ずりばいやハイハイの不安を相談するには?
赤ちゃんの発達は個人差が大きいため、ふとしたきっかけで急にずりばいを始めることは決して稀なことではありません。しかし、専門家に相談してみることで、支援を受ける機会や、子育て情報を得られることもあります。気になることがあるなら、以下の専門機関を訪れてみるとよいでしょう。
◇小児科
小児科というとでは子どもの病気を診断、治療をするイメージをもつかもしれませんが、赤ちゃんの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。子どもではなく赤ちゃんを専門とした機関の情報も持っているので、より詳しく赤ちゃんの状態を見てくれる専門機関につなげてもらえる場合もあります。
◇地域子育て支援センター
行政や自治体が実施主体となって行っている事業です。子育ての不安・悩みに対し専門的なアドバイスをしてくれる保健師が在籍または巡回しています。日時によっては乳幼児の発達相談を無料で行っています。地域の母子向けに子育てサロンを開催したり、発達に合わせたセミナーを主催していることもあり、気軽に利用できます。
◇児童相談所(こども相談所)
0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けています。必要に応じて発達検査を行う場合もあり、無料で医師や保健師、理学療法士などから支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のHPなどを見て確認するようにしましょう。
◇乳幼児健康診査
乳幼児健康診査は乳児健診とも呼ばれ、母子保健法の定めにより各自治体が実施しするものです。各市町村の保健センターなどで行う、赤ちゃんの病気の早期発見と予防、そして順調に発達しているかどうかを確認するための検査です。ハイハイのことだけでなく、普段の子育てで疑問に思っていることや、なかなか話す機会がない不安などを専門家に相談できる場でもあります。
◇小児科
小児科というとでは子どもの病気を診断、治療をするイメージをもつかもしれませんが、赤ちゃんの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。子どもではなく赤ちゃんを専門とした機関の情報も持っているので、より詳しく赤ちゃんの状態を見てくれる専門機関につなげてもらえる場合もあります。
◇地域子育て支援センター
行政や自治体が実施主体となって行っている事業です。子育ての不安・悩みに対し専門的なアドバイスをしてくれる保健師が在籍または巡回しています。日時によっては乳幼児の発達相談を無料で行っています。地域の母子向けに子育てサロンを開催したり、発達に合わせたセミナーを主催していることもあり、気軽に利用できます。
◇児童相談所(こども相談所)
0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けています。必要に応じて発達検査を行う場合もあり、無料で医師や保健師、理学療法士などから支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のHPなどを見て確認するようにしましょう。
◇乳幼児健康診査
乳幼児健康診査は乳児健診とも呼ばれ、母子保健法の定めにより各自治体が実施しするものです。各市町村の保健センターなどで行う、赤ちゃんの病気の早期発見と予防、そして順調に発達しているかどうかを確認するための検査です。ハイハイのことだけでなく、普段の子育てで疑問に思っていることや、なかなか話す機会がない不安などを専門家に相談できる場でもあります。
ずりばいを促す工夫は?
ずりばいやハイハイをしないまま一人歩きに移行することに問題はありませんが、ずりばいやハイハイすることを心待ちにしている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。うつぶせでお腹がつく姿勢に慣れていくことが初めの一歩です。うつ伏せを嫌がらない範囲で、少しずつ慣らせていきましょう。ここでは、赤ちゃんのすりばいやハイハイを促すための工夫を具体的にいくつかご紹介します。
うつぶせ姿勢で遊ばせる
うつぶせ姿勢を嫌うのはシャフリングベビーの特徴ですが、ハイハイを促すためにうつぶせの姿勢に慣れることは必要でしょう。仰向けで寝転がった大人のお腹の上で赤ちゃんをうつぶせにすると、体が密着していて目が合うので赤ちゃんは安心し、少し長めにうつぶせをしてくれることが多いといわれています。赤ちゃんの体が落ちないように配慮しながらバランスボールの上でうつぶせにさせてもよいでしょう。
この姿勢は頭を支える肩や背中の筋力を鍛えるとともに、うつぶせで重心をとる感覚を強化していくことができます。大人がうつぶせの赤ちゃんを抱えあげて前後に揺らす、飛行機遊びのような動きも喜ぶかもしれません。
この姿勢は頭を支える肩や背中の筋力を鍛えるとともに、うつぶせで重心をとる感覚を強化していくことができます。大人がうつぶせの赤ちゃんを抱えあげて前後に揺らす、飛行機遊びのような動きも喜ぶかもしれません。
上から呼びかける
ずりばいがもう少しで始まりそう、という時期には目線の前方、少し上に興味を持たせるとよいでしょう。ベビージムなどのぶら下がるオモチャが便利です。背筋を鍛え、腕で体を支える筋力がつきます。音のするものや色鮮やかな物も赤ちゃんの興味をひくようです。
壁や手で足裏を支える
うまく前に進めない、後ろに下がってしまうという時は、足裏でければ前に進めるという感覚を体感させてあげましょう。壁に足の裏がつく位置でうつぶせにする、足の裏にパパママが手を添えてあげるなどが効果的です。
回転方向と逆に気を引く
その場で回転する場合は左右の腕の力と使い方が均等でないのかもしれません。回転方向の外側に意識を向けるような声かけ、働きかけをしてみてください。
ずりばいやハイハイを見せる、追いかけっこをする
環境面では、第一に平らで安全なスペースを確保してください。柔らかすぎる床は上手に力を伝えにくいので、布団の上より畳やクッションフロアがおすすめです。衣類は上下が分かれたもののほうが動きやすいでしょう。暗い、寒い、うるさいなどで赤ちゃんが怖がって、動く意欲を持てない場合もあるかも知れないので、確認してみてください。赤ちゃんは真似が好きなので、パパママやほかの赤ちゃんがずりばいする姿を見せることが刺激になります。
ここにあげた工夫に限らず、前向きな言葉かけやパパママの笑顔も赤ちゃんの動く意欲をひきだします。動作のバリエーションを数多く体験をさせてあげることもずりばいの上達を促します。パパママとの関わりのすべては赤ちゃんの健やかな成長の糧となるので、日々の暮らしの中で赤ちゃんのペースに気を配りながら、自力で移動する喜びを体験させてあげてくださいね。
ここにあげた工夫に限らず、前向きな言葉かけやパパママの笑顔も赤ちゃんの動く意欲をひきだします。動作のバリエーションを数多く体験をさせてあげることもずりばいの上達を促します。パパママとの関わりのすべては赤ちゃんの健やかな成長の糧となるので、日々の暮らしの中で赤ちゃんのペースに気を配りながら、自力で移動する喜びを体験させてあげてくださいね。
まとめ
ずりばいは寝返りから一人歩きに至る過程にある、期間限定の移動手段に過ぎません。ずりばいしないことをほかの赤ちゃんと比べたり焦ったりせず、その赤ちゃんのそのときならではの姿を見守ってあげてくださいね。
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