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【児童発達支援・放課後等デイサービス】発達支援Labo ランプのブログ一覧

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第13回「見守ることの難しさとその意味について」

療育の深み
こんにちは、発達支援Laboランプです。
ここでは、定期的に療育支援に関連するテーマについて、理論的な背景と合わせて発信をしています。

今回のテーマは「見守ることの難しさとその意味について」です。

子どもの現場、とくに療育現場では、子どもたちが自分のペースで成長し、自立するための環境が求められることが多くあります。しかし、時に親や支援者として、安易に手を出してしまったり、結果として余計になってしまう声掛けをしたりしてしまうことがあります。これは良かれと思っての行動ですが、実はそのような関わりが子どもの発達に逆効果をもたらすこともあります。
本コラムでは、「見守ることの難しさとその意味について」をテーマに、見守りの重要性とリスクについて考えてみたいと思います。

1,安易な介入とそのリスク
 子どもの世界。上述の通り、親や周囲の大人が安易に手を出すことは、実は子どもの自立心を阻害してしまう可能性があります。例えば、子どもが何かを試みている時にすぐに助けてしまうと、子どもは自分でやる力を育む機会を失ってしまうことになりかねません。また、失敗せずに終わるということは、その失敗から学ぶ機会も失われてしまいます。このようにして、子どもは自分で解決する力を養うことができなくなってしまうリスクがあるのではないでしょうか。さらに、失敗が怖くて、挑戦をすること自体も難しくなってしまうかもしれません。

2,不要な声掛けの弊害
 不要な声掛けは、子どもの集中力を妨げてしまうことがあります。たとえば、子どもが一つの活動に没頭しているときに「どう?できてる?」や「もっとこうしたら?」といった声掛けをすると、子どもの集中力が途切れ、自己表現の自由が奪われることになってしまいます。また、子どもの発達過程における自然な学びを妨げることにも繋がりかねません。
 たとえ自分で出来ることでも、何か困った時には、親や周囲の大人が解決してくれるものだ、と誤解してしまうことも。

3,良かれと思っての関わりが逆効果に
 上述した例など、親や支援者の過干渉は、結果として子どもの成長や発展を阻害してしまうことがあります。子どもが困難な状況に直面している時に、ついつい手助けをしてあげたくなりますが、すぐに介入してしまうと、子どもはその困難を自分の力で乗り越える機会を失い、その力をつけることができません。子どもがパズルに挑戦している時に、親が手を貸し過ぎてしまえば、結果としてパズルは早く完成しますが、その子から「パズルを自分独りで完成させた」という達成感が失われてしまいます。

4,導くこと、促すこと、フォローすることの違い
 子どもたちの周囲の大人として、よく「導く」「促す」「フォローする」の言葉をよく耳にします。
 「導く」ことは、子どもが自分で考え、問題解決に取り組むための指針を示すことです。これは具体的な答えを与えるのではなく、ヒントや方向性を提供することで、子どもが自ら解決策を見つけられるように支援します。
 「促す」ことは、子どもが自発的に行動するよう励ますことです。たとえば、子どもが新しいことに挑戦する意欲を持つように、勇気づけたり、応援したりすることです。これにより、子どもは自分の力を信じて行動できるようになります。
 「フォローする」ことは、子どもが自分で行動した後、その結果や過程について話し合ったり、フィードバックを提供したりすることです。これは、子どもの学びや成長を振り返り、次のステップに向けたサポートを行うことです。
 これらの言葉の違いを意識するだけでも、日々の関わりに変化があるかもしれません。

5,子どもを見守ることの難しさと意味
 子どもを見守ることは、心理的に難しいことです。子ども、延いてはわが子が困っている姿を見れば、ついつい手を貸したくなるものではないでしょうか。しかし、見守ることが重要だと理解し、心構えを持つことが肝要と考えます。子どもが自分で解決するまで、待つ姿勢を持つことです。
 また、見守るということは、子どもの成長を信じること、信じていることとほぼ同義ではないでしょうか。子どもが自分で考え、試行錯誤する過程を尊重することで、自立心や自己効力感は育まれていきます。手助けしたい気持ちをぐっとこらえ、見守ることで、子どもは自分の力で問題を解決する力を身につけることができ、成長していくと考えています。

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