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モロー反射とは?子どもの発達に与える影響と改善策を解説★

教室の毎日
モロー反射は、赤ちゃんが生まれてすぐに見せる反応のひとつで、子どもの発達にとって重要な役割を果たします。

しかし、この反射が正常に統合されないと、成長にさまざまな影響を及ぼすことがあります。
今回は、モロー反射が何か、どのように発達に関わるのか、そしてその残存が与える影響と改善策について詳しく解説します。


1. モロー反射とは?
モロー反射は、生後すぐに現れる原始反射の一つで、赤ちゃんが大きな音や急激な動きに驚くときに見られます。この反射では、赤ちゃんは両腕を広げ、その後すぐに体を丸めるような動きをします。モロー反射は、赤ちゃんが周囲の危険に対して素早く反応できるようにするためのもので、生命を守るために非常に重要です。

モロー反射は、赤ちゃんが危険に対してすばやく反応できるようにするための一時的なもので、通常は生後4~6ヶ月頃には発達とともに統合されていきます。




2. モロー反射が残存するとどうなるか?
モロー反射が正常に統合されないと、子どもが成長する過程でさまざまな問題が現れることがあります。以下のような影響が考えられます。

●発達の遅れや問題
感覚過敏: 音や動きに敏感すぎるため、大きな音や急な動きに過剰に反応してしまうことがあります。

●集中力の低下
モロー反射が残っていると、集中力を維持するのが難しくなることがあります。例えば、授業中に急な音に反応して注意が散漫になることがあります。

●運動機能の未発達:
モロー反射が残ると、運動機能にも影響を与えることがあります。特に、体のバランスをとるのが難しくなったり、運動を始める際に戸惑うことがあります。

●学習への影響
モロー反射が統合されていない場合、特に読み書きや計算、学習活動全般において困難を感じることがあります。感覚や運動の統合が不完全だと、手を使った作業(書く、切る、貼るなど)に苦手意識を持ったり、注意が散漫になることが多くなります。




3. モロー反射をチェックする方法
家庭でも簡単にチェックできる方法があります。

チェック方法
①直立の姿勢から両足を外股(ガニ股)にしていき、その時に両手が同時に外転(手の平が見える状態)にしていないか、3回ほど繰り返して肘が後ろに引っ張られた状態になっていないかチェックします。

①直立の姿勢から両足を内股にしていき、その時に両手が同時に内転(手の甲が見える状態)にしていないか、3回ほど繰り返して肘が曲がっていないか背中が丸まり前傾姿勢になっていないかチェックします。





4. モロー反射を統合するためのトレーニング
モロー反射が残っている場合、適切なトレーニングを行うことで、反射を統合し、発達をサポートすることができます。以下のような活動が効果的です。

•バランス感覚を養う運動
例:トランポリン、バランスボールを使った運動、不安定な場所を歩くなど

•身体を大きく使う運動
例:内股歩き、外股歩きの運動など

•ビジョントレーニング
眼球運動、両眼視機能、視空間認知を改善するトレーニング

これらのトレーニングを継続的に行うことで、モロー反射を自然に統合し、子どもの発達をサポートできます。



モロー反射についてもっと詳しく知りたい方や、お子さんの発達に不安がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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