「帰らない!」4歳グレーゾーン息子、遊びに行くといつも癇癪!暴れる息子に母が思わず口走った言葉は効果絶大で…!?

ライター:keiko
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しのくんは4歳10ヶ月、発達障害グレーゾーンの男の子です。
4歳を過ぎてある程度、自分の気持ちがコントロールできるようになったしのくんですが…
自分のやりたいこと、したいことを途中で切り上げることが難しく、そんなしのくんに悩まされました。
今回はそんな当時のお話をしたいと思います。

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監修: 新美妙美
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 特任助教
2003年信州大学医学部卒業。小児科医師として、小児神経、発達分野を中心に県内の病院で勤務。2010年信州大学精神科・子どものこころ診療部で研修。以降は発達障害、心身症、不登校支援の診療を大学病院及び一般病院専門外来で行っている。グループSST、ペアレントトレーニング、視覚支援を学ぶ保護者向けグループ講座を主催し、特に発達障害・不登校の親支援に力を入れている。 多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」の制作スタッフ。

多動が落ち着いてきた4歳ごろ。しかしまだまだ困りごとが…

しのくんは小さいころから、スーパーに買い物に行っては、いきなり走り出したり、外食に行っても席を立って脱走したりと、落ち着きが全くありませんでした。

そんなしのくんですが、4歳を過ぎた辺りから、徐々に自分の気持ちをコントロールできるようになってきて、いきなり走り出すとか、外食に行っても席から脱走することはなくなりました。

しかし…自分の「したいこと」「やりたいこと」を途中で切り上げることに関しては、まだ難しい状態でした。

特に悩まされたのは、「自転車の練習」「公園遊び」でした。

「おしまい」ができず癇癪

4歳の誕生日に祖父母から自転車を買ってもらったしのくんは、自転車の練習が大好きでした。
もちろん補助輪をつけて自転車の練習をするのですが、まだ走りが安定しておらずフラフラと倒れるかもしれないので、私はしのくんが運転する自転車のすぐ横で走ります。

走って走って走りまくって、家に帰ろうと促しても帰らないと駄々をこねられます。
なので、また走って走って走りまくります。
私の方が先に限界を迎え、最終的にはしのくんを抱き抱え、自転車も持って帰ります。
発達障害グレーゾーンの息子は、大好きな自転車の練習や公園遊びを切り上げようとすると癇癪を起こしてしまう。暴れる息子と自転車を抱えて家に帰る母。
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毎回ヘトヘトになることが目に見えているため、しのくんの自転車の練習に付き合うのには覚悟が必要でした。
公園遊びも同様で、しのくんのペースに合わせると私の方が先に体力がなくなり、最終的には帰りたくないと癇癪を起こして暴れるしのくんを抱き抱えて帰ります。

遊びはどうやって切り上げる?母の苦肉の策は…

そんなある日、いつものようにしのくんが自転車の練習から帰らないと駄々をこねているときのことです。

私はそういえばしのくんが前からほしがっていたおもちゃをまだ渡してなかったことを思い出しました。

そこで、帰らないと駄々をこねているしのくんに、「あ!そういえば、新しいおもちゃ買ったよ!お家に帰ったら遊べるよ」と言ってみました。
すると、今まで帰らないと駄々をこねていたしのくんが、「え?新しいおもちゃ!?」と食いつき、ピタッと暴れるのをやめたのです。

その後、すんなり私の言うことを聞いて、家に無事帰ることができました。
お家に帰ったらおもちゃで遊べるよというと、ぴたっと暴れるのをやめた発達グレーゾーンの息子
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