お子さんが無事に生きていることは、親御さんが「めちゃくちゃ」頑張ってきた証拠だから
編:最後に、楽々かあさんの願いや夢があれば教えてください!
楽:正直、母親としては、子どもが生まれたときから「早く楽になりたい」の一心ですね(笑)まぁ、世の多くのお母さんがそうだと思うんですけど。
ただ一方で、"社会"に対して望むこととしては、発達障害対応が当たり前になるといいなってことですね。凸凹のある子を「普通」にしていくのではなく、さりげない配慮を受けられる環境が自然にあるといいなと。
そうすればうちの子たちも生きやすいし、私もここまで一生懸命発信しなくてもいいし(笑)。でも、待つだけでなく、子育てをする中で自分にできることを自分ができる範囲でやっていけるといいのかなって思ってます。
編:「ちょっと頑張ったら本人ができるようになる」ぐらいの環境を整えていくのが教育では大切なのかなと思います。
楽:そうそう。ちょっと環境を調整したらできることってたくさんあると思うんですよね。ちょっとしたことで随分楽になる、そういうことが当たり前になっていくといいなって。
編:おっしゃる通りですね。発達ナビの読者の方には同じような思いを抱いている方もおられると思います。何か、読者へのメッセージがありましたらどうぞよろしくお願いします。
楽:まさに本の扉のページに書いていることですね。これを伝えたいです。
ーどんなに療育を頑張っても、完璧な子にはなりません。
そして凸と凹はどっちも大事。合わせて一人の子です。今が100点からのスタートです。ー
楽:正直、母親としては、子どもが生まれたときから「早く楽になりたい」の一心ですね(笑)まぁ、世の多くのお母さんがそうだと思うんですけど。
ただ一方で、"社会"に対して望むこととしては、発達障害対応が当たり前になるといいなってことですね。凸凹のある子を「普通」にしていくのではなく、さりげない配慮を受けられる環境が自然にあるといいなと。
そうすればうちの子たちも生きやすいし、私もここまで一生懸命発信しなくてもいいし(笑)。でも、待つだけでなく、子育てをする中で自分にできることを自分ができる範囲でやっていけるといいのかなって思ってます。
編:「ちょっと頑張ったら本人ができるようになる」ぐらいの環境を整えていくのが教育では大切なのかなと思います。
楽:そうそう。ちょっと環境を調整したらできることってたくさんあると思うんですよね。ちょっとしたことで随分楽になる、そういうことが当たり前になっていくといいなって。
編:おっしゃる通りですね。発達ナビの読者の方には同じような思いを抱いている方もおられると思います。何か、読者へのメッセージがありましたらどうぞよろしくお願いします。
楽:まさに本の扉のページに書いていることですね。これを伝えたいです。
ーどんなに療育を頑張っても、完璧な子にはなりません。
そして凸と凹はどっちも大事。合わせて一人の子です。今が100点からのスタートです。ー
楽:凸も凹も長所も短所も合わせて一人の子だし、完璧な子もいないし完璧な親もいません。親の理想通りの子も、子の理想通りの親もいないんです。子どもも親も、自分自身の長所と欠点の両方を大事にしてあげてほしいなって思いますね。
それは発達ナビの読者さんもそうで、今の100点を認めてあげてほしいです。発達凸凹の子育てをしておられるお母さんっていうのは、日常生活の基本的な部分がとてもハードルが高いのでね。
たとえば、普通に着替えさせる、身支度させる、家から園・学校に送り出す、宿題をやらせる、風呂に入れさせる、3食食べさせるとか。そういう日常生活の基本的な部分をこなすことがとてもハードルが高いので、まずそこに対して頑張ってきている自分のことを、ちゃんと認めてあげてほしい。
お子さんが健康に無事に生きてるだけでも、本当にめちゃくちゃ親御さんが頑張ってきた証拠なんですよね。まずそこに100点をあげてほしいなって思うんですね。
育児が大変だと、お母さんも自分のことが後回しになりがちだけど、例えば、あったかいご飯を食べるとかでもいいんです。おいしいものを食べて体をあたたかくして、そういうことでも自分を大事にできるんじゃないかなあと。
編:「子育てをする親御さんが、自分で自分を大切にしてほしい」というメッセージはとてもあたたかくて、胸がじんとしました。
たくさんの方に楽々かあさんの言葉が届いて、発達凸凹の子育てをする親御さんがより前向きになっていくといいなと強く思います。今日は素晴らしいお話を聞かせていただきありがとうございました。
楽:ありがとうございました!
それは発達ナビの読者さんもそうで、今の100点を認めてあげてほしいです。発達凸凹の子育てをしておられるお母さんっていうのは、日常生活の基本的な部分がとてもハードルが高いのでね。
たとえば、普通に着替えさせる、身支度させる、家から園・学校に送り出す、宿題をやらせる、風呂に入れさせる、3食食べさせるとか。そういう日常生活の基本的な部分をこなすことがとてもハードルが高いので、まずそこに対して頑張ってきている自分のことを、ちゃんと認めてあげてほしい。
お子さんが健康に無事に生きてるだけでも、本当にめちゃくちゃ親御さんが頑張ってきた証拠なんですよね。まずそこに100点をあげてほしいなって思うんですね。
育児が大変だと、お母さんも自分のことが後回しになりがちだけど、例えば、あったかいご飯を食べるとかでもいいんです。おいしいものを食べて体をあたたかくして、そういうことでも自分を大事にできるんじゃないかなあと。
編:「子育てをする親御さんが、自分で自分を大切にしてほしい」というメッセージはとてもあたたかくて、胸がじんとしました。
たくさんの方に楽々かあさんの言葉が届いて、発達凸凹の子育てをする親御さんがより前向きになっていくといいなと強く思います。今日は素晴らしいお話を聞かせていただきありがとうございました。
楽:ありがとうございました!
聞き手・書き手:田中千尋
取材:2017.3
取材:2017.3
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