◆相談したいけど、誰に行けばいいかわからない
「発達が気になる」と感じたとき、まず壁になるのが「どこに相談すればいいかわからない」という問題です。療育を調べていると「心理士」「言語聴覚士」という言葉が出てきますが、何が違うのか迷われる保護者の方はとても多いです。この記事で、2つの専門職の役割を正確に整理します。
◆心理士は「こころ・認知・行動」の専門家
公認心理師・臨床心理士などの心理士は、こころと認知の専門家です。発達支援の場では、WISC・新版K式などの発達検査・知能検査を実施し、お子さまの認知・情緒・行動面の特性を評価・見立てします。そしてその見立てをもとに、ABAを活用した行動支援・認知行動療法(CBT)・SSTなどの直接支援も担います。「感情のコントロールが難しい」「不安が強くて活動に参加できない」「衝動が抑えられない」といった行動・情緒面の困りごとが主な専門領域です。また、保護者自身の不安や養育上の悩みへのカウンセリングも重要な役割の一つです。
注意したいのは、心理士の養成課程は心理学・精神医学・行動科学が中心であり、口腔器官の構造・脳の言語野・神経発達といった生理学的・医学的な知識は専門領域に含まれないという点です。
◆言語聴覚士は「ことば・認知・コミュニケーション」の医療専門職
言語聴覚士(ST)は、ことば・コミュニケーション・聴覚・口腔機能を専門とする国家資格の医療専門職です。心理士と同様に、言語発達検査・知能検査などを用いた評価・見立てを行い、その結果をもとに直接支援まで一貫して担います。
言語聴覚士が他の専門職と大きく異なるのは、口腔器官(舌・唇・軟口蓋など)の構造と運動機能から、脳の言語野・ブローカ野・ウェルニッケ野といった神経学的メカニズムまでを熟知している点です。「なぜことばが出ないのか」を、脳と身体の両面から読み解く視点を持っています。
また、言語と認知は切り離せません。記憶・注意・概念理解・実行機能といった認知機能はことばの発達と密接に関わっており、言語聴覚士はこれらの認知面も評価・支援の対象として扱います。「ことばの問題だから心理士ではなくSTへ」というわけではなく、認知の問題もSTの専門領域に含まれるのです。
◆「ことばも診る」は、誰でもできるわけではない
ことばの発達の問題は、脳の言語機能・口腔運動・聴覚処理・認知発達が複雑に絡み合っています。この領域への介入には、生理学的・神経学的な背景知識が不可欠です。発達支援の現場では様々な職種がことばに関わる場面がありますが、その背景メカニズムまで踏まえた専門的な評価と介入は、言語聴覚士の固有の領域です。
両職種はそれぞれ異なる専門性を持ち、連携することでお子さまの発達をより多角的に支えることができます。どちらに相談すればよいかわからない段階からでも、まずお気軽にご相談ください。
◆相模原市でことばの発達支援をお考えの方へ
リングア(相模原市南区・相模大野)では、国家資格を持つ言語聴覚士が評価から直接支援まで一貫して担当しています。見学・ご相談は随時受け付けています。
「発達が気になる」と感じたとき、まず壁になるのが「どこに相談すればいいかわからない」という問題です。療育を調べていると「心理士」「言語聴覚士」という言葉が出てきますが、何が違うのか迷われる保護者の方はとても多いです。この記事で、2つの専門職の役割を正確に整理します。
◆心理士は「こころ・認知・行動」の専門家
公認心理師・臨床心理士などの心理士は、こころと認知の専門家です。発達支援の場では、WISC・新版K式などの発達検査・知能検査を実施し、お子さまの認知・情緒・行動面の特性を評価・見立てします。そしてその見立てをもとに、ABAを活用した行動支援・認知行動療法(CBT)・SSTなどの直接支援も担います。「感情のコントロールが難しい」「不安が強くて活動に参加できない」「衝動が抑えられない」といった行動・情緒面の困りごとが主な専門領域です。また、保護者自身の不安や養育上の悩みへのカウンセリングも重要な役割の一つです。
注意したいのは、心理士の養成課程は心理学・精神医学・行動科学が中心であり、口腔器官の構造・脳の言語野・神経発達といった生理学的・医学的な知識は専門領域に含まれないという点です。
◆言語聴覚士は「ことば・認知・コミュニケーション」の医療専門職
言語聴覚士(ST)は、ことば・コミュニケーション・聴覚・口腔機能を専門とする国家資格の医療専門職です。心理士と同様に、言語発達検査・知能検査などを用いた評価・見立てを行い、その結果をもとに直接支援まで一貫して担います。
言語聴覚士が他の専門職と大きく異なるのは、口腔器官(舌・唇・軟口蓋など)の構造と運動機能から、脳の言語野・ブローカ野・ウェルニッケ野といった神経学的メカニズムまでを熟知している点です。「なぜことばが出ないのか」を、脳と身体の両面から読み解く視点を持っています。
また、言語と認知は切り離せません。記憶・注意・概念理解・実行機能といった認知機能はことばの発達と密接に関わっており、言語聴覚士はこれらの認知面も評価・支援の対象として扱います。「ことばの問題だから心理士ではなくSTへ」というわけではなく、認知の問題もSTの専門領域に含まれるのです。
◆「ことばも診る」は、誰でもできるわけではない
ことばの発達の問題は、脳の言語機能・口腔運動・聴覚処理・認知発達が複雑に絡み合っています。この領域への介入には、生理学的・神経学的な背景知識が不可欠です。発達支援の現場では様々な職種がことばに関わる場面がありますが、その背景メカニズムまで踏まえた専門的な評価と介入は、言語聴覚士の固有の領域です。
両職種はそれぞれ異なる専門性を持ち、連携することでお子さまの発達をより多角的に支えることができます。どちらに相談すればよいかわからない段階からでも、まずお気軽にご相談ください。
◆相模原市でことばの発達支援をお考えの方へ
リングア(相模原市南区・相模大野)では、国家資格を持つ言語聴覚士が評価から直接支援まで一貫して担当しています。見学・ご相談は随時受け付けています。