ほめてもほめても自己肯定感が上がらない理由とは?

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最近、自己肯定感という言葉をよく耳にするようになりました。ほめる=自己肯定感が上がる、という図式が出来上がっているように感じますが、発達障害児ママである私にとっては物足りない気がしていて…

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ほめてもほめても自己肯定感の低下を止められない

自分自身を肯定する力があれば子どもたちはきっと力強く生きていける。

最近メディアや書籍によく登場する「自己肯定感を育てよう」には賛成ですが、「褒める=自己肯定感が育つ」という図式には「?」と疑問を持ってしまいます。

だって、優れている部分だけをクローズアップするのって、片手落ちな気がしませんか?

これは褒める子育ての落とし穴でもあると思います。

私が「子育ては褒めるだけでは充分ではない」と思ったのは、息子に発達障害があったからだと思います。

なにしろ褒めるところよりも、褒められないところのほうがずっと目立つのですから。

その上、10歳をすぎて自分を客観視する年齢になると、自分は他の子どもに比べて出来ないことがあると本人も自覚をするようになり、どんなに褒めても自己肯定感は下がっているように感じたのです。

自己肯定感を育むための主役は「褒める」ではない

「褒めることと叱ることは同じ」と聞いたことはありますか?

叱ることは「こうしてはならない」という否定形、褒める事は「こうするべきだ」という肯定形、言葉は違っても基本的に「べき論」を伝えていることは同じだと思うのです。
もちろん、「こうしてはならない」と言われ続けるのは自己肯定感が下がります。
ですが実は褒められすぎでも、「褒められる自分」であり続けなくてはならない、というプレッシャーや、「褒められる自分」と「本当の自分」に乖離を感じて疲れてしまう事もあるでしょう。

自己肯定感を上げるのに、褒めすぎてもダメ、叱りすぎてもダメ…ではどうしたら良いのでしょうか。

褒めると叱るをバランス良く?
もちろんバランスは大切ですが、基本的に褒めるも叱るも同じなので分量の問題ではありません。

私はそこに「認める」が入ると思うのです。

認めつつ褒める、認めつつ叱る、という事ではありません。
「認める」ことこそ自己肯定感の主役だと思うのです。

自己肯定感は短所を認められる器の大きさ

本当の自己肯定感とは、自分の「長所だけでなく短所も認められること」だと思います。

長所しか認めない、というのが育むものは、自己肯定感ではなくて優越感。

優越感は、自分よりも優れた物事の前では、簡単に壊れて劣等感に変わってしまう、危ういものです。

「褒める」と「叱る」が子どもの長所を伸ばすことだけに焦点を当てているのに対し、「認める」は子どもの長所だけでなく短所も丸ごと肯定してあげることが出来ます。

自己肯定感に関しては、発達障害も定型発達も同じだと思いますが、特に発達障害児は「苦手」や「出来ない」を認めてあげることでしか前に進めないこと、ありますよね。

とはいえ、受け入れやすい長所に比べて、短所や欠点って受け入れ難いもの。ある意味で自己肯定感とは、短所や欠点すら受け入れることが出来るような、そんな器の大きさなのかもしれません。

失敗から立ち直る強さは、親だから見せてあげられる

子どもの器を広げるためには、関わる大人の器も広げる必要があります。

難しくはありません。
親は自分の「苦手」も「出来ない」も、子どもの前でさらけ出してしまえば良いと思うのです。

そして、子どもの前で沢山失敗すればいいのです。ありのままの姿を見せてあげられるのは、親をおいて他にはいません。

大切なのは失敗しないことではなくて、失敗からどうリカバーするか。
「苦手」をどうカバーするか、「出来ない」をどうカバーするか。

丸ごと全部受けいれて、カバーする方法を探せば良いのです。

それは、どんな時も前を向ける生きる力。

我が家では、出来ないことはやらなくて済む方法を考えています。それだってカバーの方法です。リカバー出来ない、取り返しのつかない失敗など滅多にあるものではありませんから。

「苦手だけど頑張れば出来る」なんて言わないで「苦手なのに頑張ったね」と認めてあげる。そんな積み重ねが自己肯定感に繋がると信じて、子どもにもそして自分にも、認める声かけをしてみませんか?
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