「ウチの子ADHDでさ~」そんな会話が自然に生まれる雰囲気をつくりたい!

「息子がADHDでラッキーだった!」育児漫画家ラム*カナさんがそう語る理由は?の画像
園児服着てるのに…!!
Upload By 発達ナビ編集部
ADHD息子、神がかった記憶力の悪さに思わずズコーッ!発表会の当日に…
https://h-navi.jp/column/article/35025928
:これからふたりの息子さんにはどのように成長していってほしいと思っていますか?

:これは私が子育てするうえでの一番のコンセプトなんですけど、自分のことを好きな子になってほしいですね。勉強ができなくても、運動ができなくても、なにか特別得意なことがなくても…自分のことが好きであれば、「楽しさ」が根底にできるし、楽しく生活してもらうことが母としては一番うれしいです。

:この本を通して伝えたいメッセージなどがありましたら教えてください!

:書籍のあとがきにも書いたんですけど、気軽に「ウチの子ADHDでさ~」と言えるようになればいいなと思っていて。

:ほんと、そんな世の中にしたいですよね。

:私は今も、発達障害のことが明るい印象で伝わればいいなあという気持ちを込めて、発達障害になじみのない人にも「ウチの子ADHDなんだ~」ってさらっと言うようにしているんです。そういう会話をすると、「意外と深刻じゃないんだ…」と受け取ってもらえるかなあ、と。

あとこう話してみると、「実はうちの子も療育通っているんだ」という話にも発展することもあります。療育に通っていることを隠したいという人もいると思いますし、その気持ちすごく分かります。なので、いつか「ウチの子左利きなんだ~」「へ~そうなんだ~」という会話と同じように発達障害の話ができるように、私からだけでもそういう雰囲気を作れればと思っています。

キョウタが大きくなったら、療育に通っていたことを「ぼく、こんなところに通ってたんだ」と思うときがくるかもしれない。もし、「どうしてここに通っていたの?」と聞かれたときは、「キョウタが発達障害だからだよ」「ADHDだからだよ」ではなくて「良いところを伸ばすために通っていたんだよ」って言おうと思っています。

療育に通っている子たちもみんな、「障害を治すため」ではなくて、「その子のいいところが伸びるように」通っているということ。「障害」という言葉の重さを受け入れられない時期もあるかもしれないけど、療育に通うまでの敷居はそんなに高くないんだよ、ということも少しずつ発信できたらと思っています。
発達障害かどうかまだわからない……そんな状況のときに「グレーゾーン」と呼ぶことがあります。実際私も使っていた言葉ですが、ある日ふと思いました。

障害がなければ白なの?あると黒?どっちとも言えなければ灰色?
いやいやそうじゃない。そうじゃない。
子どもは色んな色を持っていて、とてもカラフル。
黒か白じゃない。黒と白の間に広がるキレイな色を、それぞれが持っている。
みんなが違っていいし、設定する合格点だってそれぞれでいい。
どんな色もキレイ!

【「あとがき」より】
出典:http://amzn.asia/5bbwEO9
:最後に、読者の方々にメッセージをお願いします!

:本を読んで、クスッと笑ってくれる時間がちょっとでもあったらとてもうれしいです!ご自身やお子さんが「発達障害かも…」とモヤモヤしている人たちに前向きになってほしいなどということはおこがましくて言えませんが、読んでくださった方々が少しでもクスッとしていただけたら、それが最高にありがたいです。

でも実際は、ブログの読者の方からは「ブログを読んで前向きになれた!」という声をすっごくいただけまして…いやもうほんとありがたいです。「モヤモヤしているときにこのブログに出会えたことに感謝!」などのメッセージをいただけたりとか。ブログを書いてくれることに対してありがとうとか、出版おめでとうじゃなくて「出版ありがとう」とか。

そういう声をいただけることは素直にものすごくうれしくて、私のほうこそ「ありがとうございます!」って思います。ありがとうございます!!

:これからも色んな人にラムカナさんの漫画が届いて、元気が出たり、発達障害に対する考え方が以前より前向きになったりする人が少しでも増えればいいなと、本当に思います。

本日は素敵なお話をありがとうございました!

:ありがとうございました!

ラム*カナさんのブログページはコチラ

『アホ男子牧場‐ADHD長男とお調子者次男の兄弟物語‐』
https://ameblo.jp/hunny-723/

ラム*カナさんの書籍はコチラ

『カラフル男子牧場 -ADHD長男とお調子者次男の兄弟物語』
ラム*カナ (著)
洋泉社
Amazonで詳しく見る
ちょ、待てよ!ADHD息子との親子マラソンが過酷すぎた件。のタイトル画像

ちょ、待てよ!ADHD息子との親子マラソンが過酷すぎた件。

オシャレに無関心なADHD息子の珍発言。おそろいの服を着た友達に…のタイトル画像

オシャレに無関心なADHD息子の珍発言。おそろいの服を着た友達に…

楽しみにしてたのに!過去を容赦なく忘れるADHD息子の珍事件のタイトル画像

楽しみにしてたのに!過去を容赦なく忘れるADHD息子の珍事件


追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。