特別支援教育は、スペシャルスクール
私は、自閉症の息子が特別支援学級や特別支援学校で学び、特別支援教育は、その子どもに合わせた環境で学ぶ機会を得られる、スペシャルスクールだと感じていました。
自治体によっては、「知的障害がなければ特別支援学級には通えません」と断られてしまうこともあると聞きます。特別支援教育を受けられる状況にあるのであれば、その機会はぜひ活用してほしいと思います。
お子さんにとって一番良い教育環境はどこなのか考えて、進級先を決めるとよいと思います。
執筆/立石美津子
(監修者・鈴木先生より)
どの学校に在籍していても、きめ細やかな特別支援教育が受けられればいいのですが、現実はそうではありません。
特別支援学級に通うことで通常学級に在籍する生徒から不適切な言葉をかけられたり、保護者の反対で通えなかったりして、本来特別支援学級へ通うべき子どもが通えていないケースもあります。通常学級の担任が特別支援学級のあり方をクラスのみんなや両親にまずはきちんと説明することが必要なのです。その理解のもとで、通常学級と特別支援学級との連携を密にし、通常学級の子も特別支援学級へ遊びにいけるような校内の自由な雰囲気づくりが必要だと思っています。
通常学級でも特別支援学級でもその担任の発達障害児についての知識と経験があるかどうかが鍵になります。塾や家庭教師の先生も同じです。そのためには教育と医療の連携も必須なのです。学校で最も医療に近い学校医が本来ならばその橋渡しをしなければいけないのですが、必ずしもうまくできていないのが現状です。各市町村の医師会の中に学校医委員会などがありますが、発達障害に関する勉強会を定期的に行っているところは残念ながら少ないのです。
日本中の特別支援学級できめ細かな教育のできる日が早く来ることを祈念しています。
自治体によっては、「知的障害がなければ特別支援学級には通えません」と断られてしまうこともあると聞きます。特別支援教育を受けられる状況にあるのであれば、その機会はぜひ活用してほしいと思います。
お子さんにとって一番良い教育環境はどこなのか考えて、進級先を決めるとよいと思います。
執筆/立石美津子
(監修者・鈴木先生より)
どの学校に在籍していても、きめ細やかな特別支援教育が受けられればいいのですが、現実はそうではありません。
特別支援学級に通うことで通常学級に在籍する生徒から不適切な言葉をかけられたり、保護者の反対で通えなかったりして、本来特別支援学級へ通うべき子どもが通えていないケースもあります。通常学級の担任が特別支援学級のあり方をクラスのみんなや両親にまずはきちんと説明することが必要なのです。その理解のもとで、通常学級と特別支援学級との連携を密にし、通常学級の子も特別支援学級へ遊びにいけるような校内の自由な雰囲気づくりが必要だと思っています。
通常学級でも特別支援学級でもその担任の発達障害児についての知識と経験があるかどうかが鍵になります。塾や家庭教師の先生も同じです。そのためには教育と医療の連携も必須なのです。学校で最も医療に近い学校医が本来ならばその橋渡しをしなければいけないのですが、必ずしもうまくできていないのが現状です。各市町村の医師会の中に学校医委員会などがありますが、発達障害に関する勉強会を定期的に行っているところは残念ながら少ないのです。
日本中の特別支援学級できめ細かな教育のできる日が早く来ることを祈念しています。
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