「ぼーっとするときはどうする?」「飲み合わせは?」など医師に聞く「デエビゴ」「子どもの睡眠」Q&A②

引き続きデエビゴや子どもの睡眠についての疑問を、小児科医の鈴木直光先生に答えていただきました。

Q 日中ぼーっとして、仕事などに集中できなかったり、不注意でけがをしてしまったりしないか不安です。

(質問)
デエビゴを処方されましたが、効き目はどのぐらい続くのでしょうか。大切な会議や打ち合わせのときに眠くなったりしないか心配です。

(回答)
デエビゴは服用してから8時間程度で効果は薄れるので、日中の活動にはあまり影響が出ないとされています。しかし、薬の効き目には個人差があるので、翌日に眠気が残ったり、ふらつきが出たりする人もいるでしょう。
服用してみて、翌日も眠気が強いと感じたら、医師に相談して量を調整したり、薬の種類を変えたりするといいでしょう。
日中ボーっとする原因の一つに睡眠時無呼吸症候群という疾患もあります。肥満の方で睡眠中の無呼吸が頻回にあると日中眠気が襲ってきます。肥満の方は単に薬の副作用だけを考えずにこういった疾患も考慮して耳鼻科医にも相談してみましょう。
回答:鈴木 直光先生(小児科医/筑波こどものこころクリニック院長)
回答:鈴木 直光先生(小児科医/筑波こどものこころクリニック院長)
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Q ADHDがあり、ほかにも薬を服用しています。飲み合わせに気をつけるべき薬はありますか?

(質問)
ADHDがあり、毎日薬を飲んでいます。最近、中途覚醒することが多く、疲れがとれないので睡眠薬を処方してもらおうかと考えています。飲み合わせで注意することがあれば教えてください。

(回答)
ADHD治療薬の一つであるインチュニブは眠気が強くなる副作用があります。そのためデエビゴと併用すると、必要以上に眠気が強くなってしまうことがあります。

インチュニブに限らず、薬は併用すると、ほかの薬の効果を強めたり、弱めたりすることがあります。また飲み合わせによって副作用が出ることもあるため、普段服用している薬を飲んでいるときは、必ず医師に相談してください。
回答:鈴木 直光先生(小児科医/筑波こどものこころクリニック院長)
回答:鈴木 直光先生(小児科医/筑波こどものこころクリニック院長)
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デエビゴの使用は医師とよく相談を

デエビゴは成人に対して処方される睡眠薬の一種で、睡眠障害(不眠症)の症状に効果があるとされています(小児には処方されません)。一方で傾眠や頭痛、吐き気、悪夢などの副作用も報告されています。特に眠気が残っているときには車の運転や機械操作などはしないように注意が必要です。

子どもに不眠などの症状が現れているときには、まずは睡眠衛生環境を整えることが大事です。それでも改善しないときには、小児科の神経外来や児童精神科などを受診してみるといいでしょう。
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コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。

SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。

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