臨床心理士と何をしていくのか(わが家の場合)

今後のカウンセリング方針を説明する臨床心理士の話を聞きながら、母にべったりとくっついて離れない場面緘黙の次女
Upload By まりまり
わが家の次女の場合ですが、とにかくカウンセリングの場での緊張が高く、心理士さんと次女がほとんどコミュニケーションを取れる状態ではありませんでした。なので、まずは、心理士さんとのカウンセリングの場に慣れること、ボディランゲージや筆談でなどで心理士さんとコミュニケーションを取れるようにするということを目標にカウンセリングを始めていくこととなったのでした。

自分だけじゃない安心感

医師や心理士という専門家のサポートのもと、場面緘黙の次女の治療が始まったことにほっとする母
Upload By まりまり
わが家の場合はこんな感じで進んでいきました。
児童精神科に行くまでは、学校では「問題ありません」と言われ続けて特に支援も得られず、次女への対応は母親である私中心という感じでした。なので、第3者の目が入るというだけでとても心が楽になった感じがしたのを覚えています。

執筆/まりまり
(監修:鈴木先生より)
場面緘黙は神経発達症のある患者さんによくみられる症状です。家の中では普通に話せるのに、玄関を出た瞬間に話さなくなるのが典型例です。待合室では話しているが診察室に入ると喋らなくなるケースもあります。また、親と一緒では喋らないけど別々に入れると話せるときもあります。話さなくても頷いたり首を横に振ったりすることだけで意思表示する子どももいます。

このような社会不安を取り除くために、SSRIという抗不安薬を投与したり、毎月外来でフォローしながら必要に応じて音楽療法を、そして心理カウンセリングでは箱庭療法や絵画療法なども当クリニックでは行っています。次女さん本人に合う治療法を見つけていくことが大切だと思います。
「自分で説明できないなんて」病院の問診で呆れられ、小学校の面談でも「話さない」。場面緘黙診断前に感じた違和感のタイトル画像

「自分で説明できないなんて」病院の問診で呆れられ、小学校の面談でも「話さない」。場面緘黙診断前に感じた違和感

不安症、場面緘黙、強迫性障害などを緩和する「SSRI(フルボキサミン)」って?小児の使用は認められている?効果・効能・副作用なども【医師監修】のタイトル画像

不安症、場面緘黙、強迫性障害などを緩和する「SSRI(フルボキサミン)」って?小児の使用は認められている?効果・効能・副作用なども【医師監修】

家では多弁、でも8年間も外では話さなかったクラスメート。数年後、「場面緘黙症」と気付いてのタイトル画像

家では多弁、でも8年間も外では話さなかったクラスメート。数年後、「場面緘黙症」と気付いて

ウェクスラー式知能検査(WISC・WAIS)の内容や費用など【専門家監修】のタイトル画像

ウェクスラー式知能検査(WISC・WAIS)の内容や費用など【専門家監修】

見守る、寄り添うから一歩進んで。幼稚園や学校で話したいのに話せない「場面緘黙」の子どもの支援がわかる本「子どもの場面緘黙サポートガイド」。著者インタビューものタイトル画像
Sponsored

見守る、寄り添うから一歩進んで。幼稚園や学校で話したいのに話せない「場面緘黙」の子どもの支援がわかる本「子どもの場面緘黙サポートガイド」。著者インタビューも

療育支援探しバナー
発達特性検査バナー

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。