発達障害の薬物療法とは?自閉スペクトラム症、ADHDに処方される薬、副作用などの注意点、医療費助成について【医師監修】
発達障害の治療の一環として薬を処方されることもあります。しかし、薬物治療というと不安もあるかもしれません。この記事では、「発達障害の薬ってどんなものがあるの?」「服用するときにどんなことに気をつければいいの?」などの疑問にお答えします。
発達障害は治療できるの?薬物療法とは?
発達障害は現在、根本から治療することは難しいとされていますが、発達障害がある子どもの保護者がペアレントトレーニングで対応方法を学ぶことで適切に接することができるようになったり、子どもの特性を踏まえた環境設定を行ったり、子ども自身も特性に合った発達支援を受けることなどによって、困りごとが低減する可能性があります。
上記のほかに、発達障害の症状に対する治療法の一つとして、医師の判断によって薬が用いられることがあります。この記事では、発達障害の薬物療法について解説します。
発達障害の薬物療法
そのため、薬物療法を進めるときは医師の判断のもと、その人の症状や状態を慎重に見ながら行うことになります。薬で症状が和らいでいる間に本人に対する療育的な支援や学習支援などのアプローチを行うと効果的です。
薬の服用で発達障害の症状は良くなるの?
上述しましたが、薬の処方は6歳以上で、成人には認可されていない薬もあります。また症状や状態によって処方される薬はさまざまです。ここでは、主な発達障害を例に、どういった症状に対して薬を服用していくのか紹介します。
自閉スペクトラム症(ASD)
しかし、自閉スペクトラム症に伴う以下のような関連症状に対しては、薬の効果が期待されています。
・癇癪(かんしゃく)
・こだわり
・不注意
・多動性/衝動性
・チック
・抑うつ気分
・睡眠障害 など
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ADHD(注意欠如・多動症)
ADHDにおける薬物療法は、「ADHDをなくす」ためではなく、「社会生活や学業での困りごとを解消する」ための手助けをしてくれるものだと考えるといいのかもしれません。
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発達障害のある人に処方されるお薬の種類
数多くの薬がありますが、人によって合う薬と合わない薬もあり、副作用などもあります。現在のところ、すべての人に必ず効果があるような薬はありません。また薬の処方は基本的に6歳以上となっており、成人には認可されていない薬もあります。そのため、薬物療法を進めるときは医師の判断のもと、その人の症状や状態を慎重に見ながら行うことになります。
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発達障害のある人がお薬を服用するときの注意点は?
そのような不安を解消するためにも、精神薬を服用するときには、医師と相談したり協力したりすることが必要不可欠です。薬の服用に関しては、具体的に以下のことに気をつけるといいでしょう。
1. 事前に、服用する薬について情報を得る
また、副作用と、副作用が起きたときの対処法も事前に理解しておくとよいでしょう。
発達障害に処方される薬の副作用として生じる症状のうち、早急に対処しなければいけないものはそれほど多くはありません。そのため、心配しすぎる必要はありませんが、急に発疹がでたり、呼吸が乱れたりしたときなどにどのような行動をとればいいのかは理解しておきましょう。
2. 薬の使用頻度を守る
症状が軽くなったからといって、個人の判断で勝手に量を減らしたり服用を中止したり、逆に薬が思った通りに効かなかったからといって、勝手に量を増やしたりしてはいけません。
しかし副作用がひどい場合には、いったん服用を中止して医師に相談するようにしてください。
3. なにかあったらすぐに医師に相談するようにする
副作用として、次のような症状が見られることが多いため、このような症状に気を配っておくとよいかもしれません。
・食欲不振/食欲減退
・
・体重減少
・入眠困難、中途・早朝覚醒
・日中の眠気
・頭痛
・腹痛
・動悸
・不安・焦燥感 など
薬のやめどきについても、医師と相談しながら決めていくようにしましょう。
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医療費の助成について
薬の服用頻度や、薬の種類によって金額は異なるため、薬を服用するにあたって、一概にいくらかかるとは言うことができませんが、家計への負担を少しでも軽くするために、薬にかかる費用も含めた医療費を少しでも減らす方法についてまとめました。
1. 自立支援医療
調剤、往診、デイケア、訪問看護が対象となっており、自己負担額が1割になります。しかし世帯の所得などに応じて、窓口負担額の上限金額が定められています。
こちらの支援を受けるためには、区市町村の窓口から申請する必要があります。
通院費を一部負担してくれる「自立支援医療制度」をご存知ですか?
2. 各地方自治体による支援
これらの支援は、各地方自治体で受けられるサービスが異なります。また、申請方法についても異なるため、お住いの地方自治体のホームページを見たり、役所に足を運んだりしてみてください。
まとめ
発達障害の薬に限らず、すべての薬は、正しく利用できれば大きな味方になりえますが、使い方を誤ると効果が発揮されなかったり、思わぬ副作用をもたらすこともあります。
発達障害や精神疾患の薬は、効果が現れるかどうか、薬が合うかどうかには個人差があります。そのため、使い方を間違えないように注意し、些細な疑問や不安を含めて、医師に相談するようにしましょう。
また薬での対処だけでなく、少しでも本人が生活しやすいような環境を整えたりすることも大切です。
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