児童発達支援管理責任者Kです
今日は私の息子(自閉症スぺクトラム:サバン傾向ありのアスペルガー症候群、視覚優位)の話をしたいと思います。
当時(約20年前)はあまり知られていなかった発達障害。息子は幼稚園、小学校2年生くらいまでは、少し個性的なところはありましたが
私から見ても、先生方から見ても特に困っていた感じはありませんでした。
電車や、虫、ブロックが大好き深海魚も大好きなサッカー少年。一人も大好き
時々不思議な発言はありました。
「アジアン料理ってあじとあんこの料理(・・?)」→の文字の通りに受け止める
「冷蔵庫を開けたり閉めたりが2階まで聞こえるんだ嫌いな音なんだよね」
耳に消しゴムをちぎって詰めた時は
「詰めたら音が聞こえなくなるか実験したんだ」耳鼻科で取ってもらいに・・・😅
その時は聴覚過敏だと気づけませんでした。💧
9歳の時に国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科を受診(耳鼻科の紹介で)
この時は聴覚過敏や、感覚過敏で体調にまで支障が出ていました。
二次障害の始まりでした(自傷、鬱傾向、強迫性障害、フリーズ、不眠等)
診断がおり なんだかそれまでのことがストンと腑に落ちた感じでした。
そこから私も勉強を始め主治医やOT,STと連携しながら息子と過ごしてきました。最初、アスペルガー症候群は受給者証を発行してもらえませんでした。
のちに発行していただけました(^▽^)/
成長するにつれいろいろと幼少期のことを話してくれます。
聴覚過敏に関しても、感覚過敏に関しても
「みんなが同じに聞こえていたり感じていると思っていた」
「みんなつらくないのかなと思っていた」と
もっと早くに気づいていたらという思いでいっぱいになりました。
それからは
<困り感に気づく>そこからがスタートだと思い、
その子の行動や行動の前後を分析する(応用行動分析ABA)
「なんでかな」「どうしたのかな」「何かあったのかな」「どんなふうに感じてるのかな」そんな視点をもって子どもたちと接してきました。
息子は現在大学4年生聴覚過敏、感覚過敏はもちろん治ることはありませんが、聞かないようにする、好きなことを考えて逃す、感覚過敏についても
自分なりに対処をしているようです。苦手だった靴下(感覚が嫌だったようです。)もはけるようになりました。
冬でも裸足にサンダルが多かったです。
得意なことはルービックキューブ、好きなことはサッカーに数学
数学の教師を目指しています。
息子は自身で自分の将来を考え進みだしています。
私は「つみき」この事業所で
子どもたち保護者様との出会いを楽しみにしております。
児童発達支援管理責任者 コラム
スタッフ紹介
24/06/27 11:32
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