夫も発達障害?感覚過敏、空気が読めない、声量調節ができない…発達グレーの娘と夫の共通項
ライター:とまぱん
こんにちは、とまぱんです。療育に通っている5歳の娘、夫と3人で暮らしております。あるあるなのかもしれませんが、発達のことを本やネットで調べているうちにもしかして私も?うちの夫も特性あり...?と思うような経験はありませんか?今回は「夫も娘と同じ発達グレーゾーン?」と思ったきっかけを中心に紹介していきます。
監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
もしかして夫も発達グレーゾーン?娘と夫は感覚過敏?
娘が初めて単語を言い始めたのは2歳3ヶ月。2語文を話し始めたのは3歳過ぎでした。言葉の発達がゆっくりだったり癇癪がひどかったので、この時期、本やネットで発達障害についてたくさん調べていました。その中で、発達障害の特性がある人は感覚が過敏、もしくは鈍感な場合がある、ということを知りました。
娘は赤ちゃんのころから感覚に過敏なところがありました。入園するまでは帽子は絶対に被ってくれず。麦わら帽子はチクチクすると言って、5歳の今も嫌がります。幼稚園に通うまではマスクなんてもってのほか。コロナが流行り始めてすぐのころは世の中のマスクのルールが厳しく、遊び場によって2歳からマスクが必須のところもありました。2、3歳でマスクをつけることは娘には絶対に無理だったので、遊園地などの遊び場をあきらめることも度々ありました。
娘は赤ちゃんのころから感覚に過敏なところがありました。入園するまでは帽子は絶対に被ってくれず。麦わら帽子はチクチクすると言って、5歳の今も嫌がります。幼稚園に通うまではマスクなんてもってのほか。コロナが流行り始めてすぐのころは世の中のマスクのルールが厳しく、遊び場によって2歳からマスクが必須のところもありました。2、3歳でマスクをつけることは娘には絶対に無理だったので、遊園地などの遊び場をあきらめることも度々ありました。
そんな娘ですが、実は夫も感覚過敏のようなところがあります。でも娘とはまたちょっと違い、夫は洋服のタグが苦手です。タグの中でも痛いものとそうでないものがあるらしく、痛いものは取るそう。私はタグを痛いと感じたことが今まで一度もないのですが、それを夫に言うと「信じられない」と言われます。また、夫はセーターや毛糸の帽子もチクチクしてて苦手だそう。以前、夫が自分用に毛糸の靴下を買ってきたのですがやっぱりチクチクして履けなかったらしく、私に流れてきました。
肌に触れるものに敏感な娘と夫ですが、娘は音にも敏感です。お店に流れるBGM、自転車のブレーキ音、赤ちゃんの泣き声などが苦手。よく「耳が痛い」と言って耳を塞いでいます。
夫と娘は声が大きすぎる?状況を読むのが苦手?
声が大きいお子さんはたくさんいるし、大きい声は元気な印象ですよね。しかし特性のあるお子さんの中には声のボリュームの調整が難しい場合がある、という記事を読み、娘と一緒だ!と思いました。静かな場所でも構わず大きな声で話してしまい、「もう少し小さい声でね」と伝えてもすぐ忘れてしまい大きい声に戻ってしまいます。周囲の人にチラチラ見られ、怖そうなおじさんに咳払いされてしまうことも。娘のお友達の話し声を聞いていると改めて娘の声って大きいなと実感します。
ちなみに娘は産まれたときから声が大きく、看護師さんにも驚かれるほど。ほかの病室にも泣き声が響き渡っていたらしく、看護師さんに「ほかの部屋からクレームきちゃうわ~」と冗談っぽく言われてしまいました。確かにほかの赤ちゃんは「ホンニャア…」と可愛らしく泣いていて。赤ちゃんの泣き声って大きいイメージですが、産まれたての赤ちゃんは、本来まだこんなに弱々しい泣き声なんだ、と衝撃を受けた記憶があります。
ちなみに娘は産まれたときから声が大きく、看護師さんにも驚かれるほど。ほかの病室にも泣き声が響き渡っていたらしく、看護師さんに「ほかの部屋からクレームきちゃうわ~」と冗談っぽく言われてしまいました。確かにほかの赤ちゃんは「ホンニャア…」と可愛らしく泣いていて。赤ちゃんの泣き声って大きいイメージですが、産まれたての赤ちゃんは、本来まだこんなに弱々しい泣き声なんだ、と衝撃を受けた記憶があります。
夫も娘と同じように声が大きく、職場では「耳がよくないから声が大きいのでは」と噂されていたようです(笑)。もしかすると耳に何か詰まっているかも、ということで耳鼻科に行きゴミをとってもらったこともあるようですが、結局声量は変わりませんでした。
まだ幼いうちは状況を読んで声量を調節するのは難しかったりしますが、夫は大人でありながらも状況を読むのが少し苦手だったりします。静かなところでも大きい声でしゃべってしまい、周囲の人が振り返ることも。しかし夫は自分の声が大きいせいで周囲が振り返っているのも気づいてない様子。その際は私が「もう少し小さい声で」と伝えています。
まだ幼いうちは状況を読んで声量を調節するのは難しかったりしますが、夫は大人でありながらも状況を読むのが少し苦手だったりします。静かなところでも大きい声でしゃべってしまい、周囲の人が振り返ることも。しかし夫は自分の声が大きいせいで周囲が振り返っているのも気づいてない様子。その際は私が「もう少し小さい声で」と伝えています。
今まで夫もグレーゾーン?と思うことを伝えてきましたが、私自身ももしかして?と思うところはたくさんあります。特性なのかは分かりませんが、初対面の人と話すときに緊張してしまうとすぐに手が震えてしまったり顔が赤面してしまいます。たまに何度も会っている友人にもそうなることもあります。なので、話したあとは汗がすごく、ひどい疲労感を感じたりも。昔から緊張しやすいところがあり、そのせいか分かりませんが、母いわく私が幼少期のころはほかの子どもたちと遊んだりお話ししたりしなかったそうです。ずっと一人でいたので母はよく心配していたようでした。娘は人見知りは全然しないので母には「あなたと正反対ね〜」なんてよく言われます。そんな私も人生経験を積んで、今はそこそこ社交的になりました。
誰しもが私も特性がある?と思うことはよくあると思いますが、今回は私たち家族の場合を紹介させていただきました。
執筆/とまぱん
誰しもが私も特性がある?と思うことはよくあると思いますが、今回は私たち家族の場合を紹介させていただきました。
執筆/とまぱん
(監修:井上先生より)
感覚過敏の困難さは目に見えないため、周囲の理解を得ることが難しい場合もあります。旦那さんも娘さんと同じような過敏なところがあるとのこと、その点つらい気持ちは理解してもらえるのではないでしょうか。親自身も子どものころを思い出すと、苦手だったことの共通点などもいくつか思い当たると思います。
自分自身と全く同じ方法が子どもにも役立つとは限りませんが、親自身も苦手なことがあったことや、解決方法についていろいろ考えたことなどを話すことができると、お子さんとの関係も少し変わってくるかもしれませんね。
感覚過敏の困難さは目に見えないため、周囲の理解を得ることが難しい場合もあります。旦那さんも娘さんと同じような過敏なところがあるとのこと、その点つらい気持ちは理解してもらえるのではないでしょうか。親自身も子どものころを思い出すと、苦手だったことの共通点などもいくつか思い当たると思います。
自分自身と全く同じ方法が子どもにも役立つとは限りませんが、親自身も苦手なことがあったことや、解決方法についていろいろ考えたことなどを話すことができると、お子さんとの関係も少し変わってくるかもしれませんね。
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