~我が息子から学んだ、コミュニケーション支援の大切さ~
みなさんこんにちは。
名古屋市昭和区にある、個別療育を中心に行っている児童発達支援・放課後等デイサービス「フォレストキッズ八事教室」の代表の森です。
今回は、フォレストキッズ八事教室で行っている言語聴覚士(ST)による言語・コミュニケーション支援について、我が息子の経験を交えながらご紹介したいと思います。
我が息子は、3歳になった時点でも発語がありませんでした。
重度の知的障害を伴う自閉症と診断されていたこともあり、当時の私は、
「この子は、言葉でコミュニケーションを取ることは難しいのだろうか」
そんな不安を抱えていました。
その頃に取り組み始めたのが、マカトンサインを取り入れた言語訓練でした。
マカトンは、ことばだけでなく、サインやシンボルなどを組み合わせながらコミュニケーションを支える方法です。
我が息子の場合は、決められたサインだけにこだわるのではなく、本人の理解のしやすさや身体の動かしやすさに合わせて、覚えやすいジェスチャーも作っていただきました。
すると、これが我が息子にはとても合っていました。
最初から「話すこと」を求めるのではなく、まずは身振りでもいいから、
「伝えたら、相手に伝わった」
という経験を積み重ねていったのです。
これは言語訓練において、とても大切な視点だと思います。
コミュニケーションの目的は、きれいに発音することでも、たくさんの単語を覚えることでもありません。
「ちょうだい」「やって」「いや」「もっと」
自分の気持ちや要求を誰かに伝え、その結果として相手が応えてくれる。
このコミュニケーションの成功体験そのものが、「もっと伝えたい」という意欲につながっていきます。
我が息子も、サインやジェスチャーを使ったやり取りを重ねる中で、少しずつ音声による言葉が増えていきました。
そして今では、2語文を使って自分の気持ちや要求を伝えられるようになりました。
3歳の頃の息子を思い返すと、本当に大きな成長です。
言葉で「伝えられる」ということは、本人だけでなく周囲にとっても、とても大きな意味があります。
何を求めているのか分からない。
本人も伝えたいのに伝わらない。
その状態は、子どもにとって大きなストレスになります。
だからこそ、音声言語だけにこだわらず、その子に合った「伝える方法」を一緒に探していくことが大切なのだと思います。
フォレストキッズ八事教室では、マカトンサインだけでなく、PECS(絵カードを用いたコミュニケーション支援)なども取り入れています。
PECSでは、絵カードなどを使いながら、「自分から相手に伝える」というコミュニケーションを学んでいきます。
サインが分かりやすい子もいれば、絵や写真など視覚的な情報の方が理解しやすい子もいます。
大切なのは、特定の方法に子どもを合わせるのではなく、その子が理解しやすく、伝えやすい方法を見つけることだと考えています。
当教室ではSTだけでなく、他の支援者もマカトンやPECSについて研修を受け、日々の療育の中で活用しています。
専門的な訓練の時間だけで終わらせるのではなく、遊びや日常のやり取りの中でも「伝わった!」という経験を積み重ねていくことを大切にしています。
そして、我が息子が言葉を大きく伸ばすきっかけは、言語訓練だけではありませんでした。
もう一つ、とても大きかったものがあります。
それが、大好きな絵本との出会いです。
我が息子は以前でもブログでもご紹介させていただきましたが、絵本が大好きになり、好きな絵本を何度も何度も繰り返し楽しむようになりました。
そこから言葉への興味が広がり、今では絵本を通して、ひらがなやカタカナ、数字、さらには数の概念についても少しずつ理解を深めています。
重度の知的障害がある息子の成長を見ていて、私は何度も教えられました。
子どもの可能性は、今できないことだけを見ていても分からない。
そして、子どもは「大好き」「楽しい」「もっとやりたい」と思えるものと出会った時、私たち大人が想像している以上の力を見せてくれることがあります。
専門的な療育はもちろん大切です。
しかし、その専門性を使って、子どもに一方的に「教える」のではなく、その子が夢中になれるものを見つけ、そこから学びを広げていく。
それもまた、療育の大切な役割ではないでしょうか。
「好き」や「楽しい」を見つけ、可能性を広げていく
「できないことを練習する場所」だけではなく、
「楽しいからやってみたい」
「伝えたいから伝えてみたい」
「もっと知りたいから学んでみたい」
そんな子ども自身の気持ちを大切にしながら、一人ひとりの「伝える力」と可能性を育てていく。
フォレストキッズ八事教室は、STをはじめとする専門職の知識と、子どもたちの「大好き」「楽しい」を掛け合わせながら、そんな療育をこれからもお届けしていきたいと思っています。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます。
見学やご相談は随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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フォレストキッズ八事教室
📞 TEL:052-846-5672
〈受付時間〉
平日 10:00~18:00
土・祝日 9:00~17:00
みなさんこんにちは。
名古屋市昭和区にある、個別療育を中心に行っている児童発達支援・放課後等デイサービス「フォレストキッズ八事教室」の代表の森です。
今回は、フォレストキッズ八事教室で行っている言語聴覚士(ST)による言語・コミュニケーション支援について、我が息子の経験を交えながらご紹介したいと思います。
我が息子は、3歳になった時点でも発語がありませんでした。
重度の知的障害を伴う自閉症と診断されていたこともあり、当時の私は、
「この子は、言葉でコミュニケーションを取ることは難しいのだろうか」
そんな不安を抱えていました。
その頃に取り組み始めたのが、マカトンサインを取り入れた言語訓練でした。
マカトンは、ことばだけでなく、サインやシンボルなどを組み合わせながらコミュニケーションを支える方法です。
我が息子の場合は、決められたサインだけにこだわるのではなく、本人の理解のしやすさや身体の動かしやすさに合わせて、覚えやすいジェスチャーも作っていただきました。
すると、これが我が息子にはとても合っていました。
最初から「話すこと」を求めるのではなく、まずは身振りでもいいから、
「伝えたら、相手に伝わった」
という経験を積み重ねていったのです。
これは言語訓練において、とても大切な視点だと思います。
コミュニケーションの目的は、きれいに発音することでも、たくさんの単語を覚えることでもありません。
「ちょうだい」「やって」「いや」「もっと」
自分の気持ちや要求を誰かに伝え、その結果として相手が応えてくれる。
このコミュニケーションの成功体験そのものが、「もっと伝えたい」という意欲につながっていきます。
我が息子も、サインやジェスチャーを使ったやり取りを重ねる中で、少しずつ音声による言葉が増えていきました。
そして今では、2語文を使って自分の気持ちや要求を伝えられるようになりました。
3歳の頃の息子を思い返すと、本当に大きな成長です。
言葉で「伝えられる」ということは、本人だけでなく周囲にとっても、とても大きな意味があります。
何を求めているのか分からない。
本人も伝えたいのに伝わらない。
その状態は、子どもにとって大きなストレスになります。
だからこそ、音声言語だけにこだわらず、その子に合った「伝える方法」を一緒に探していくことが大切なのだと思います。
フォレストキッズ八事教室では、マカトンサインだけでなく、PECS(絵カードを用いたコミュニケーション支援)なども取り入れています。
PECSでは、絵カードなどを使いながら、「自分から相手に伝える」というコミュニケーションを学んでいきます。
サインが分かりやすい子もいれば、絵や写真など視覚的な情報の方が理解しやすい子もいます。
大切なのは、特定の方法に子どもを合わせるのではなく、その子が理解しやすく、伝えやすい方法を見つけることだと考えています。
当教室ではSTだけでなく、他の支援者もマカトンやPECSについて研修を受け、日々の療育の中で活用しています。
専門的な訓練の時間だけで終わらせるのではなく、遊びや日常のやり取りの中でも「伝わった!」という経験を積み重ねていくことを大切にしています。
そして、我が息子が言葉を大きく伸ばすきっかけは、言語訓練だけではありませんでした。
もう一つ、とても大きかったものがあります。
それが、大好きな絵本との出会いです。
我が息子は以前でもブログでもご紹介させていただきましたが、絵本が大好きになり、好きな絵本を何度も何度も繰り返し楽しむようになりました。
そこから言葉への興味が広がり、今では絵本を通して、ひらがなやカタカナ、数字、さらには数の概念についても少しずつ理解を深めています。
重度の知的障害がある息子の成長を見ていて、私は何度も教えられました。
子どもの可能性は、今できないことだけを見ていても分からない。
そして、子どもは「大好き」「楽しい」「もっとやりたい」と思えるものと出会った時、私たち大人が想像している以上の力を見せてくれることがあります。
専門的な療育はもちろん大切です。
しかし、その専門性を使って、子どもに一方的に「教える」のではなく、その子が夢中になれるものを見つけ、そこから学びを広げていく。
それもまた、療育の大切な役割ではないでしょうか。
「好き」や「楽しい」を見つけ、可能性を広げていく
「できないことを練習する場所」だけではなく、
「楽しいからやってみたい」
「伝えたいから伝えてみたい」
「もっと知りたいから学んでみたい」
そんな子ども自身の気持ちを大切にしながら、一人ひとりの「伝える力」と可能性を育てていく。
フォレストキッズ八事教室は、STをはじめとする専門職の知識と、子どもたちの「大好き」「楽しい」を掛け合わせながら、そんな療育をこれからもお届けしていきたいと思っています。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます。
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