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療育センターエコルド【1歳からの早期療育】のブログ一覧

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お箸練習は“段階づけ”がカギ。つまむ素材を変える療育効果

お箸やスプーンの練習というと「食事のマナー」のイメージが強いですが、療育の視点では“手指の発達”と“目と手の協応”を育てる大事な土台づくりになります。
ポイントは、いきなり普通のお箸で上手に…を目指すのではなく、子どもの段階に合わせて道具の種類(お箸の段階)とつまむ素材を丁寧に選ぶことです。


まず、お箸には段階があります。最初はスプーンで「すくう」「口へ運ぶ」の基本を安定させ、その後に練習箸(補助付き)→子ども箸→通常の箸へ。
補助付きは“動きの型”を作りやすく、成功体験が増えるのが良さ。一方で、慣れてきたら補助を少しずつ外して、自分の指で支える感覚を育てていくと、箸操作が「自分のもの」になっていきます。スプーンも、柄が太いもの・すべりにくいものから始めると握りやすく、力の入り方が整いやすいです。


次に大事なのが、つまむ(すくう)対象の“素材の選び分け”。同じ「つまむ」でも、素材が変わると必要な力やコントロールがガラッと変わります。

*ビーズ・ポンポン(ふわふわ):軽くて取りやすい。成功しやすく、導入に◎

*ストローを切ったもの:形が一定で、つまむ位置が分かりやすい。繰り返し練習に向く

*豆(つるつる・小さい):滑りやすく難易度が上がる。力加減と指先の精密さが必要

*スポンジ・フェルト(ふわふわ):つまむと潰れやすいので、そっと持つ練習になる

*ゼリー・グミ(つるつる):滑り+柔らかさで難しい。成功を積んだ後のステップアップに

*細長い物(スティック野菜、紙を丸めた物):向きの調整が必要。箸先をそろえる練習に◎

素材を変えるメリットは、“できない”を責めずに難易度を調整できることです。たとえば豆でうまくいかない日は、ストロー片や大きめのスポンジに戻して成功体験を作り、気持ちが整ってから再挑戦する。これだけで「やりたくない」が減り、「もう1回」が増えます。


また、この練習は手先だけでなく、目で見た情報に合わせて手を動かす力(目と手の協応)、左右の手を役割分担する力(利き手で操作、反対の手で器を支える)、姿勢保持や集中の持続にもつながります。食具操作が安定してくると、食事そのものがスムーズになり、疲れやすさやイライラの軽減につながる子もいます。


お箸・スプーン練習は「上手にする」より、「その子に合う段階で成功を積む」ことが近道。道具と素材を上手に使い分けながら、楽しく“できた”を増やしていきたいですね。
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