「普通」であることにこだわっていた私

先生の言葉に私は頭を強く叩かれたように感じました。

そうだ、私は”普通であること”にこだわっていたんだな。「普通でいてくれたらそれが一番」なんて思ってたけど、普通に勉強ができて、普通に新しい友達ができる…その”普通”はゆいにとってはとてもハードルの高いものだったと言うことにそこで初めて気づくことができました。

「お母さんの思う”普通”、みんながそこを目指す必要はありません。子どもの可能性はもっともっと大きいです。もっとゆいさんのためになることを探していきませんか?発達検査でその手がかりを知ることができるかもしれません」先生はそう仰いました。
発達検査に申し込むことを決意
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ここまできたらもう腹をくくって行動しなきゃな。この子はちょっとサポートが必要なタイプの子らしい。ゆいのためになることをこれから一緒に探していかないと。

先生のこの言葉があと押しになり、私は帰宅してすぐに発達検査の申し込みをしたのでした。
(監修:三木先生より)
学年が上がると学習内容が複雑化・抽象化した上に量が増えるので、つまずきやすくなってきます。そこでついていけていないこをと突きつけられると、わが子の順調な発達を願う身としてはつらいですよね。

お母さんにとってつらい話にもかかわらず、ゆいさんのためを思って検査を勧めてくださった学校の先生方の勇気には敬意を表したいです。そしてその勇気から逃げずにしっかりと向き合ったいらこさんもまた素晴らしいと思います。
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