子どもの筋緊張で悩んだ時の相談先
感覚統合療法を受けたい方や子どもの姿勢や手先の不器用さなど、筋緊張に関係していることで悩んでいる場合の相談先を紹介します。
小児科
診断や医学的な診察を受けたい場合には、小児科へいくとよいでしょう。運動発達以外にも心配がある場合には、子どもの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。また、子どもの発達に詳しい機関などの情報も持っており、地元の専門機関を紹介してくれる場合もあります。
地域子育て支援センター
地域子育て支援センターは、子育て中の親子が気軽に集い、交流や子育ての不安・悩みを相談できる場として各地域に設置されています。姿勢が保てない、手先が不器用で困っているなどの悩みについても、無料で相談をすることが可能で、支援機関の紹介などを受けることができます。
児童相談所(こども相談所)
0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けている機関です。無料で医師や保健師、心理士、言語聴覚士などから支援やアドバイスをもらうことができ、状況によっては発達検査を受けることもできます。
児童発達支援施設
障害のある子どもの支援として、児童発達支援と放課後等デイサービスがあります。児童発達支援は未就学の子どもを対象としていて、放課後等デイサービスは小学校入学以降の子どもを対象としています。いずれも、その子の困りごとや特性に合わせて、体の使い方やコミュニケーション方法の練習などの支援を行っており、感覚統合療法を取り入れている事業所もあります。
障害の診断や障害者手帳がなくても、自治体の発行する通所受給者証があれば利用可能です。詳しいことは自治体の障害福祉窓口や各事業所にお問い合わせください。
障害の診断や障害者手帳がなくても、自治体の発行する通所受給者証があれば利用可能です。詳しいことは自治体の障害福祉窓口や各事業所にお問い合わせください。
まとめ
姿勢や態度の悪さといった子どもの気になる態度が目につくと、つい子どもを責めてしまうかもしれません。しかしそういった態度の背景には、固有感覚の発達における課題によって筋緊張の問題が起こっている可能性があります。
固有感覚を鍛えるためには感覚統合療法を受けることや、家庭で固有感覚を鍛える遊びをしていくなどの方法があります。
子どもの姿勢で悩んでいたり、感覚統合療法を受けたいと考えている方は、まずはかかりつけの小児科や専門機関に相談してみるとよいでしょう。
固有感覚を鍛えるためには感覚統合療法を受けることや、家庭で固有感覚を鍛える遊びをしていくなどの方法があります。
子どもの姿勢で悩んでいたり、感覚統合療法を受けたいと考えている方は、まずはかかりつけの小児科や専門機関に相談してみるとよいでしょう。
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