こんにちは!
LUMO(ルーモ)西宮夙川校です。
「いたずらして面白がり、いくら叱ってもやめない・・・」
「くずくずして、早くしなさい!と毎日のように言ってしまう・・・」
といった日常生活の中でのお悩みを聞くことがあります。
このような子どもの困った行動について対処するコツはあるのでしょうか。
臨床心理士の中村直人さんは、子どもを叱ることが多いけれども効果がでにくい場合について、3つのポイントから見直しすることを提案されていますのでここで紹介します。
1 前さばき
叱るという状況を避けるための準備。
例えば1日のスケジュールの中で、叱ってしまいそうなタイミングを予測して、叱らずにすむように、前もって子どもと話し合っておくなど準備をしておきます。
2 できる・できないを見分ける
やらないのではなく、実はできないということもあります。
学校の準備が10分で終わらない時は「遅い!」と叱るではなく、どうすればできるか話し合って、「じゃあ15分でやってみようか」と決めてやってみます。
3 冒険モードをじゃましない
子どもがやる気になるのは、「自分で決めた」「自分がしている」という感覚です。周りの大人は、その子が考えて決めるまで待ってあげることが大切です。
この3つは日常生活だけでなく療育場面での役立ちそうです。
問題になりそうなことについてあらかじめ話し合っておくこと、子どものやっている姿をよく見、どうしたらできるかを検討すること、子どもが自分で決めてやりたいという気持ちを尊重すること、がポイントなのですね。
注意したり、叱る回数を減らすことができれば、大人のストレスも減りそうです。そして、子どもが自分で考え行動する機会が多くなれば、より自律へと向かうことになるのでしょうね。
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前さばき~子どもの困った行動には?~
教室の毎日
24/11/12 09:22