低緊張が心配な場合には、専門家に相談を

低緊張かな、と思った場合や子どもの発達について気がかりなことがある場合には、以下に紹介する専門機関に相談するとよいでしょう。

小児科

診断や医学的な診察を受けたい場合には、小児科へいくとよいでしょう。運動発達以外にも心配がある場合には、子どもの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。また、子どもの発達に詳しい療育機関などの情報も持っており、地元の専門機関を紹介してくれる場合もあります。

地域子育て支援センター

行政や自治体が実施主体となって行っている事業です。子育て中の親子が気軽に集い、交流や子育ての不安・悩みを相談できる場を提供することを目的として各地域に設置されています。無料で相談をすることができます。リハビリを受けたい場合には、ここに相談をしてみましょう。

児童相談所(こども家庭相談センター)

0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けています。必要に応じて、発達検査を行う場合もあり、無料で医師や保健師、心理士、言語聴覚士などから支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のWebサイトなどを見て確認するようにしましょう。
児童相談所一覧
https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/jisou-ichiran

児童発達支援施設

児童発達支援施設とは、小学校就学前の6歳までの障害のある子どもが主に通い、支援を受けるための施設です。日常生活の自立支援や機能訓練を行ったり、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を提供したりといった障害児への支援を目的にしています。

児童発達支援は、支援が必要であると認められた未就学の障害のある子どもが対象の福祉サービスです。利用は有料となりますが、自治体に申請を出し、通所受給者証を取得することで、1割以下の自己負担でサービスを利用することができます。

受給者証の取得については、以下で詳しくご紹介しています。
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受給者証とは?子どもが支援を受けるまでの流れ、体験談【専門家監修】

また、以下のリンクから、全国の子どもの発達支援を専門に行っている施設や機関を検索することができます。
児童発達支援事業所の情報|LITALICO 発達ナビ
https://h-navi.jp/support_facility

まとめ

低緊張とは、自らの体を支える筋肉の張りが弱い状態のことで、その後の運動面の発達に影響を及ぼすこともあります。また、低緊張はフロッピーインファントとも呼ばれています。
低緊張は成長に伴って解消されていくこともありますが、中には筋ジストロフィーや発達障害などの疾患や障害が関わっている場合もあります。
低緊張は乳幼児健康診査で判断されることもありますが、気になる症状がある場合はかかりつけの小児科や市町村保健センターなどの専門機関へ相談するようにしましょう。
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新版ダウン症児の育ち方・育て方
安藤 忠 (編集)
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