息子と学ぶアサーション!こんな分かりやすい本があった
とはいえ、「自分も相手も尊重するコミュニケーション」を実践するにはどうしたらいいのか。どうやって子どもに教えたら良いのか。
困っていた私に、大学の先生が「子ども用の本ですから、直接的にアサーションとかアサーティブという言葉は使われていませんが、アサーティブなコミュニケーションの要素がしっかり盛り込まれていると思いますよ。」ととても素敵な本を紹介してくださいました。それがこちらの本です。
困っていた私に、大学の先生が「子ども用の本ですから、直接的にアサーションとかアサーティブという言葉は使われていませんが、アサーティブなコミュニケーションの要素がしっかり盛り込まれていると思いますよ。」ととても素敵な本を紹介してくださいました。それがこちらの本です。
学校では教えてくれない大切なこと 2 友だち関係(自分と仲良く)
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学校では教えてくれない大切なこと 6 友だち関係(気持ちの伝え方)
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中味は可愛らしい漫画とイラストで構成されていて、小学生が楽しく読むことができます。でも、「アサーティブなコミュニケーション」についての要素が分かりやすく説明されています。
例えば、「気持ち大研究」という項目には、「イライラ星人」「不安ダヨ星人」「ワクワク星人」といったキャラクターが出てきます。個々に、身長と体重があって、よく出没する状況や口ぐせなどが具体的に設定されています。
感情をキャラクター化したこの本を読んでみると…。なんと、息子は客観的に自分の気持ちを観察することができるようになってきたのです。
それまでは、息子が落ち込んだりイライラしたりしているときの様子を見ていると、なんだか意味の分からない感情に一気に飲み込まれてしまい、それをコントロールする術も浮かんでこないように見えました。また、手はわなわな、汗はだくだく、心臓はバクバク、そんな身体の変化に動揺してしまい、ますます感情の制御が難しくなっていたようでした。
本を読んだ後は、感情が高まってきたときに、「あ、イライラ星人が増殖してる!どうやったら退治できるんだっけ??」というように、一歩引いて気持ちの整理ができるようになってきました。
例えば、「気持ち大研究」という項目には、「イライラ星人」「不安ダヨ星人」「ワクワク星人」といったキャラクターが出てきます。個々に、身長と体重があって、よく出没する状況や口ぐせなどが具体的に設定されています。
感情をキャラクター化したこの本を読んでみると…。なんと、息子は客観的に自分の気持ちを観察することができるようになってきたのです。
それまでは、息子が落ち込んだりイライラしたりしているときの様子を見ていると、なんだか意味の分からない感情に一気に飲み込まれてしまい、それをコントロールする術も浮かんでこないように見えました。また、手はわなわな、汗はだくだく、心臓はバクバク、そんな身体の変化に動揺してしまい、ますます感情の制御が難しくなっていたようでした。
本を読んだ後は、感情が高まってきたときに、「あ、イライラ星人が増殖してる!どうやったら退治できるんだっけ??」というように、一歩引いて気持ちの整理ができるようになってきました。
完璧主義な息子の心を溶かすメッセージ
さらに、アサーティブなコミュニケーションで大切な、「自分を尊重する」というプロセスも分かりやすく紹介されています。「いい自分もダメな自分もみんなあなたの大切な一部だよ」「失敗しても大丈夫」「助けてもらってOK!」などのメッセージが漫画の中で出てきて、完璧主義で失敗が許せない息子も「目からうろこ~!!」と言いながら読んでいます。
息子はこの本が大のお気に入りで、夜寝る前に読んで一日を振り返るのが日課になりました。「あ、そうそう、これ俺だ」「うん、俺こういうところで困ってるわ」「あー、そうか、こうすればいいのかあ」とブツブツつぶやいています。きっと、今まで訳も分からず苦しかった気持ちにやっと言葉が与えられたような想いなのでしょう。
息子を育てて常々思うこと。それは、この子が表現できない部分を表現する役を私たち大人が担ってあげているのだということ。表現できないから飲み込まれてしまう、そしてパニックになってしまう。「不安」や「イライラ」などの気持ちもそうでしょうし、自分も友達も尊重するということはどういうことなのか、私たち大人は常にそのやり方を具体的に伝えていくことが求められているのだなと思います。
息子のモヤモヤした気持ちに答えをくれた「アサーショントレーニング」。私自身のコミュニケーションを見直す機会にもなりました。一緒に学びながら息子のサポートや私のためにもどんどん活用していきたいと思います。
息子はこの本が大のお気に入りで、夜寝る前に読んで一日を振り返るのが日課になりました。「あ、そうそう、これ俺だ」「うん、俺こういうところで困ってるわ」「あー、そうか、こうすればいいのかあ」とブツブツつぶやいています。きっと、今まで訳も分からず苦しかった気持ちにやっと言葉が与えられたような想いなのでしょう。
息子を育てて常々思うこと。それは、この子が表現できない部分を表現する役を私たち大人が担ってあげているのだということ。表現できないから飲み込まれてしまう、そしてパニックになってしまう。「不安」や「イライラ」などの気持ちもそうでしょうし、自分も友達も尊重するということはどういうことなのか、私たち大人は常にそのやり方を具体的に伝えていくことが求められているのだなと思います。
息子のモヤモヤした気持ちに答えをくれた「アサーショントレーニング」。私自身のコミュニケーションを見直す機会にもなりました。一緒に学びながら息子のサポートや私のためにもどんどん活用していきたいと思います。
参考書籍
改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために
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