小学2年生のわが子が3桁の引き算の筆算に苦戦していた。
計算そのものというより、筆算の意味をもう一度確認する必要があるようだった。
10の位から1の位へ10を借りてくる。
借りてきた10を使って1の位を計算する。
ここまでは理解していたが、借りた10の数をもとの数から引くと10の位が一体いくつになるのかが混乱するようだ。
慣れるとなんてことはないが、はじめのうちはなかなか理解しがたいようだ。
私は、子どもたちから問題が解けないと助けを求めてきた時にはすぐには答えを教えないようにしている。
子ども自身ができている問題をもとにしてヒントを出す。
考えるためのきっかけ作りをする。
答えそのものはやる気が明らかにない様子でなかったり、根を上げた様子でなければ極力は教えない。
わが子には借りた10の位の筆算の意味が「もう少しで分かりそうだな」と思ったときには、同じような問題を何問か解いてもらった。
2問、3問と繰り返していくうちに、ようやく「あ、そういうことか」と感覚をつかんだようだった。
私の出題は本人が理解するまで終わらなかった。
ようやく全部終わったあと、わが子は黙って机に顔を伏せていた。
よく見ると、泣いていた。
解けなくて悔しくて泣いているのか。
それとも、なかなか終わらなくて泣いているのか。
どうしたのか、聞いてみた。
すると「できて嬉しかった……」とおもいがけない言葉が返ってきた。
とてもいい涙だった。
できないことが悔しくて流す涙が多かった私にはない発想だった。
できた!という喜びで流す涙もあるのだ。
そんな涙も、いいものだなと思った。
いい涙だね、よく頑張った!と言って涙を拭いてあげた。
そして、お母さん、これから仕事に行くねと伝えると、涙を拭きながら、
「行ってらっしゃい」とわが子は言ってくれた。
でも、まだ何か言いたそうな空気感があった。
何か言いたいことあるか聞いてみると、
「最後まで付き合ってくれて、ありがとう」と言った。
小学2年生のわが子から出てきた言葉としては、なんて素敵な発想なんだろうと思った。
私は日頃から、
「一緒にいて何かをしてもらうことはあたり前ではないよ」
「時間を使ってもらうことも、あたり前ではないんだよ」
「物があることも、あたり前ではないんだよ」
そんな話をしている。
そのことが、少しずつわが子の中にも残っているのかもしれない。
誰かが自分のために時間を使ってくれること。
最後まで付き合ってくれること。
それはあたり前ではない。
そんなことを少しずつ理解してくれているのかなと思うと、私も嬉しくなった。
「こちらこそ、よく頑張った!自信を持ってやろう」といっぱい褒めて私は仕事へ向かった。
わが子が学んだのは、引き算だけではなく「できた」という喜びを大いに感じたということ。
頑張った先にある自信を得た。
そして人に時間を使ってもらったことへの感謝。
一つひとつ繋がって自分はここにいるということ。
親子で過ごた時間には、教科書には載っていない学びがたくさんあった。
わが子の涙は、その中でも特別で清らかな涙であった。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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計算そのものというより、筆算の意味をもう一度確認する必要があるようだった。
10の位から1の位へ10を借りてくる。
借りてきた10を使って1の位を計算する。
ここまでは理解していたが、借りた10の数をもとの数から引くと10の位が一体いくつになるのかが混乱するようだ。
慣れるとなんてことはないが、はじめのうちはなかなか理解しがたいようだ。
私は、子どもたちから問題が解けないと助けを求めてきた時にはすぐには答えを教えないようにしている。
子ども自身ができている問題をもとにしてヒントを出す。
考えるためのきっかけ作りをする。
答えそのものはやる気が明らかにない様子でなかったり、根を上げた様子でなければ極力は教えない。
わが子には借りた10の位の筆算の意味が「もう少しで分かりそうだな」と思ったときには、同じような問題を何問か解いてもらった。
2問、3問と繰り返していくうちに、ようやく「あ、そういうことか」と感覚をつかんだようだった。
私の出題は本人が理解するまで終わらなかった。
ようやく全部終わったあと、わが子は黙って机に顔を伏せていた。
よく見ると、泣いていた。
解けなくて悔しくて泣いているのか。
それとも、なかなか終わらなくて泣いているのか。
どうしたのか、聞いてみた。
すると「できて嬉しかった……」とおもいがけない言葉が返ってきた。
とてもいい涙だった。
できないことが悔しくて流す涙が多かった私にはない発想だった。
できた!という喜びで流す涙もあるのだ。
そんな涙も、いいものだなと思った。
いい涙だね、よく頑張った!と言って涙を拭いてあげた。
そして、お母さん、これから仕事に行くねと伝えると、涙を拭きながら、
「行ってらっしゃい」とわが子は言ってくれた。
でも、まだ何か言いたそうな空気感があった。
何か言いたいことあるか聞いてみると、
「最後まで付き合ってくれて、ありがとう」と言った。
小学2年生のわが子から出てきた言葉としては、なんて素敵な発想なんだろうと思った。
私は日頃から、
「一緒にいて何かをしてもらうことはあたり前ではないよ」
「時間を使ってもらうことも、あたり前ではないんだよ」
「物があることも、あたり前ではないんだよ」
そんな話をしている。
そのことが、少しずつわが子の中にも残っているのかもしれない。
誰かが自分のために時間を使ってくれること。
最後まで付き合ってくれること。
それはあたり前ではない。
そんなことを少しずつ理解してくれているのかなと思うと、私も嬉しくなった。
「こちらこそ、よく頑張った!自信を持ってやろう」といっぱい褒めて私は仕事へ向かった。
わが子が学んだのは、引き算だけではなく「できた」という喜びを大いに感じたということ。
頑張った先にある自信を得た。
そして人に時間を使ってもらったことへの感謝。
一つひとつ繋がって自分はここにいるということ。
親子で過ごた時間には、教科書には載っていない学びがたくさんあった。
わが子の涙は、その中でも特別で清らかな涙であった。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
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1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
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工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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