「これは嫌」とこだわる部分もありますが、ある程度の事は経験を経て出来るようになりました。もちろん青へのこだわりはありません。 ☆10秒ルール 3歳児、Tくん。Tくんは水が大好きで、触り始めると時間を忘れてしまいます。 3時のおやつの後のうがいの時間があります。部屋から廊下を挟んで目の前にある水道なので、目は届くのですが、声をかけずにおいておくと帰ってきません。もちろん声をかけたからと言っても「Tちゃん帰るから」「後でいくから」と簡単には帰ってきません。 おやつ後は帰りの用意をして、歌を歌って自由遊びの時間になります。起きるのも遅かった為、すべてがずれ込んでいたTくん。自由遊びが始まる頃にやっと帰ってきました。(あえて一度そのまま声をかけずにいました) 「Tちゃんが使いたかったのに~!!!!!」 遅くなった事で、自由遊びで遊びたかったブロックをお友だちが先に使っている姿を見て怒り出しました。 「だってTちゃん今、何してたん?」 「あのね・・・あのね・・・お水してた・・・」 「おもちゃで遊べなくて嫌やったん?」 「うん」 「じゃあ、先生が10よ!っていったらその間に帰って来れる?」 その次の日からTくんは10数え始めるとぱっと切り替えられるようになりました。そしていつの間にか数ではなく、声かけで帰れるようになっていきました。(自分の中の10秒になったのかもしれません) しかし、その様子を知らない別の先生が5秒で部屋の扉を閉めてしまったのです。そこでTくんの中のルールが壊されてしまい、怒って体中を叩いていました。 私とTくんの中で成立しているTくんのルーティンも、他の人にはわからないので、今後困る事も増えてしまうなと感じました。 お話は上手なTくんだったので、「10数えたら帰る」等相手に伝える事を知らせました。うがい以外の事も言葉で伝える事をしっかり知らせていくことで、こういった場面も少し減らせるようになりました。 ☆こだわりやマイルールとの付き合い方 私が経験したお子様たちのこだわりはそこまで強いものではありませんでしたが、このような経験から「こだわり」「マイルール」があるからとそこに周りの大人がこだわりすぎる事がよくないのかもしれません。出来る日もあれば、出来ない日もある・・・それぐらいでいいのかもしれません。 いつも通りじゃなくて、怒ってひっくり帰って癇癪を起こす・・・そんな事もあると思いますが、お子様が大きくなっていくにつれて、こだわりも薄れ、別のものへと変化もしていくので、少しずつ変化をつけてあげることが大切だと思います。

TOTOFULL(トトフル)/発達でこぼこのお子様の『マイルール』と付き合い方
TOTOFULLからのおはなし
23/02/21 14:13 公開

片づけが苦手。それは発達でこぼこが原因かも!

「どうしてもおもちゃを片づけられない」 「何回言っても話を聞いてくれない…」 にお子様に対して、そんな悩みを抱えていませんか? おもちゃだけでなく、幼稚園や保育園に通うようになると自分のロッカーや荷物の片づけ等もするようにしていきます。しかし何度やり方を伝えても上手くできない・・・なんてお子様もいます。 どうしても片づけが苦手という場合、もしかしたら発達障害の特性(ADHA)原因かもしれません。 「じっとしていられない」「片づけられない」「おしゃべりばかりしている」、そういった症状が顕著な子どもは、実はADHD(注意欠陥・多動性障害)という発達障害かもしれません。 【衝動性】 ・人が話しているのを遮って、話し出してしまう ・話すことばかりに夢中になり、人の話を聞かない ・他の人が持っているものを取り上げる 【多動性】 ・じっと座っていることができない ・おしゃべりが止まらない ・イベントや行事におとなしく参加することができない 【不注意】 ・片づけやお手伝いが最後までできない ・気が散りやすく、忘れっぽい ・集中し続けるのが苦手 ADHDは先天性のもので、親のしつけや育て方が原因ではありません。本人は片づけようと思っても、集中力が続かず、途中で投げ出してしまったり、片づけること自体を忘れてしまったりしている可能性があります。 ADHDは、大人になってもこれらの症状を抱えている人も、実は多いのです。 ☆片付け方がわからない 保育園では、幼児クラスになると、洗濯物や自分のコップ、お帳面をカバンに直すというお片付けを自分で行う練習をします。3歳児クラスでは、まだまだ忘れ物も多く、大人の手を借りたり、みんなで確認したりが必要です。しかし、5歳児の年長にもなるとロッカーの整理整頓、服を綺麗にたたんで直す等出来る事も増えていきます。 お片付けの苦手なYちゃん。3歳児の時も毎日どこに何を直す、次に何を入れると伝えながらでしたが、5歳児になってもやはり自分のロッカーは雪崩のようにものが詰め込まれていました。 自分でできるようにとあまり手出しをしないようにしていましたが、雪崩落ちてきた荷物。さすがにと思い、声をかけ一緒にロッカーを片付ける事にしました。 まずは、すべて出してみたら・・・脱いだままのパンツ!!! いつ着替えた??着替える事が殆どない下着カバン入れの奥から出てきたのです。他にはお絵描きした紙がぐちゃぐちゃと詰め込まれていました。 持って帰るものはカバンの中へ入れる、続きで使うものはお道具箱へという簡単な決め事はあったものの、Yちゃんは、その判断もできていなかったのです。 そして、具体的な片付ける場所が決まっていないからわからないだけでなく、面倒な事は先延ばしにしてしまう、する事を忘れてしまうといった特性からも、片付けができなかったと考えられます。 お母さんも片づけがとても苦手な方で、片付けるという事が身に付きくい環境でもあったのです。 ☆物の場所を自分で決める 就学前という事もあり、こちらがいろいろな手立てをしてできるようになっても、これから小学校に行ったときに手立てがないとまたできなくなってはと考え、「ものの場所」をどこにするかを自分で決めてもらいました。片付ける時に「これはどこだった?」と最初のうちは確認したりチェックしたりしながら自分でできるように見守っていきました。 また、「持って帰るものはカバン」は本人もそう決めたのですが、その持って帰るものかの判断も自分で考える習慣が付くようにも何度も声をかけ、確認しました。 ちょっと見ないとすぐ雪崩が起きてしまいますが、周りの友だちも声をかけてくれるようになり、以前より気をつけられるようにはなりました。 ☆具体的な指示を! 「片付けなさい」の言い方は、実はあいまいな言葉なので、何をどうすればいいのか理解が出来ないのです。なので、「このおもちゃはこの箱に」、「ブロックはこの場所に入れて」と、具体的に指示を出してあげましょう。片づける箱に、おもちゃの名称を書いたり、写真やイラストを貼っておいたりして、何度も同じことを言わなくても、子どもがわかるようにしてあげると、小さなお子様にもわかりやすく、習慣になりやすいと思います。 家庭では、焦ることなく子どものペースに合わせて、できることを増やしてあげましょう。また、保護者の方が苦手だという方もいらっしゃるかもしれません。大人も同じように、物の場所を決める、使ったらすぐに同じところに戻すという習慣をお子様と一緒に付けていくといいかもしれませんね。

TOTOFULL(トトフル)/片づけが苦手。それは発達でこぼこが原因かも!
TOTOFULLからのおはなし
23/02/14 10:05 公開

人見知りにしては激しすぎ?『場面緘黙症』って何?

場面緘黙症という言葉を聞いたことはありますか? 「人見知り」「恥ずかしがりや」がちょっと激しすぎるかなと思うお子様は、もしかすると場面緘黙症で、密かに苦しんでいるかもしれません・・・。 「家庭環境のせい」や「親のせい」という事を耳にしますがそれは誤解です! 場面緘黙症とは、言語や知能の発達に問題はありませんが、特定の状況(場所・相手・活動内容など)においては話せない、という症状があります。 原因ははっきりしていません。生物学的な要因として、不安になりやすい気質があり、心理的・社会的な要因などが重なって症状が出ると言われています。 背景の発達障害が原因の場合があります。感覚過敏(光や音に敏感)、物事の考え方、受け取り方の偏り、言葉の意味の理解や、単語を思い浮かべるのに時間がかかる等の特性から、場面緘黙につながっていることがあります。 ☆お子様にみられる姿は? ・お家で家族となら問題なく話せるが、学校や幼稚園、保育園などある特定の状況では、無表情で全く話すことが出来ない。 ・言葉を知らなかったり、話すのが下手だから話さないという理由ではない ・症状が一か月以上続く ・学校や幼稚園、保育園でご飯が食べられない・トイレにいけない(家庭では大丈夫) ・不安で、体がこわばってうまく動かすことが出来ない。 ☆伝えたいのに、伝えられない! 4歳児の時に保育園へ入園したRちゃん。恥ずかしがり屋さんでどんな活動のも控え目。周りのお友だちに誘われると一緒に遊ぶ姿も増えてきましたが、言葉を発する場面は見られません。また、大人の言葉がけには固まってしまう場面はなかなか改善していかず、1年過ごしてきました。園生活を送る中で、認識面も難しい場面もあり、更に話さなくなっていたのかもしれません。 5歳児に進級。私が担任をすることになったのですが、Rちゃんの様子は把握できていた為、関わりやすいお友だちに協力してもらいながら少しずつ関わっていくことにしました。(しかし、この時は『場面緘黙症』という名前を知りませんでした。) 無理に言葉で伝えることを要求はしませんでした。どちらかを選択する場面では指さして伝える、「うん」「ううん」の首を縦か横に振る等で知らせる方法で意思疎通ができるように簡単な事から始めていきました。 ☆プールとお昼寝が始まって・・・ 夏は、プール遊びがメインになってきます。普段はお昼寝のない5歳児も、水に入り疲れも出る為、1時間ぐらいのお昼寝も行っていました。 Rちゃんにとっては、急に生活の流れやリズムが変化。どうしたらいいのという不安も見られました。 お友だちの助けもあり、流れやリズムには慣れていきましたが、いままでと違う流れやリズムで、トイレに行くことが出来なくなったのです・・・ 普段は、流れでお友だちと一緒に自然と言っていたトイレ。お昼寝の起きるタイミングも、トイレに行くタイミングもその時はみんなバラバラだったので、 ・いつ、行っていいのかわからない ・勝手に行って怒られたらどうしよう ・言いたいけど伝えられない Rちゃんの中で困っていたのだと思います。その結果・・・部屋の隅や寝ころんだ場所で、漏らしてしまうようになってしまいました。 ☆気持ちの配慮と方法を! どうすれば、「トイレに行きたい」と伝えられるか、伝えなくても自分から行けるようになるか・・・ 家庭では保護者の方には、ゆっくりながら話は出来るので、保護者の方に話をしてもらいお子様本人がどんな気持ちなのかを聞いてもらいました。 すると「トイレに行きたい」ということ自体を恥ずかしいと思っていると知りました。 5歳児の女の子。発達面でも気になる事が多かったので、羞恥心が芽生えてきている事には、嬉しく感じたのを覚えています。その芽生えた気持ちは大切にしながら、良い方法は何か考えてみました。 お友だちならどうだろう?大人の私だから恥ずかしいのか?? いろいろ考えましたが、まずは、お友だちが行くタイミングで誘ってもらい、行くという所から始めました。お友だちとなら行きたい思いを伝えられるかもと思ったからです。 そのうち、行きたくなると部屋の端でウロウロする姿が出てきました。そのタイミングを見て、お友だちにつれて行ってもらったり、そっと廊下まで連れ出し「行っていいよ」と声をかけると自分から行く等失敗してしまう機会を減っていきました。 ☆気持ちへの寄り添いは形に Rちゃんの気持ちを大切にしながら行ってきた、伝える手段をこの後いろんな場面でも重ねてきました。 その結果、伝えたい事があるとお友だちをトントンとする、保育士の近くまで来る、遠くにいる時、困って動けない時は視線で伝えてくる等の変化が出てきました。卒園する頃には、「あのね〇〇した」片言ではありますが話をしてくれるようになりました。 卒園まで残り1ヵ月。当時まだ若かった私は、その時に『場面緘黙症』というものを専門の方から教えてもらい知る事となりました。知らないながらも結果としてよい対応を取る事が出来、更に『場面緘黙症』についてを学ぶ機会となりました。 そこで感じたこと、思ったことは、場面緘黙は話さない事にばかり注目してしまうのですが、大切なのは、お子様本人が、どんなことに不安を感じたり、できなくなってしまうのか、どんな事に困っているのか等、気持ちの面の理解することなのではないかと思います。 どんな手立ても、支援も、お子様に向き合う気持ちが何よりも大切なんだと改めて感じました。保護者の方だけでなく、お子様の通われる学校や幼稚園、保育園でも気持ちを大切に関わってあげてもらえるいいなと思います。気持ちを理解してもらえると感じるときっとお子様の姿も少しずつ変わると思います!

TOTOFULL(トトフル)/人見知りにしては激しすぎ?『場面緘黙症』って何?
TOTOFULLからのおはなし
23/01/31 16:15 公開
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