「自己評価」は低いままでも「自己肯定感」は高くなる(コウ談)
コウが言うには、現在でも『自己評価』は以前とそう大きく変わらないのだそうです。「ダメなところもあるけど、それはそれとして前みたいに自分のことを嫌だなって思うことはない」とサッパリした調子で言うコウは、一時期に比べてずいぶん落ち着いたように見えます。
周囲の人に受け入れられた経験がコウの自己肯定感を高め、自己肯定感が高まったことが周囲の人との関係を和らげるという、よいサイクルに入ったのかもしれません。
周囲の人に受け入れられた経験がコウの自己肯定感を高め、自己肯定感が高まったことが周囲の人との関係を和らげるという、よいサイクルに入ったのかもしれません。
今はたまたま周囲に恵まれよいサイクルに入っているコウですが、今後はどうなるか分かりません。例年のパターンとして、コウは2学期から崩れやすい傾向があります。もしそうなれば、また周囲から非難を浴びることもあるかもしれません。
それでも、こうして繰り返し「周囲の人から受け入れられた」と感じる経験をしていくことで、少しずつ他者への信頼や自己肯定感の土台ができていくといいなと思います。
執筆/丸山さとこ
それでも、こうして繰り返し「周囲の人から受け入れられた」と感じる経験をしていくことで、少しずつ他者への信頼や自己肯定感の土台ができていくといいなと思います。
執筆/丸山さとこ
(監修:初川先生より)
「人から肯定されたから」自己肯定感が上がったかも、と考察するコウくん。素晴らしいですね!私もそう考えています。自分と近しい人に認めてもらえる、自分の気持ちを理解してもらえるなどの経験によって、自己肯定感は高まる面があります。ただ、それは単に褒められればいいというものでもないのだろうなと私は感じています。おそらく、小学校での苦戦が続いていた時期も、さとこさんやご家族からは褒められていることもあったのではないでしょうか。それが自己肯定感(というか、良い自己認識)に直結しなかったかもしれないのは、トラブルが多くてそちらにコウくん自身、目が向きがちだったことが大きいと思います。ですが、その間も褒められたり認められたりしながら、うまくいかない、心の黒いシミのようなもの自体は消えたり小さくなったりしなくても、それ以外の白い、シミのない部分が広がっていったのでしょう。相対的に心にゆとりを地道に作っていたともいえます。そうして、K先生との出会いで、苦戦している際のそのつらい気持ちをわかってもらえた、苦戦そのものはすぐにはなくならずとも気持ちをわかってもらうとこんなに心強いことなのかと知った、そういう経験。そして、その経験が何であるかを知る知的な発達もあったのだと思います。そういうことから、自分へのまなざしが柔らかくなり、ダメなところだけでなく、いいところなど多角的に見ることができたように感じました。
「人から肯定されたから」自己肯定感が上がったかも、と考察するコウくん。素晴らしいですね!私もそう考えています。自分と近しい人に認めてもらえる、自分の気持ちを理解してもらえるなどの経験によって、自己肯定感は高まる面があります。ただ、それは単に褒められればいいというものでもないのだろうなと私は感じています。おそらく、小学校での苦戦が続いていた時期も、さとこさんやご家族からは褒められていることもあったのではないでしょうか。それが自己肯定感(というか、良い自己認識)に直結しなかったかもしれないのは、トラブルが多くてそちらにコウくん自身、目が向きがちだったことが大きいと思います。ですが、その間も褒められたり認められたりしながら、うまくいかない、心の黒いシミのようなもの自体は消えたり小さくなったりしなくても、それ以外の白い、シミのない部分が広がっていったのでしょう。相対的に心にゆとりを地道に作っていたともいえます。そうして、K先生との出会いで、苦戦している際のそのつらい気持ちをわかってもらえた、苦戦そのものはすぐにはなくならずとも気持ちをわかってもらうとこんなに心強いことなのかと知った、そういう経験。そして、その経験が何であるかを知る知的な発達もあったのだと思います。そういうことから、自分へのまなざしが柔らかくなり、ダメなところだけでなく、いいところなど多角的に見ることができたように感じました。
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